子供部屋・リビングにある子供の荷物をスッキリ収納し、片付けるには?
子供部屋・リビングにある子供の荷物をどう収納するか、頭を悩ませている方も多いのでは。おもちゃや絵本、制服などは、かさばりがちです。子供が自分で片付けたくなるような収納が作れたらベストですが、そのためにはどうすればよいのでしょうか。まず心がけたいのは、小さな子供でもわかりやすく、簡単に片付けができる収納作りです。「片付けは簡単で楽しい」「気持ちがいい」という認識を持ってもらうことが大事です。
私たちが小さい頃から教えられてきた「おかたづけ」。モノがあるべき場所におさまり、視界がスッキリする快適さは、誰もが味わったことがあるはずです。
そんな気持ちがいいはずの片付けが、いつの間にか苦手になってしまう理由は何でしょうか? ひとつは、片付けに植えつけられたイメージではないかと思います。収納方法が複雑であれば片付けは面倒臭いと思われてしまうし、もし毎日のように「片付けしなさい!」と言われ続けたら、大人になる頃には片付けが嫌いになるのは当然かもしれません。
だからこそ、まずは子供目線になり、子供部屋やリビングの収納を見直しましょう。
子供にとってわかりやすく、簡単に片付けられる仕組みを考えよう
片付けで一番大切なのはモノの居場所を決めるという作業です。ひとまずココに……と適当に居場所を決めてしまうと、その後変更するのが難しくなってしまいます。まずは子供の性格やクセを見極めて、どこに・どんな形で置くのが一番使いやすいかを考えて決めることが大事です。最近は子供部屋は寝るときだけしか使わないというお宅も増えているので、子供部屋に限らずリビングでも役立つ収納法を提案してみます。我が家も6歳の男の子と3歳の女の子なので(2018年現在)、まだ子供部屋は使っていません。ですが収納棚をそれぞれの部屋に移してもそのまま使えるように、移動できる同じサイズの収納を2つ使っています。
これから収納を選ぶ場合は、大きくなっても使えるか、他の使い道ができそうかという点も視野に入れると無駄がないかもしれません。
子供部屋&リビングの収納のコツ:おもちゃ収納のポイント
子供部屋・リビングにある子供の荷物の中で、一番多いものは「おもちゃ」。そして気がつけばどんどん増えていくのが「おもちゃ」です。まずは子供が片付けしやすいおもちゃ収納を考えてみましょう。■ポイント1:ひと目で全体が見渡せること 子供は大人よりも視覚でものごとを記憶していることが多いようです。大人からすればゴチャゴチャな状態でも、子供は驚くほど置いてあった場所を覚えていませんか? 私がこっそりおもちゃを移動したり捨てたりするようものなら、すぐに気づかれてしまいます。
なので子供が自分で出し入れするおもちゃ類は1カ所にまとめて、ひと目で全体が把握できるようにしてあげることが大切です。子供が自分で場所や量を把握していれば、片付けもスムーズにいくようになります。
■ポイント2:片付けがワンアクションでできること
大人には簡単でも、子供には難しいこと(手間だと感じること)がたくさんあります。例えばフタを開ける・扉を開ける・モノをどかすなど。なので、片付けはワンアクションの動作でできることが必須です。まずフタや扉は外してオープンに。そして重ねる収納はやめて、平置きできる状態にしてあげましょう。
新しい収納棚を買うのは大変なので、もし扉があれば思い切って外してしまったり、棚の仕切りが少なければプチDIYで増やしてみるのもいいと思います。
■ポイント3:子供が1人で運べる小さめのボックスを
子供はいつも同じ場所で遊ぶとは限りません(涙)。リビングで遊んだり、寝室で遊んだり、子供部屋で遊んだり……。お友達の家に持参することも少なくありません。そんなときでも子供が自分でおもちゃを選んで運べるように、小さくて深すぎないボックスを複数用意しておくと便利です。
アイテム別にきっちり分けるのは子供にとっては難しいので、ざっくりとした分類でもOKという程度にしてあげましょう。子供と一緒に分け方を決めるのもいいと思います。
■ポイント4:ボックスは100均のモノでOK。いつでも買い足せるモノを
1~2歳の頃はボックス2~3個に入ったおもちゃも、年齢が上がるほど増えていきます。ボックスはすぐに買いにいけるお店のもの、手頃な値段で変えるもの、生産中止にならない定番のものにしておけば、買い足しするときもラクになります。
