銀行や信用金庫で、手数料無料で賢く両替する方法とは
小銭貯金をしている場合、貯まった小銭の両替の仕方、ご存じですか? または、大量の小銭が必要になったときの両替は? いずれも場合も、銀行などの金融機関で両替することになりますが、場合によっては手数料がかかることもあります。そこで、手数料無料で賢く両替する方法をお教えします。硬貨を紙幣に替えるには一度入金してから引き出す
買い物をしてふと油断すると、財布に1円や5円などの小銭が貯まってしまうことがあります。また、500円玉貯金や小銭貯金を続けている人もいるでしょう。では、貯まった小銭を紙幣に替えるにはどうするのが得策なのでしょうか。金融機関では両替を行っていますが、両替をするには通常所定の枚数以上の場合、手数料がかかります。そのため、手数料をかけることなく紙幣に替えるには、いったん自分の口座に小銭を入金して、紙幣で引き出すのがもっとも手軽な方法です。自分の口座のお金を引き出すのですから、金融機関の営業時間内なら手数料はもちろん無料です。
ただし、窓口で入金する場合、大量の硬貨だと手数料がかかります。
窓口で手数料無料で硬貨を預け入れる限度枚数
みずほ銀行~100枚
三井住友銀行~300枚
三菱UFJ銀行~100枚
城南信用金庫~100枚
多摩信用金庫~500枚
なお、手続きは平日15時までなので、手軽に入金したい方はATMを利用するといいでしょう。下記に金融機関のATMでの硬貨の預け入れについてまとめてみました。
ATMで一度に預け入れできる硬貨の枚数
みずほ銀行~100枚三井住友銀行~100枚(500円硬貨は~75枚)
三菱UFJ銀行~100枚
城南信用金庫~100枚
多摩信用金庫~100枚
ATMで入金できる硬貨は、1回につき100枚までというのが一般的です。ただし、そもそも硬貨の取り扱いができないATMもあるので注意しましょう。硬貨の入金ができるATMは、ほとんどの場合で店舗内のATMに限られます。
硬貨を入金できる時間帯は、銀行は平日8:45~18:00まで、信用金庫は各金庫により異なります。
なお、ゆうちょ銀行では2022年から、ATMでの入出金の際に硬貨を伴う場合、枚数に応じた手数料がかかるようになりました。
小銭へ両替したいときは両替機を利用
最近は大手銀行で両替手数料が見直しされるなど、一定枚数以上の両替では手数料がかかってしまうことがほとんどです。でも自分のお金を小銭に両替するのに、手数料を払うのはもったいないもの。そこで手数料無料で小銭に両替する方法を具体的にご紹介します。まずは、金融機関に設置されている両替機を利用する方法です。その金融機関の口座を持っていれば、キャッシュカードを使って利用することができます。なお、金融機関によって手数料無料で両替できる枚数が異なります。
そこで、大手銀行で両替機を使って手数料無料で両替できる枚数をまとめてみました。また、ゆうちょ銀行では両替がもともとできないことになっています。
両替機を利用して手数料無料で両替可能な限度枚数
みずほ銀行~10枚
三井住友銀行~10枚
三菱UFJ銀行~10枚
※いずれも1日1回、同金融機関のキャッシュカード利用の場合
大手銀行の場合、10枚までというところが多くなっています。なお手数料無料で両替できる回数は1日1回までなので、注意が必要です。
窓口で必要な硬貨を指定して引き出す
金融機関の窓口で、自分の口座からお金を引き出すときに、必要な硬貨を指定して出金するという方法もあります。3000円分の硬貨を引き出すとして、出金用の書類に100円の欄に10枚、50円の欄に20枚、10円の欄に100枚という具合に記入します。ただし硬貨の枚数によって、両替手数料がかかります。手数料が無料なのは、みずほ銀行と三菱UFJ銀行は10枚まで。三井住友銀行では手数料がかかります。
ATMで端数が出るように指定して硬貨を引き出す
両替したい硬貨が多くないなら、ATMで1999円など端数が出る金額に指定することで、硬貨を引き出すことができます。ただし、割り切れる金額の硬貨の払い出しになり、10円玉を何枚という細かな指定はできません。入金のときと同様に、硬貨での引き出しができないATMもあるので注意しましょう。【関連記事をチェック!】
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