「自分はサラリーマンだから節税なんて必要ない!」なんて勘違いしていませんか? …いえいえ。昔と違って、最近の節税制度は充実しています。人によっては、毎年10万円以上も節税できる可能性があります。だから、節税をあなどっていると、きっと後悔しますよ。
 
そこで今回は、サラリーマンの方に向けて、今すぐ使える節税テクニックを2つご紹介しましょう。この2つの制度を使うだけでも、あなたの家計は、だいぶ潤うかも?
 

今すぐ使える節税テクその1:iDeCo

1つ目の節税テクは、iDeCo(個人型の確定拠出年金)です。iDeCoって何?と思った方のために説明をすると、これは自分で自分のために貯められる年金のようなものです。iDeCoを使うメリットについては、過去にご説明したことがあります。ぜひ、そちらの記事をご参照ください。
 
とても良い制度なのですが、利用している人数がまだ100万人ほどしか居ません(1)。生産年齢人口のうち、98%が利用していないというのだから、驚きです。そしてもったいない!
 
iDeCoでは、大きく分けて3種類の節税効果が得られます。具体的には、「積み立てしたときには所得控除できる」「運用で利益を出したときは非課税にできる」「受け取るときも控除対象にできる」という利点があります。
 
サラリーマンとして収入が大きな方は、iDeCoによる所得控除だけでも、1年あたり数万円~十数万円ほどの節税効果が得られると期待できます。それに、制度の仕組みも資産形成しやすい積立型(2)なので、お金を貯めたいときにも効果的です。まだ利用していない方は、早めに資料請求をするなどした方がよいですよ。
 
ただし、一部の企業年金が充実している方は、iDeCoを利用できない場合があります。しかし、そういう方はむしろ喜ぶべきです。たまに「私はiDeCoが使えない!」と愚痴を漏らす方が居ますが、「iDeCoが利用できない人=企業年金に恵まれている人」なので、悲観する必要はありません。
 
それでも、もしあなたが「iDeCoが使えない人は、どうやって節税すればよいの?」と考えているのであれば、iDeCoの代わりにつみたてNISAの利用を検討してみてはいかがでしょうか。つみたてNISAはiDeCoと併用することもできますので、組み合わせて利用するのがオススメです。
 

今すぐ使える節税テクその2:ふるさと納税

2つ目の節税テクは、「ふるさと納税」です。ふるさと納税では、地方公共団体にお金を寄附することによって実質無料に近い形で、「返礼品」を受け取ることができる制度です。
 
つまり、「ほぼ無料で、プレゼントを貰えるお得な制度!」と、ざっくり覚えておくとよいでしょう。厳密にいうと少しコストがかかるのと、節税範囲に留められる寄附金を計算する必要がありますが、利用の際に勉強しておけば問題ないかと思います。

ふるさと納税では、厳密には節税効果は得られません。節税金額分と同額の寄附をしなければならないので、税金が減ることがないからです。しかし、その代わりに「返礼品」と呼ばれるプレゼントを受け取ることができます。

上手に返礼品を選ぶことができたら、ちょっとした小旅行ができたり、生活費を節約することができます。知っておく分には損はないでしょうから、いちど調べてみてはいかがでしょうか。
 
ふるさと納税の賢い使い方については、いちど記事で取り上げたことがあります。「ふるさと納税」の旨みを最大限味わいたい!という方は、ぜひこちらの記事も読んでいただけたらと思います。
 

まとめ

世の中には、知っているだけで得することが沢山あります。同じ仕事。同じ収入。同じ支出。まったく同じ家計だとしても、「節税しているか・していないか」の違いだけで、得られる結果は驚くほど変わってきます。
 
本日ご紹介した2つの制度を使うだけでも、年あたり数万円~十数万円の効果が得られるでしょう。上手に活かして下さいね。
 
●参考文献
 
  1. プレスリリース:国民年金基金連合会, 2018, "iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入者等について"
  2. ディスカッションペーパー:Nava Ashraf, Dean S. Karlan, and Wesley Yin, 2006, “Household Decision Making and Savings Impacts: Further Evidence from a Commitment Savings Product in the Philippines”, Yale University Evonomic Growth Center Discussion Paper, 939
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