産地の想いが伝わる、ザ・キャピトルホテル 東急の宮城県食材フェア
ザ・キャピトルホテル 東急の中国料理「星ヶ岡(ほしがおか)」では、2018年5月7日から6月29日までの平日限定で、「初夏の味覚 宮城県食材フェア~写真家 平間 至氏とめぐる美食紀行~」が開催されています。「星ヶ岡」では、2016年9月から地域の食材フェアを継続して開催。今回は食材探しのために、小林 昇(こばやし のぼる)料理長自ら宮城県に行かれたそうです。さらに、宮城県塩竈市出身の写真家・平間 至(ひらま いたる)氏も同行し、宮城県の素晴らしい食材や風景を撮影。作品を店内に展示するという新しい試みです。
今回のフェアではランチセットとディナーコースが楽しめますが、せっかくなら、食材の約8割に宮城県産の食材が使われており、その魅力をふんだんに楽しめる「ディナーコース」がおすすめです。
中国料理とアートが融合した、記憶に残るディナーコース
見た目も華やかな前菜の七種盛り合わせは、中央が、ミニふかひれ(気仙沼産)の山椒ソース。その周りを、森林鶏の煮こごり ドルチェパプリカ添えや、海月の冷菜 茗荷竹添え、ホヤ(女川町産)の胡麻ペースト蒸し、仙台黒毛和牛の百合根餡捲き、帆立貝(女川町産)と中華漬物の和えもの、しもふりレッドの叉焼が取り囲んでいます。
味や香りはもちろん、それぞれ食感も違うので、食べ進むごとにワクワク感が増していきます。
店内に飾られた、平間氏撮影のふかひれ。実際に宮城県産のふかひれを使ったお料理が、「ふかひれとなまこの煮込み もやし添え」です。
大きなヨシキリザメの尾ビレと、海の珍味・ナマコを合わせた贅沢なひと皿です。スープの旨味も極上ですが、10日間かけて乾燥状態から戻したというナマコがとろける食感でした。
エゾアワビと海老の炒め 鮑の肝ソース
中華の肉料理というと炒めものが定番ですが、蒸し料理という意外なスタイルで登場。
仙台黒毛和牛は、蒸すと脂が落ちてさらりとした味わい。豆苗を巻き込んでいるだけでなく、ドルチェパプリカをはじめ野菜がふんだんに使われており、よりあっさりと頂けました。
平間氏の写真にも写っている宮城葱は、曲がっているのが特徴。辛みがあり、柔らかです。
宮城ねぎを使った、ランチセットでも大人気だというつゆそば。ちょっとピリ辛なのにさっぱりしています。
さらりとした食感と優しい甘さの杏仁豆腐。いちごの酸味も爽やかで、食後にピッタリなデザートでした。
繊細で奥深いディナーと共に、特別なひとときを
ディナーコースには、ほかにも「みやぎサーモンのチーズ巻き 胡麻まぶし揚げ」や「北京ダック」、「小菓子二種」が付き、とにかく豪華。これだけ頂いても、胃もたれをすることもない軽やかさに驚かされます。
同席された平間氏が「小林料理長の中国料理は、和食のような繊細さを持っている」とおっしゃっていましたが、まさにその通り。油っぽい中華は苦手なご年配の方や、さっぱりした味がお好きな方にもオススメしたくなる、繊細で奥深い味わいのディナーコースでした。
とっておきのアニバーサリーディナーにはもちろん、ご家族が集まる会食などにも最適です。
お食事の前後に、店内に展示された平間氏の作品を鑑賞されると、ひと皿ごとに込められてた生産者や料理人の想いがひしひしと伝わり、きっと記憶に残る時間になるでしょう。
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■ ザ・キャピトルホテル 東急 2階 中国料理 星ヶ岡
- 住所: 東京都千代田区永田町2-10-3
- TEL:03-3503-0871
- 営業時間:【月~金】昼11:30~15:00(14:30)17:30~22:00(21:30)【土・日・祝】昼11:30~15:00(14:30)、夜17:00 ~ 22:00(21:30)
- 定休日:無休
- アクセス:地下鉄千代田線・地下鉄丸ノ内線「国会議事堂前駅」より地下直結、地下鉄南北線・地下鉄銀座線「溜池山王駅」より地下直結
- HP:https://www.tokyuhotels.co.jp/capitol-h/restaurant/hoshigaoka/index.html
- 地図:Google マップ
■初夏の味覚 宮城県食材フェア~写真家 平間 至氏とめぐる美食紀行~
- 開催期間:2018年5月7日~6月29日
- 料金:ランチセット 4,000円、ディナーコース 16,500 円~(ディナーコースは2名から)