金持ち体質な人は、新しい人との交流を好み、自分よりもレベルの高い人と付き合う
貧乏体質な人はいつも同じ人、自分と同じか低いレベルの人と付き合います。しかし金持ち体質な人は、新しい人との交流を好み、自分よりも少しレベルの高い人と付き合います。この場合、相手もこちらのことを自分より少しレベルが高いと受け止めており、お互いに尊敬・尊重し合っているということです。つまり自分の体質を変えるには、貧乏体質の人がそこから抜け出すには、つきあう人を変えることです。それも自分と同等以上の人に、です。
ではどうすればそれができるかというと、会社の中なら自分よりも優秀で成績上位の人に近づくのです。優秀な人材は、ものの見方・考え方は、自分のそれとは違う。仕事の組み立て方、段取りも違う。いつもの同僚との飲み会で「やってらんねー」「部長はバカだよな」などと愚痴っている自分とその仲間とも違う。しかし、居心地が悪い。だからこそ大いに参考になるのです。
次に、有能な上司に近づくことです。上司はプレーヤーとして優秀だったからこそ上司に抜擢されています。だから自分よりも多くの引き出しを持っています。仕事のコツや勘所を掴んでいます。リーダーシップや判断力もある。つまり上司から得るものも大きい。(たまにダメ上司はいます)しかし、上司の近くにいるのは居心地が悪い。だからこそ学べるのです。
そうやって自分とは異なる人、自分より上位の人とつきあうには、自分と違う点を受け入れ、その違いに敬意を払い、その違いを面白がることです。貧乏体質の人は、自分と異なる人やものの見方・考え方には反発します。だからネット炎上が繰り返し起こるのですね。
しかしお金持ちを見ていると、異質の人との出会いを歓迎し楽しんでいます。ダイバーシティという言葉がありますが、その根底にあるのは、相手に対する「尊重の気持ち」と「寛容な心」というわけです。