スイーツ・デザート/デパ地下・商業施設のスイーツ

今食べるべき!おすすめ絶品モンブラン6選 2018年

人気の秋スイーツ、モンブラン。通年ある定番スイーツですが、近年は秋冬限定のものも多く登場。そんな中から、ぜひ食べておきたい美味しいおすすめモンブランをAll Aboutスイーツガイドの下井美奈子さんに教えていただきました!

執筆者:All About 編集部

モンブランとは? その意味と由来。モンテビアンコも同じスイーツ

モンブラン

モンブランと言っても、カタチも味わいも様々


人気の秋スイーツ、モンブラン。その特徴といえば、栗をふんだんに使うことで、名前の由来は、もともとアルプス山脈のモンブラン(フランス語で“白い山”の意味)の形に似せて作られたことから。また、山のモンブラン自体がイタリアではモンテビアンコと呼ぶため、スイーツもイタリアではモンテビアンコと呼ばれます。

ケーキ屋さんで年間を通して並ぶことも多い人気のケーキですが、ぜひ食べておきたいのが、その年の栗を使った秋冬限定のモンブラン。特に近年は、洋栗ではなく和栗を使った「和栗モンブラン」に注目が!

 

今食べるべきおすすめ「モンブラン」をAll Aboutスイーツガイドの下井美奈子さんに尋ねました

All Aboutスイーツガイド 下井美奈子さん

All Aboutスイーツガイド 下井美奈子さん

そんな人気のモンブランの中から、必食のおすすめをAll Aboutスイーツガイドの下井美奈子さんに教えていただきました。

選んでいただいたのは、アイデアと情熱に満ちた、東京のホテルが生み出すモンブラン。伝統のレシピから、最新の技巧が詰まったものまで、絶品の美味しいモンブランをぜひ食べてみてください!(以下テキストは、下井美奈子さん)
 

東京會舘:洋菓子の巨匠が考案した「マロンシャンテリー」

東京會舘の「マロンシャンテリー」

東京會舘の「マロンシャンテリー」

「東京會舘」初代製菓長で、日本の洋菓子の祖の一人として知られる巨匠・勝目清鷹氏が生み出し、60年以上も変わらぬ味を守る「マロンシャンテリー」。

1950年頃、本場のモンブランを日本人向けにアレンジしたもので、上質の栗を2度裏ごしし、さらに荒い目に通して空気を含ませ、スポンジの上へ。そして手の熱を伝えぬように素早く生クリームをまとわせます。この生クリームを絞る様が職人技です。

また9、10月の2か月限定で「マロンシャンテリー アールグレイ」も販売。マロンシャンテリーと同じく裏ごしした栗の甘露煮が中に入っています。さらに新栗をつかった「プレミアム マロンシャンテリー」(浜松町東京會舘、如水会館 限定販売)が10月限定で登場。10月にこれら3種類のマロンシャンテリーが揃うので、食べ比べてはいかがでしょう?(2019年1月8日に開業予定の「東京會舘 本舘」(東京都千代田区丸の内3-2-1)も待ち遠しい!)
 
価格:
マロンシャンテリー 980円(税別) 通年販売
マロンシャンテリー アールグレイ 980円(税別) 販売期間 9月1日~10月31日
プレミアム マロンシャンテリー 1,500円(税別) 販売期間 10月1日~10月31日

※「東京會舘 本舘」が開業する前も、いくつかの場所で購入できます。
※イートイン、テイクアウトともに可能

浜松町東京會舘 レストラン レインボー
住所:東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル39F
電話:03-3435-2600
ランチ(月~日・祝)11:30~16:00(L.O. 15:00)
ディナー(月~土) 17:00~22:00(L.O. 21:00)
(日・祝) 17:00~21:30(L.O. 20:30)
https://www.kaikan.co.jp/hamamatsucho/restaurant/rainbow/

如水会館 カフェ&パブ マーキュリー
住所:東京都千代田区一ツ橋2-1-1
電話:03-3261-1108
営業時間 11:00~22:00
https://www.kaikan.co.jp/josui/restaurant/mercury/

富国ビル営業所 東京會舘 レストラン ロッシニ
住所:東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル1F
電話:03-3215-2123
営業時間 11:00~22:00(L.O. 21:30)
※土・日・祝日は定休日です
https://www.kaikan.co.jp/branch/fukoku/restaurant/rossini/