それに乱雑な使用ですぐに割れたりヒビが入ったりするので、100均のボックスで十分だと思います。選ぶポイントは、軽くて落としても安全な素材であること。プラスチックのボックスであれば、角が鋭角でないことをチェックしてください。
子供部屋&リビングの収納のコツ:本の収納のポイント
おもちゃと同様、本もすぐに出し入れできることがポイントです。ファイルボックスはワンアクションで出し入れできない場合があるので、子供向きではないかもしれません。本棚を買わなくても、ブックスタンドを上手に使えばどこにでも収納できます。それと本は子供にとっては重たいものなので、高さに注意する必要があります。小さな本は軽いので上段でもOKですが、重たい本は足に落とさないように一番下段に……などの配慮が必要です。普段の子供の動作を観察しながら安全性に問題がないかをチェックして、一番簡単に片付けができる配置を考えてあげましょう。
子供部屋&リビングの収納のコツ:服の収納のポイント
洋服はある程度までは親が選んであげることが多いと思いますが、保育園や幼稚園に入ったら、制服だけは自分で準備ができる場所にあるといいと思います(ハンガーにかけてもボックスにたたんで入れてもOK)。入園前でもアウターだけは自分で脱ぎ着ができるような場所に置いてあげると、入園の準備にもつながります。徐々に普段の洋服や下着なども自分で決められるように、収納の場所を工夫していけばスムーズだと思います。インテリアの達人の実例! 子供部屋&リビングの収納方法
おしゃれで機能的な収納を実践している、インテリアの達人の部屋を拝見してみましょう。みなさん子供目線の収納を心がけながら、センスよくまとまっています。子供と一緒に試行錯誤を繰り返しながら、家族みんなが心地よく暮らせる空間をつくる過程を楽しみたいですね。IKEAで人気のトロファストをこまごまとしたおもちゃの収納に。スッキリしています(出典:Roomclip「G→______________.ma/IKEA/イケア/子供部屋 キッズスペース/シンプル…などのインテリア実例 - makishimakishimaの部屋 - 」)
サイズの違うダイソーのスクエアボックスを並べて収納箱にした実例(出典:Roomclip「子供と暮らす。/100均/子供部屋/押入れ改造/秘密基地/押入れ…などのインテリア実例 - 10ri5100の部屋 -」)
ダイソーの白いボックスに中身がわかる写真を貼れば、子供も自分で出し入れできますね(出典:Roomclip「Daiso/息子の部屋/マンション暮らし/こどもと暮らすインテリア/こどもと暮らす…などのインテリア実例 - mitanarudoの部屋 -」)
壁と木材を使ってツリー風に仕上げたおしゃれな本棚。ナイスアイデアですね(出典:Roomclip「読書スペース/イベント用/すのこDIY/キッズスペース/子どもスペース/あかちゃんのいる部屋…などのインテリア実例 - akatukiyukiの部屋 -」)
絵本をアートやインテリアとして活用した実例。飾る絵本を変える楽しみもあります(出典:Roomclip「おままごと/雑貨/ダイソー/本棚/カラーボックス/おもちゃ…などのインテリア実例 - meg.の部屋 -」)
IKEAのトロファストを本棚としても活用。高さを気軽に変えられるメリットも(出典:Roomclip「コルクマット/IKEA 棚/キッチンワゴン/トロファスト/子供部屋/ラタンボックス…などのインテリア実例 - tmsoの部屋 -」)
女の子2人分の洋服がセンス良く収納されています。おしゃれな子になりそうですね(出典:Roomclip「ニトリ/DIY/みせる収納/赤ちゃんがいる生活/洋服収納/洋服掛け…などのインテリア実例 - hinano1017の部屋 -」)
その時々で最善の収納を模索しながら
子供が混乱しないように片付けする場所を変えないことが良いと思うものの、おもちゃの数が増えるたび、どうしても収納の場所も変えざるをえません(我が家も何度配置換えをしたかわかりません)。子供が増えたり年齢を増すごとに状況は変わるので、そのときの最善の場所を模索していくしかないんですよね。あとは子供が片付けができたときは、たくさん褒めてあげることも大切だと思います。「片付けは楽しいもの」「気持ちがいいもの」と思ってもらうことが何より大事なので、子供が自分で配置を決められる年齢になるまで、一緒に楽しみながら片付けをしていきたいですね。
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