あまり動きの出ていなかったドル円相場ですが、2018年夏以降は円安ドル高が進行しています。日本を代表する企業には輸出産業が多いため、円安ドル高が進行すれば、一般的に日本企業の業績には好影響を与えると言われています。ドル円相場ではこのままドル買いが進行するのでしょうか?

ドル円相場の現状を把握する

ドル円の2018年夏以降の日足チャートを見てみましょう。
201810

ドル円チャート。会社四季報オンラインより

 チャートを分析する限りでは、動きのなかったドル円に、2018年夏以降はドル買いが継続していることがわかりますね。
 

為替の方向性を見極めるトレンドライン分析

テクニカル分析では、価格の過去の動きを使って今後どう動く可能性があるのかを分析します。絶対に今後の動きがわかるわけではありませんが、多くの人がチャートを利用していますから、利用しないよりは利用した方がよいでしょう。テクニカル分析を利用することで、「負ける」リスクを低減することが可能にはなるでしょう。

為替も株も、時々刻々と価格が変動しています。このような金融商品を取引する場合、株価の大きな流れ、いわゆる方向性(トレンドとも言います)を見極めることが大事です。株や為替がどのような方向性にあるのかを分析して、今後どう動くのかを分析する方法のことを「トレンドライン分析」と言います。

方向性(=トレンド)としては次の3つがあります。

①    上昇トレンド
②    下落トレンド
③    横ばい(もみ合い・ボックス)トレンド


トレンドライン分析では、買いなのか、売りなのかを分析します。ドル円の場合には、ドル売り(=円買い)なのか、それともドル買い(円売り)下落なのか、もしくは横ばいなのか、ドル円の方向性=トレンドを分析します。上記の3つのトレンドのどれに当てはまるのかを分析します。

トレンドライン分析では、「トレンドライン」を引きます。トレンドラインとは、高値や安値を結ぶことで引くことができる線のことで、上値抵抗線(レジスタンスライン)と、下値支持線(サポートライン)があります。トレンドラインを下回ったり、上回ったりすることで、トレンドの転換点を分析することができます。一般的に、動きにトレンドが発生すると、一定期間トレンドは継続し、転換するまで続きます。トレンドに合わせて、売買する戦略を「トレンドフォロー戦略」と言います。
 

今後の動きはどう考える?

ドル円のチャートにトレンドラインを引いてみましょう。
 
201810

日経平均株価チャート。会社四季報オンラインより


チャートを分析する限りでは、夏以降はドル買いのトレンドが発生していることがわかりますが、執筆時の10月9日時点では短期的なトレンドが転換した様子が考えられます。

トレンドフォロー戦略では、トレンドが継続するまではドル買い、トレンドが転換したらドル売りになります。ドル円の動きをチャートで確認しておきましょう。トレンドに沿った売買を心掛けましょう。


※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。

★週間見通しのチャート画像を、無料のメルマガで毎週末配信しています。チャート画像を見たい時は「【無料】横山利香が毎週日曜日にお届けします!日経平均株価のチャート分析をメールで手に入れよう!」に登録をしてください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。