懸賞ライターのガバちゃんに聞いた!趣味を仕事にして成功するための秘訣

懸賞歴30年。懸賞の世界ではお馴染みの存在、ガバちゃんこと長場典子さんは、元々は懸賞マニアのOLでした。懸賞ライターというこれまでにないジャンルで長年活躍し続けるガバちゃんに、趣味を仕事にして成功するための秘訣を聞きました。(第4回『懸賞達人ガバちゃんが語る!狙い目の懸賞は?穴場はフリーペーパー?』から続きます)

――もともとはOLだったガバちゃんが、懸賞ライターになったきっかけは何だったのでしょうか?

ガバちゃん:直接的なきっかけは、会社をリストラされたこと。当時、私はOLをやりながら懸賞達人としてテレビに出たりしていました。お給料と懸賞、そして投資でコツコツお金を貯めて念願のマンションを購入。リストラ宣告を受けたのは、ちょうどカギの受け渡しの前日でした…。今から約20年前になりますね。
 
雑誌での連載がきっかけとなりテレビ出演も

雑誌での連載がきっかけとなりテレビ出演も


――ちょうどバブルの崩壊の頃ですね。多くの企業が業績不振に陥りました。

ガバちゃん:まさか自分がリストラ対象になっていると思わなかったので、頭が真っ白に。ただ、その年に株で1年暮らせる儲けがでていたこともあり、収入的には救われましたね。当時、懸賞ブームで、マスコミも懸賞について話せる人を探していたようで、メディアに出ていた私に白羽の矢が立ち、公募ガイド、アサヒ芸能、夕刊フジで連載を持つことになったんです。会社もクビになっちゃたし、どうせなら懸賞で行けるところまで行ってみよう!と思ったんですね。

――趣味を仕事にする場合、単なるマニアになって、ビジネスとしては発展しないケースも多い。でもガバちゃんの場合、懸賞ライターというこれまでにないジャンルを確立し、長年活躍されていますよね。「伝える側」として、どんな工夫をされてきたのでしょうか。
 
出版講演会のお祝いのお花の前にの写真で身に着けているのは当選品の100万円のプラチナダイヤペンダント

出版講演会のお祝いのお花の前の写真で、身に着けているのは当選品の100万円のプラチナダイヤペンダント

ガバちゃん:懸賞は経済を反映する鏡です。経済が低迷すれば、懸賞が少なくなり、景品も安くなるし、経済が上向いてくれば豪華になる。さらに景品には、トレンドも反映されます。単なる“懸賞情報を紹介、発信するだけの人”にならないように、“懸賞から社会を見る”という視点を持つようにしてきました。

ただこれは、雑誌の連載を持たせてもらったことで得られたものでした。思っていることを文字にする、分析して伝えることに迫られ、自分なりの切り口をもった専門家としてやっていく大切さを知りました。

――自分なりの切り口を持ち、発信できるようになることが大事だと。

ガバちゃん:頭でっかちにならずに、恥ずかしくてもぶつかってみるということも大事。アサヒ芸能、夕刊フジの連載では、毎回一つの懸賞を取り上げて、どうすれば当たるのかを分析するのがテーマでしたが、自分だけでやっていては限界があるし、まだインターネットもないから情報も得られない。とりあえず、ダメ元で主催者に取材の電話をしてみたところ、なかにはいろいろと教えてくれる方もいて。
 
ガバちゃんの著作

ガバちゃんが執筆した出版書籍は現在12冊。写真右上の対談集『ガバちゃんの対談集 その道の達人と、人生をめぐる話。』も入れると13冊に


「どうせダメだろうな」と頭でっかちになってストップさせず、とりあえずぶつかってみれば、何らかの突破口が見えてくるものだなと実感しました。そうした積み重ねから、人と違う情報を得られたり、独自性が生まれてくる。もちろんそれでダメな時も多いけれど、ダメならまた違う道を考えればいいやと。楽天的なんです(笑)。たとえ怒られても、それがまたネタになりますしね。「当たって砕けろ」のスタンスで懸賞ライターを20年続けてきました。

正直、次のことを考えて何か先手を打ってきたわけではないんです。与えられた仕事に対し、納得のいくパフォーマンスがあげられるように全力でやる。そういう姿は絶対誰かが見てくれているもの。それが、次の道に繋がってきたと思います。あとはお笑いキャラも大事ですよ~(笑)。


教えてくれたのは……
懸賞ライター 長場典子さん
 
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愛称はガバちゃん。懸賞でマンションを手に入れた、懸賞歴30年のカリスマ懸賞達人。現在は、懸賞主催者や懸賞達人への取材で全国を飛び回る、日本で唯一の懸賞ライターとして、月刊懸賞専門誌『懸賞なび』『クロスワードランド』の連載をはじめ、テレビや雑誌などで幅広く活躍中。最新の著書は『ガバちゃんの懸賞入門』、1400円+税。「私が実際に書いた“当たるハガキ”の見本が満載の本です!」


取材・文/西尾英子
 
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