大手町 LEVEL XXI 東京會舘 レストラン ベラージュ
住所:東京都千代田区大手町2-2-2 アーバンネット大手町ビル21F LEVEL XXI(レベル 21)
電話:03-5255-1519
営業時間 11:30~14:00 17:00~22:00(L.O. 21:00)
※土・日・祝日は定休日です
https://www.kaikan.co.jp/xxi/restaurant/belage/

銀座スカイラウンジ
住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館15F
電話:03-3212-2775
営業時間:11:00~22:00(L.O. 21:00)
https://www.kaikan.co.jp/branch/skylounge/about/

 

ホテルニューオータニ:名実ともにスーパーな格付けの憧れモンブラン

ホテルニューオータニの「スーパーモンブラン」

ホテルニューオータニの「スーパーモンブラン」

格調高く美しい見た目だけでなく、厳選された素材をつかったスーパーな格付けの憧れのモンブラン「スーパーモンブラン」。

一般的なモンブランより一まわり大きく、マロンクリームもたっぷりと贅沢に絞られています。兵庫県三田産の銀寄種をはじめ、その時期に最も美味しい和栗を厳撰。マロンクリームは生クリームを最小限に抑えることで、和栗のホクホクとした味わいをダイレクトに感じられます。しっとりとした栗きんとんというイメージ。

毎年少しずつ変化する中心部は、ほっくりとした『国産和栗の甘露煮』、スッとくちどけの良い『豆乳葛』、抹茶のほろ苦さが全体の風味を引き締める『豆乳抹茶ガナッシュクリーム」。また土台のリンツァートルテは、青ヶ島の「ひんぎゃの塩」が隠し味で、その塩気が味わいを奥行きのあるものにしてくれます。複雑な構成でありながら、さっぱりとした和素材の組み合わせは、和栗の風味を最大限に引き立てています。「さすが“スーパー”」と思わず唸ってしまうモンブランです。

パン&ケーキ「パティスリーSATSUKI」
住所:東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ(東京) ロビィ階
電話:03-3211-7252
販売期間:2018年9月1日(土)~2019年1月31日(木)
営業時間:11:00~21:00
価格:スーパーモンブラン 2,300円(税別)
https://www.newotani.co.jp/tokyo/restaurant/p-satsuki/

 

グランド ハイアット 東京:フレッシュな栗の風味がたまらない手間暇かけた味わい

グランド ハイアット 東京の「モンテビアンコ フレスコ」

グランド ハイアット 東京の「モンテビアンコ フレスコ」

「モンテビアンコ フレスコ」のフレスコは“フレッシュ”の意味。ペストリー料理長 金子浩さんが作るモンテビアンコは、フレッシュな栗の風味がいかされています。

その時に良い状態のフレッシュな国産栗を仕入れ、渋皮をむいた状態で、くちなしの実と共に火を通して柔らかく仕上げます。それをバニラで香りづけた糖液でコンポート。さらに裏ごしをしてペーストにするまで、ホテルで一貫して行います。この工程で約3日間かけ、自家製ならではのフレッシュな栗の風味を生かしたケーキが出来上がります。

この栗のペーストにカスタードクリームと生クリームを合わせて滑らかなくちどけに仕上げます。土台には香ばしいヘーゼルナッツのメレンゲを3時間かけて乾燥焼きしザックリと軽い食感を。さらに刻んだ栗を合わせたバニラムースと合わせます。この手間暇かけたフレッシュな栗の風味を生かした季節限定のモンテビアンコが毎年人気なのは頷けます。

「フィオレンティーナ ペストリーブティック」
住所:東京都港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京 1 階 ロビーフロア
電話:03-4333-8713
販売期間:2018年9月6日(木)~2018年10月31日(水)
営業時間:9:00~22:00 ※ケーキ・タルトの販売は10:00~22:00
価格:モンテビアンコ フレスコ ピース 650 円(税別)  ホール(12cm) 3,500 円(税別)
https://www.tokyo.grand.hyatt.co.jp/restaurants/fiorentina-pastry-tokyo/

 

帝国ホテル:質にこだわりぬいた和栗の風味が薫る上品な味わい

帝国ホテルの「モンブラン」

帝国ホテルの「モンブラン」

帝国ホテル本館1Fのガルガンチュワで販売している、和栗の上品な味わいを一年中楽しめるモンブラン。マロンクリームには少量のカスタードを加え、適度に柔らかく優しい味わい。和菓子や和食に使用されている「小田巻」という調理器具でマロンクリームを絞り、クリームが全体に覆いかぶさるような贅沢な仕上がりになっています。

