アクサ生命保険株式会社が、面白い調査結果(1)を公開しています。この調査結果によると、将来について「不安を感じている」「やや不安を感じている」と考えている人は、およそ80%もいるのだとか。
 
でも、ここまでは別に悪いことではありません。さまざまな調査結果(2)(3)によると、「不安になりがちな人は知性的で決断力が高い」という話もあります。だから、不安な気持ちを持っていること自体は悪いことではありません。
 
お金不安への対策

お金不安への対策

 

「不安を感じているけど、準備はしていない」ヒトが大半

一方、その不安を解消するために「十分な取り組みをしている」のは、そのうち4%にとどまりました。要するに、「不安を感じているけど、準備はしていない」ヒトが大半だということです。これは、由々しき事態ですね。
 
それと、まずいなと思ったのが、将来の不安に対して、どんな取り組みしていますか?という質問に対して「生命保険に加入しました」「住宅を買いました」という回答をした人が多かったという点です。
 
保険に加入し、住宅を買うのは、保険会社側や住宅会社側が儲かることです。確率的にいって、儲かる可能性は低いでしょう。よって、「将来への対策」としては効果が薄いです。
 

 お金が「不安」をへらす

じゃあ、どうすればよいか?というと、ズバリ答えは、「収入を増やせ!」「蓄財しろ!」という2点に尽きます。
 
お金と幸せの関係は、切っても切り離せない関係があります。米アリー銀行が2013年に公開した記事(4)によると、「貯蓄をしている人ほど幸福感が高い」という結果が得られました。
 
ほかにも、プリンストン大学名誉教授のダニエル・カーネマンは、「年収900万円くらいを稼げると幸福度が高まる」という話(5)をしています。
 
ただし、ブリティッシュコロンビア大学の研究(6)では、「お金で不幸は減るけど、幸福とは関係ない」という話も出ていますから、安易に「金があれば幸せを買える」と考えるのは、違います。
 
これらの3つを踏まえると、個人としては、「お金を持つと、不幸が減る。マイナスが減るおかげで、幸福感が高まるのでは?」と考えています。つまり、あくまでお金は「不幸を避ける」「不安を和らげる」ために有効ってことであって、「お金で幸せを買える訳じゃないよ」ってことですね。
 
研究結果を見るかぎり、「不幸にならないためにも、もっとお金を稼ぎたい!」「不安を無くしたいから、もっとお金を貯めなきゃ!」と考えることこそ、正しい方向感覚な気がします。
 

収入と貯蓄を同時に増やすてっとり早い方法

こんな話をすると、「じゃあ、収入と貯蓄をてっとり早く増やすには、どんなことができるだろう?」って、気になりますよね? これを実現するには、いろんな方法が考えられるでしょう。いろんな方法がありますが、大よそ分類すると、以下の4つに分けられると思います。
 
1つ目は、「今の職場で給料アップを目指す」方法。
2つ目は、
「転職をすることで給料アップを目指す」方法。
3つ目は、
「自分で仕事を作っちゃえばよいんじゃね?」という方法。
4つ目は、
「不労所得を増やそうぜ」という方法です。
 
1つ目~3つ目は、どれがよいかは人にもよりますので、詳しいことはいえません。しかも、時間がかかります。ですが、こういう生活の根幹に関わることは、長期的にも影響大なことばかりです。だから、時間をかけてじっくり考えてみる価値はあると思いますよ~。
 
よって、4つ目の「不労所得を増やそうぜ」が、いちばんてっとり早いと思います。不労所得を増やすには、生活費の中でも固定費を減らして、その減らしたぶんのお金を資産運用に回す(←「お金の無い20代が確実に金持ちになれる作戦」を参照)というのが、いちばんラクで使える方法です。月々1万円の積み立て投資でも、36年後には、月々4万円の生活費に化けるでしょうからね。
 
それに、不労所得を増やす方法では、同時に貯蓄も進んでいきますから、良いことずくめだと思います。早いうちから始めておいて、損はないでしょう。
 

行動を起こさなければ、意味が無い!

それにしても、冒頭で紹介した「将来に対して不安を感じている人はたくさんいるけど、準備をしている人はほとんどいない」って話は衝撃的でしたね。なにもしなければ不安はなくなりません。
 
ちなみに、人間の平均寿命は10年ごとに2歳以上のペースで伸びているという話(7)もあります。長生きするヒトほど資産運用は有利ですから、今後は、不労所得を増やすことに力を入れるヒトほど、成功できる時代になるでしょうね。若いひとは、さっさと資産運用を始めるべきです。
 
漠然と「不安だなぁ……嫌だなぁ……」とイライラしても意味がありません。お金の問題は一生つきまとってきますから、不安と真剣に向き合い、実行に移すことが大切だと思います。
 
 
参考文献
 
(1) 資料:将来のお金に関する意識調査(アクサ生命・2017年3月)
(2) 調査:Anxiety and Decision-Making
(3) 調査:Personality and Individual Differences
(4) 記事:New Ally Bank Survey Links Money to Happiness
(5) 論文:High income improves evaluation of life but not emotional well-being
(6) 論文:Higher Income Is Associated With Less Daily Sadness but not More Daily Happiness
(7) 書籍:『LIFE SHIFT – 100年時代の人生戦略』


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