年末年始の節約成功術とは?10月・11月から計画しておこう
マイホーム購入や子どもの大学等の進学を控えているご家庭は、「今年の年末年始はできるだけ支出を抑えて貯蓄をしたい!」と思っているのではないでしょうか? 支出の多くなる年末年始の節約は10月・11月から準備をすることで成功します。忙しく支出の多い12月は家計の見直しには適しません。イベントや支出の少ない10月・11月に家計を見直し、家計をスリムにしておくことで、12月や年末年始に絶大な節約効果があらわれるのです。
予算を立てる
まず最初にやるべきことは予算立てです。年末年始に何にいくらかかるのか、項目毎に書き出してみましょう。支出が多い年末年始だからこそ、予算を立てて計画的にお金を使わなければ、せっかく貯蓄したお金に手をつけてしまいかねません。予算立てのメリットは、予算に合せたお金の使い方をしようと意識が向き、必要以上の買い物を防ぐことができることです。できるだけ以下のように項目毎に予算を立てていくのがポイントです。
<予算立ての例>
クリスマスケーキ 4,000円
クリスマスプレゼント 1万円
クリスマスディナー 5,000円
お歳暮 3万円
年賀状 6,000円
年賀状印刷 1万円
節約できる項目を探す
予算を立てたら、節約できる項目を見付けて、いくら節約できるかを書き出していきましょう。ケーキ 4,000円⇒手作りで(2,000円)節約
お歳暮 3万円⇒早割で1割(3,000円)節約
年賀状印刷 1万円⇒早割で1割(1,000円)節約
帰省 10万円⇒マイル利用で(5万円)節約
クレジットカードのポイントのマイル移行は早めにしておこう
帰省や旅行で飛行機を使う場合はマイルを利用すると大幅に節約できます。しかし、クレジットカードのポイントをマイルに移行するには数週間かかる場合がありますので、早いうちに手続きしておく必要があります。マイル枠は2カ月前からの予約になるので、年末年始に利用する場合は10月中にはポイントからマイルへの移行が終わっている状態がベストです。年末年始のマイル枠は争奪戦になりますので、気合を入れて予約に挑みましょう。クリスマス料理やおせち料理の準備は早いうちから少しずつ
年末が近づくほど、食品も価格が上がり、直前になると品薄になりますので、乾物や缶詰類、冷凍物などの日持ちする食品に関しては早いうちから買い集めておきましょう。ふるさと納税を賢く活用
ふるさと納税を活用することで、節税効果はもちろんのこと、年末年始に増加しやすい食費やお歳暮等の交際費節約にもつながります。■10月・11月中に寄附をする
12月に入ると申込みが集中し、希望の返礼品が品切れしたり、年内に返礼品が届かないこともあります。10月・11月中に寄附を行い、必要な時期には届いておくようにします。期日指定ができる場合もあるので活用しましょう。
■使用頻度の高い食品ほどふるさと納税を活用する
節約のポイントは「使用頻度の高いモノ程、安く買う」です。従ってお米や普段使いの食品を選ぶと、食費の節約になります。高級ステーキ肉やカニやイクラなどは「普段使い」ではありませんが、クリスマスディナーやおせち料理には重宝しますので、イベントで使うためなら節約効果が高くなります。
■お歳暮活用
ふるさと納税の返礼品はその自治体を代表とする新鮮な特産物や上質な工芸品等が送られて来るので安心して贈答用に使用できるのも魅力です。贈答品対応、のし対応を取入れている自治体も多いので上手に活用していくとよいでしょう。
10月・11月にしておきたいその他の節約術
■不用品を売る不用品を売る場合、大掃除や引越時期は不用品を売る人も増えるため、買取価格が低くなりますので、秋のうちに冬物を売っておく方が高値で買取ってもらえます。
■電力会社・ガス会社の見直し
冬になれば光熱費は増えます。その前に電力会社・ガス会社を見直しておく方が節約効果は高くなります。
季節を問わずやっておきたい節約術
■携帯電話を格安携帯へ家計における通信費の負担は子どもが携帯を持ち始めると、毎月の手取り収入の1割(手取り30万円に対して通信費3万円)にもなるご家庭が多くなります。格安携帯への移行することで通信費を半分にすることができますので、節約効果は絶大です。
■生命保険・医療保険の見直し
不要な特約を外すなど、定期的な見直しは必要です。タイミングは年齢が上がる2カ月前まで。
■自動車保険の見直し
年齢条件や車両保険など、あらためて条件を見直してみましょう。
これらの節約術を時間に余裕のある10月・11月に行っておけば、支出の増える12月でも家計はぐっとスリムになり、ボーナスに手を付けず貯蓄することができるのではないでしょうか。
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