中心に上品な甘さの生クリーム、しっとりとしたジェノワーズに和栗のペーストと生クリームを重ねたケーキです。この中心に隠れている和栗のペーストは、栗きんとんを思わせるほど栗の味が濃いのが魅力です。栗は水に入れて沈んだ密度の高い栗を厳選し、収穫したての一番状態の良いものを、人の手で中身を丁寧に掻き出して、濾す網目のサイズも試行錯誤を重ねたもの。栗のペーストに混ぜる砂糖の量などもこだわりぬき、和栗好きの方にぜひとも味わっていただきたい逸品です。カリカリのアーモンドの糖衣がけも食感のアクセントです。

「ガルガンチュワ」
住所:東京都千代田区内幸町1‐1‐1 帝国ホテル東京 本館1階
電話:03-3539-8086
販売期間:通年
営業時間:8:00~20:00
価格:モンブラン 800円(税別)
https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/hotelshop/index.html

 

パレスホテル東京:1961年パレスホテル開業時から受け継がれる味

パレスホテル東京の「マロンシャンティイ」

パレスホテル東京の「マロンシャンティイ」

「栗と生クリームだけのシンプルなデザートだからこそ、お客様に驚きと感動を与えたい」

パレスホテル伝統の「マロンシャンティイ」。ジェノワーズ、栗、生クリームという構成で、1961年のパレスホテル開業時から変わらないこだわりが詰まっています。

栗は全体になめらかにするのではなく、粗めに裏ごして小さな粒を残すことで、食感に変化が加わります。この栗のつぶつぶ感を噛みしめるほどに、栗の風味が口いっぱいに広がります。また、マロンクリームをスポンジ生地の上にのせる際、ふんわりと空気を含ませて固めることで、口の中でほろりと崩れていく質感が魅力。フンワリとくちどけの良い生クリームで味わいを一つにまとめています。「久しぶりに食べたけれど、相変わらず美味しい」と年配のお客様からお言葉をいただくそうです。老若男女問わず愛され、時代を超えて変わらぬ味わいを続けてほしい逸品です。

ペストリーショップ「スイーツ&デリ」
住所:東京都千代田区丸の内1-1-1 B1階
電話:03-3211-5315
販売期間:通年
営業時間:10:00~20:00
価格:マロンシャンティイ 600円(税別)※テイクアウト
※1Fのレストラン・ラウンジでも提供
https://www.palacehoteltokyo.com/restaurants-bars/sweets_deli/

 

ハイアット リージェンシー 東京:カシスと組み合わせた軽やかなマロンムース

ハイアット リージェンシー 東京の「モンブラン

ハイアット リージェンシー 東京の「モンブラン」

フランスでの経験が長いペストリー・ベーカー料理長 佐藤浩一さんが作るモンブランは洋栗をつかった軽やかなプティガトー。和栗ベースのモンブランが揃う今、洋栗をつかったモンブランを味わいたい方もいらっしゃるのではないでしょうか?

アンベールのヨーロッパ産の栗に、天然のマダガスカル産バニラを加えたマロンペーストをベースにつかった、ふんわりくちどけの良い栗のムース。その中に、自家製カシスのコンポートが隠れ爽やかな風味をプラスしています。洋栗ならではの芳醇な香りに、カシスの華やかな香りがプラスされています。サクサクとしたくちどけの良いメレンゲの食感もよく、プティガトーとしてバランスのよい味わい。

個人的にはモンブランにカシスがプラスされる場合は、洋栗が合うと思っているので、まさにベストな組み合わせです。洋栗ならではの風味を生かしたふんわりとしたマロンムースと、爽やかなカシスのジャムが合わさった上品な味わいです。

「ペストリーショップ」
住所:東京都新宿区西新宿2-7-2 ハイアット リージェンシー 東京  ロビーフロア・2F
電話:03-3348-1234(代表)
販売期間:通年
営業時間:10:00~21:00
価格:モンブラン 550円(税別)
http://www.hyattregencytokyo.com/restaurant/pastryshop/

*****

読むだけでシェフたちの情熱が伝わりますね。期間限定のものを多く紹介していただきましたので、気になるモンブランは食べそびれないようにしてくださいね!
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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