大人の婚活で「アリ」「ナシ」を正しく見極める方法
憧れの結婚。運命の相手に出会えると強く信じれば、きっと婚活は成功します!
恋愛の出会いと婚活の出会いは違います。「恋愛的な出会い」では、どのように進展するか未知数だったり、進展のスピードも相手によりさまざまですが、「婚活的な出会い」は、最初から「結婚相手になるかもしれない」前提となるため、場合によっては出会う前から「ふるいにかける」ステップが生じます。
結婚相手を見つけるためには、前提として「どんな相手が自分にふさわしいか」わかっている必要があります。しかし最初のうちは、むやみに高い理想を掲げてしまいがち。
いろんな人を紹介されたりデートをするうちに自身の傾向は見えてくるものですが、最初のうちは過去の恋愛から「こういう人はNG」「こういう人がいい」といった好みを分析しておきましょう。大人だからこそ、過去というストックされた自身の情報が役に立ちます。
<判断材料になる項目例>
・年齢(自分より上/下/同世代のどれがベストか)
・婚歴(未婚のみ/バツイチ、子供の有無)
・外見(どの程度重視するか、顔立ち/体型/服装の優先度合)
・性格(リードするタイプか、歩調を合わせるタイプか)
・出身地(こだわりはあるか、自分と近いほうがいいか)
・家族構成(同居の可能性、子供の希望)
・職業(希望年収、望む業界や職種はあるか)
・生活スタイル(朝型か夜型か、希望は共働き/専業主婦か、外食派か自炊派か)
それぞれ「理想」「最低ライン」をピックアップし、その中でも「重視する項目」を決めておけば、婚活パーティーでも効率よく出会うことができるし、婚活サイトでも最適なマッチングがしやすくなります。
第ゼロ印象(会う前)は、ここをチェック
婚活パーティーの利点は、短時間で多数の人と出会えること。カップル成立のためには、見極めだけでなく上手な自己アピールも求められます。
結婚相談所や婚活サイトにおいては、会う前に相手のプロフィールを知ることができます。当然ながら、あなたも相手からプロフィールを見られた上で「会ってみるかどうか」ジャッジされるということです。
忙しい大人は、できるだけ時間も労力もかけたくないもの。会う前に相手の情報が得られる場合は、前述の好み(条件)を基準に「アリ」「ナシ」を判断します。
ただし、満点しか認めなかったら該当者がいなくなるかもしれません。逆に、合格ラインを50点程度にすると、該当者が多くなりすぎる恐れがあります。ベストは70~80点。重視する項目だけは外さず、それ以外は「ある程度近い」ならば、会ってみる価値はあると思います。
第一印象(初対面)の「勘」は当たる
初対面の際、緊張して相手を観察することを忘れてしまう人は少なくありません。もしあなたが人見知りならば、会う前にコミュニケーションを図れる婚活サイト(婚活系マッチングアプリや結婚情報サービス)からの出会いがベストですが、対面でコミュニケーションがスタートする結婚相談所や婚活パーティーなどの場合は、あらかじめ「最初に必ず出す話題」を決めておくこと。例えば、趣味や仕事内容に関する質問などです。これにより、会話のきっかけにつまずかないだけでも、早く緊張を解くことができます。
初対面のときに相手から受ける印象は、「なんとなく好き」「なんとなく苦手」という「言語化できない感覚」が重要です。ハッキリと「ここが良かった」と具体的に言える項目(服装、顔立ち、声、会話)ばかりではないでしょう。
誰しも初対面のときは、自分を少しでもよく見せようと意識するもの。しかし、いくら「いい人」を演出しようと、その人の性根は目つきに、そのときの気分は表情に表れます。人間は、意外と勘が働くもの。相手のわずかな感情の変化は、意識せずともその「なんとなく」がちゃんと受け止めています。
逆に、無意識レベルの「なんとなく」が悪い印象だった場合は、たとえ条件がよくても「ナシ」にしたほうが賢明です。
なまじ条件がいいと、後で気になる一面が見えてきても目をつぶってしまいがち。自身の勘を信じ、「なんとなく好き」な相手とだけ、次に進みましょう。
第二印象(初デート以降)からはじっくりと
2回目以降のデートはフィーリング重視。もっと親しくなりたい気持ちがあれば、迷わず進みましょう。
2回目のデートが実現したら、あとは普通の男女交際とおおよそ同じ。あなた(または相手)が「いつまでに結論を出すか」期限を設定していない限り、その先はあなたと相手次第です。
婚活における最初の結論と言えるのは、「正式に(結婚を前提として)相手と交際することを決める」こと、つまり、候補者をひとりに絞る「真剣交際」を指します。個人での婚活であれば、結婚の約束をするまでは、複数の相手と並行しておつき合いする人もいます。ちなみに結婚相談所の場合、並行しての交際は数名までOKのケースが多いですが、真剣交際後は並行できませんので注意しましょう。
一昨年に婚活をした筆者も、正式な交際をする前は複数の男性とデートしていました。結果ひとりに絞って交際をスタートしたのですが、比較対象がいたことで、よりベストな相手を選べたと感じています。
何度かデートをする相手というのは、すでに条件面の基準値はクリアしており、第一印象でも及第点になっています。最終的には、「一緒にいる時間が心地よい」「気を遣わずにいられて楽」「フィーリングが合う」あたりで決めればいいのではないでしょうか。手を繋いで歩いてみるなど、「スキンシップ」の相性で決めてもいいと思います。
後悔しないのは「自分にとってベスト」な相手を選ぶこと
婚活のゴールは、結婚ではありません。その後、離婚することなく結婚生活を続けていけることが、婚活的には「成功」です。後悔しないためにも、「条件」だけで判断することは避けること。逆に、恋愛感覚の「ときめき」ばかり求めるのも、婚活という出会いの性質上、難しいと思います。
選ぶだけでなく選ばれる立場ということもあり、相手から「ナシ」にされると心が折れそうになるかもしれません。年齢が上になるほど独身者の絶対数が減るため、マッチングも難しくなります。でも、結婚できる相手はたったひとりです。たくさんの相手とマッチングすることが重要ではありません。
相思相愛にならなかった相手は「縁がなかった」だけ。諦めず「自分にとってベスト」な相手を探しましょう!
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