当てるコツと狙いどころを定めれば、懸賞の勝率はアップ
“懸賞なんて一度も当たったことがない”と嘆く人もいれば、何度も当てている“常連”も――。その違いは一体どこにあるの? 「当てるコツと狙いどころを定めれば、勝率は確実に上がります」と断言するガバちゃんが、その秘訣を教えます!(第1回『懸賞歴30年!「懸賞をやるなら今がベスト!」のワケ』から続きます)――前回伺った“レシート懸賞”ですが、勝率を上げるコツはありますか?
ガバちゃん:レシート懸賞は、“購入金額○○円以上、あるいは対象商品〇円以上の購入レシートを貼る”のが条件です。よく、「それならたくさん買い物をしたほうがアピールになりますか?」と聞く方がいますが、そんなことはありません。条件をクリアしてさえいれば、ピッタリの金額でも大丈夫ですよ。ただ、応募する上で、同じレシート内にライバル会社の商品は入れないといった気遣いはあってもいいでしょうね。やはり気分のいいものではないですから。
スーパーとメーカーがタイアップで行う場合、大抵は代理店が事務局になっており、応募状況をメーカーに報告します。ですから、スーパーでいくら買ったというのは、あまり関係ないように思いますね。
――レシート懸賞の場合も、ハガキにコメントを書いた方が効果的ですか?
ガバちゃん:レシート懸賞の指定ハガキは、コメント欄がないものもあります。ですが、私は、やはりコメントは“書く派”ですね。これまで当選した懸賞を振り返ると、すべてコメントを書いたものばかり。コメントスペースがないものや、書くとゴチャゴチャしそうな場合は、吹き出しの付箋にひとことコメントを書き、糊やテープでしっかり貼り付けるとアイキャッチになって目を惹きやすくなります。
そして、レシート懸賞でもうひとつ気を付けておくべきことがあります。それは、パッケージをそのまま捨てないこと。実は、同時期に同じメーカーが別の懸賞をやっている場合も多いんですよ。一例を挙げると、スーパーのいなげやと大阪王将のタイアップで行われたレシート懸賞。対象商品を2点買ったレシートで応募するというものでしたが、同時期に、大阪王将だけでも懸賞が行われていました。こちらは、“対象商品のバーコードを3つ貼って応募すると5000円当たる”というキャンペーン。こうした場合、同時に二つの懸賞に応募できることになりますから効率がいい。
懸賞に応募するときは、そのメーカーのHPなどもチェックしましょう。また、キャンペーンによっては、「同時期に実施しているキャンペーンに同じ人は当たらない」と明記してるところもあります。そうした場合、家族の名前などに変えてしまうのもひとつの手。家族でしたら、当選に影響しません。ちなみに、私も同時に2種類の応募があるときは、親戚の名前で応募することもあります。
――「パッケージは関係ないからいいや」と捨ててしまうとチャンスを逃す可能性もあるわけですね。
ガバちゃん:コカ・コーラ製品やキリンビバレッジ、サントリーの商品も、バーコードをストックしておくことをおススメします。例えば、コカ・コーラは、ディズニーランドのオフィシャルスポンサーなので、東京ディズニーランドのパスポートやホテル宿泊券などが当たるキャンペーンをよくやります。ひとつの懸賞キャンペーンが終わったら、次に新たな懸賞が始まることも多いので、その時にバーコードが必要になることも。私は日頃からバーコードや商品についているシール、乳製品のパッケージのロゴマークをストックしています。いつでも懸賞に応募できるように準備をしておくわけです。
――ディズニーランドの懸賞は狙う人が多いですよね。それだけ当たりにくいのでは?
ガバちゃん:応募者が非常に多く、当てるのが大変というイメージありますが、スーパーなどが行うローカル懸賞などを狙うと、勝率があがります。ディズニーランド狙いの人は、普段からディズニーランドのオフィシャルスポンサーの商品を買って、バーコードやマークなどをストックしておくと懸賞のタイミングを逃さずに済みます。懸賞達人のなかには、懸賞で当てて年20回ぐらいディズニーランドに行く人も。私も、年3回ぐらいは当てていますよ。
★第3回『ガバちゃんが教える!ネット懸賞を当てるコツ』に続きます
教えてくれたのは……
懸賞ライター 長場典子さん
取材・文/西尾英子