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単独世帯の平均所得は前年比で大幅増!

国民生活基礎調査では、全国の世帯を対象に世帯人員の所得や健康、介護等の状況について調査しています。その中に、世帯構造別にみた1世帯当たりの平均所得金額があり、まずは単独世帯(一人暮らし世帯)について確認し、32年間の推移をグラフにしてみました。総数は単独世帯以外の世帯も含む全世帯の平均値です。
 
所得金額、世帯当たり、単独世帯

1世帯当たり平均所得金額(単独世帯)

資料:厚生労働省「平成29年国民生活基礎調査」

直近2016年の1世帯当たりの平均所得金額は560万2千円で、前年に比べて14万8千円(2.7%)増えています。2013年の528万9千円から3年連続で増えており、アベノミクスの効果が出ているようです。ただ、2013年までは長期で下落しており、ピークだった1994年の664万2千円に比べればまだ100万円以上低い水準です。

単独世帯では最近3年の上昇がより顕著に表れています。男性の単独世帯(男性一人暮らし)は前年の322万2千円から360万円へ37万8千円(11.7%)も増えています。2014年からの2年間でみると実に62万9千円も増えており、上昇率は21.1%にもなります。過去最高だった1998年の409万8千円にはまだ届きませんが、かなり戻してきています。

女性の単独世帯(女性一人暮らし)も前年の202万4千円から237万6千円へ35万2千円も増えており、前年からの上昇率は男性も上回る17.4%となっています。女性は男性より平均所得金額が低いですが、2016年の平均所得金額は1996年の231万6千円を抜いて、統計のある32年間での最高額になっています。
女性、単独世帯、平均所得金額、増加

一人暮らし女性の平均世帯所得が大幅増!


単独世帯では男性も女性も所得金額が増えており、数年前に比べたらゆとりのある生活ができていそうです。ただ、今後も上昇傾向が続くとは限りません。
 

核家族世帯の平均所得は前年比2.8%増!

単独世帯に続いて核家族世帯(ファミリー世帯)も確認してみました。核家族世帯総数は、夫婦のみ世帯、夫婦と未婚の子のみの世帯、ひとり親と未婚の子のみの世帯を合わせたものです。
 
世帯当たり、平均所得、核家族

1世帯当たり平均所得金額(核家族世帯)

資料:厚生労働省「平成29年国民生活基礎調査」

2016年の1世帯当たりの平均所得金額は、夫婦のみ世帯が506万円、夫婦と未婚の子のみの世帯が758万円、ひとり親と未婚の子のみの世帯が422万9千円となっています。何れも前年より増えているため、核家族世帯の総数としても前年に比べて16万8千円(2.8%)増え、618万5千円となっています。

核家族世帯(総数)の平均所得金額の推移は、単独世帯(総数)と同じような傾向にあります。1990年代までは右肩上がりで順調に増えていましたが、バブル崩壊後しばらくして世帯所得も減少に転じました。そして、アベノミクスの効果からか最近になって再び増え始めています。ただ、1990年代の所得金額にはまだ及ばず、核家族世帯(総数)ではピークより90万円下回っています。
 

ファミリー世帯は世帯収入が多くても生活は大変

最後に、世帯構造による生活意識について確認してみました。世帯ごとに現在の生活状況を「大変苦しい」「やや苦しい」「普通」「ややゆとりがある」「ゆとりがある」の何れかから選択回答したものです。
 
単独世帯、夫婦、苦しい、生活意識

世帯構造別生活意識

資料:厚生労働省「平成29年国民生活基礎調査」

一人暮らし(単独世帯)でもファミリー(核家族世帯)でも、半数以上の世帯で生活が苦しい(大変苦しいとやや苦しいの計)と回答しています。特に子どものいる世帯(夫婦と未婚の子のみの世帯やひとり親と未婚の子のみの世帯)で苦しいとの回答が多く、割合は6割を超えています。逆にゆとりがある(ややゆとりがあると大変ゆとりがあるの計)世帯の割合が高いのは、夫婦のみの世帯と単独世帯(女性)です。働いて収入を得る人が多く支出をする世帯人数が少なければ、生活にゆとりは生まれやすくなります。
夫婦、世帯所得、ファミリー

働く人が二人いると世帯所得も多くなる


平均所得金額が増えてきても、自分の所得金額が増えなければ何も嬉しくはないでしょう。でも世の中が変わっていけば、そのうち自分の所得金額にも変化が訪れるはずです。一生懸命働いていれば良いことは必ずあるので、焦らずに頑張りましょう!
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