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ファンダメンタルズとは?その意味や分析方法を解説!

ファンダメンタルズとは国や企業等の経済状態を表す基礎的な要因です。国や地域なら経済成長率や物価上昇率、企業であれば売上や利益、財務内容等を指します。株式投資のファンダメンタル分析とは、企業業績や財務内容から割安な銘柄を選出することを指します。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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ファンダメンタルズとは?初心者にも意味をわかりやすく解説!

<INDEX>
ファンダメンタルズは何を意味している?
ファンダメンタルズの活用方法
ファンダメンタルの何処に注目すればいいのか?
 

ファンダメンタルズは何を意味している?

ファンダメンタルズとは国や企業等の経済状態を表す基礎的な要因。国や地域なら経済成長率や物価上昇率、企業であれば売上や利益、財務内容等を指します。株式投資のファンダメンタル分析とは企業業績や財務内容から割安な銘柄を選出することを指します。

ファンダメンタルズとは国や企業等の経済状態を表す基礎的な要因。国や地域なら経済成長率や物価上昇率、企業であれば売上や利益、財務内容等を指します。株式投資のファンダメンタル分析とは企業業績や財務内容から割安な銘柄を選出することを指します。

ファンダメンタルズの言葉をそのまま説明しますと、国や企業などの経済状態を表す基礎的な要因のことを指します。たとえば、国や地域なら経済成長率や物価上昇率、企業であれば売上や利益、財務内容等を指します。

基礎的な要因の言葉が示すとおり、ファンダメンタルズは国や企業などの運営状況を知る上での重要な手がかりであり、主に中長期投資で本質的な価値を見据えて投資を行う場合には重要な要素となります。

そして、ファンダメンタルズを基に国や地域、企業や為替の動向を予想することをファンダメンタル分析と言います。これに対をなすのがテクニカル分析であり、投資分析を大別すると、この2つの方法のどちらかに分けることができます。
 

ファンダメンタルズの活用方法

一般的に株式投資におけるファンダメンタルの活用方法とは、企業業績や財務内容から割安な企業を選別して銘柄選択することを指します。具体的な方法は2つあります。

◆ファンダメンタルの活用方法1:企業の成長性に注目

1つは企業の成長性に着目するやり方です。たとえば「A社が発売した新製品の販売が好調で、今期は大幅な業績拡大が期待出来る。しかし、その分、株価は上がっていないように見えるので、今が買いのタイミングだ」といったように銘柄を選別する方法です。つまり、将来予想される企業価値に対して、現在の株価がどのくらい割安なのかを選択の基準とする銘柄選別方法です

◆ファンダメンタルの活用方法2:株価の割安・割高に注目

もう1つの方法は、現在の株価自体の割安さに注目するやり方です。たとえば、「B社の1株あたりの純資産(BPS)は現在の株価も3倍もある。これはつまり、B社が解散し、資産を全部処分して株主に分配すると今の株価の3倍になるということだ。これほど割安なのだから、今が買い時だ」といったように銘柄を選別する方法です。つまり、現在の企業価値に対して、現在の株価がどのくらい割安なのかを選択の基準とする銘柄選別方法です
 

ファンダメンタルの何処に注目すればいいのか?

では、具体的にはファンダメンタルのどこに注目すれば良いのでしょうか? 今回はガイドが具体的に利用している方法をいくつかご紹介いたします。なお、ファンダメンタル分析の際には企業の決算短信(企業のHPで誰でも無料で見ることが出来ます)や四季報を利用します。

◆ファンダメンタル分析の方法1:成長率とPERから割安さを計算し、売買を判断

具体的には、予想純利益成長率(今後2年間の予想純利益成長率の平均。会社予想や四季報予想などを参考にします)に配当利回りを加えたものを現在のPERで割る方法を良く利用します。この数字が1.5以上なら買っても良い水準であると判断します。

たとえば、今後2年間、毎年平均20%の純利益成長率が期待出来る銘柄があり、配当利回りが1%、PERが14倍だったとします。このときの計算は下記の通りとなります。

計算 20%+1%÷14倍=1.5

1.5以上ですので、この銘柄は割安と判断できそうです。

◆ファンダメンタル分析の方法2:シンプルに割安な条件から判断

もう一つの方法は至ってシンプルな方法で割安さを判断します。財務内容を見て有利子負債が少ない、あるいは自己資本比率が高い(つまり倒産の可能性が低い)企業で下記のような条件に見合う企業は現在の企業価値に対して株価が割安である可能性があると判断できます。

・配当利回りが3%以上
PERが10倍以下
PBRが0.7倍以下

なお、この方法の場合は、長期的な成長性はどうか?といったような他のファンタルズも更に確認しながらさらに投資する銘柄を絞り込んでいく必要があります。

その他、同じく財務内容を見て有利子負債が少ない、あるいは自己資本比率が高くROE(株主資本利益率)と成長率が高い(もしくは改善している)銘柄も注目できます。海外で毎年30-40%の業績成長を達成し、長期で株価が10倍以上に成長した高成長銘柄は、有利子負債がほぼゼロで、ROEが非常に高い水準でした。

また、流動比率の極端に低い銘柄には投資をしないようにしています。

このようにファンダメンタルズ分析による銘柄の選定方法にはいくつかの方法があり、どれが一番良いとは言えませんし、いくつかの指標を総合的に見て判断していく必要があります。そして同時に、ファンダメンタル分析と対をなす、テクニカル分析を併用して銘柄選択を行えば、株式投資で成功する可能性を上げることが出来ると思います。

参考:日本株通信

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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