雨漏り修理の種類別 工事金額・費用相場

コーキング補修のみ 数万~10万円
屋根補修 20万円~
屋根全体リフォーム 100万~180万円
コーキング+塗装 100万~
外壁工事 130万~

雨漏りは相当老朽化した建物にしか発生しないというわけではなく、建物の劣化、その他の要因が複雑に関連していて、雨漏りしている部分だけではない大掛かりな改修に発展しまうケースも少なくありません。修理内容により、その工事費は変わってきます。

■コーキング補修のみ/数万~10万
雨漏りの原因がサッシ周りや外壁継ぎ目などの防水処理部の劣化であれば、ほとんどの場合はコーキング補修で解決できます。雨漏りの原因となっている箇所を特定するための調査作業に時間がかかるため、コーキング補修だけのリフォームのケースでも、数万~10万円程度の費用がかかることが一般的です。

■屋根補修/20万~
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10年以上経つと汚れやコケ、色褪せも目立つようになる。塗装前に内部に腐食が無いか点検をしてもらうことが大切。画像は記事「屋根リフォーム-塗装・カバー工法・葺き替え徹底比較」より

たとえば経年劣化による屋根瓦のひび割れやズレなどが原因で、下地にまで雨水が染みている場合では、破損している瓦やその周辺の下地補修で対応できることも多いいです。その費用は20万円前後から。また、屋根材の耐久性を高めるための塗装も有効であることが多く、足場設置を含めた工事費用は標準的な一戸建て住宅で25万~50万円程度です。

■屋根全体リフォーム/100万~180万
雨漏りによる屋根材の傷みが激しいなど根本的なリフォームが必要という場合には、屋根材の交換工事が必要になります。既存屋根の上に新たな防水層を設け、屋根材を重ねて設置するカバー工法ならば、標準的な一戸建て住宅の場合で100万円前後~150万円程度。下地ごと交換する葺き替え工事なら120万~180万円くらいが相場となります。

■コーキング+塗装/100万~
外壁や屋根の塗装は、塗料でコーティングすることで屋根材や外壁材の耐久性を高める効果があります。雨漏り対策として塗装を実施する場合、サッシ周辺及び外壁材継ぎ目のコーキングを交換する工事も同時に施工することが多く、足場設置及びコーキング施工を含めた塗装工事費用は100万~150万円程度が相場です。

■外構工事/130万~
建物内部まで雨水が侵入し、構造部が劣化している場合には、構造部の補修と合わせて外壁張り替えを実施する必要があり、構造部も一緒に施工する張り替え工法では180万~300万円程度、既存壁の外側にもう一つの外壁を作る重ね張り工法では130万~200万円程度が相場です。

詳しくは…
雨漏り修理リフォームにかかる費用っていくら?
屋根リフォーム-塗装・カバー工法・葺き替え徹底比較
住まいを長持ちさせる屋根リフォームの種類と費用

雨漏りの原因

原因は屋根とは限らない?

原因は屋根とは限らない?

雨漏りの原因は、屋根材の老朽化だと思う方が多いと思いますが、サッシ周りの防水コーキングが痩せてしまっていて雨水が侵入していたり、バルコニー床面と雨排水管の接続部から漏水していたりなど、意外と屋根以外の部分が影響していることがあります。

必ずしも屋根の隙間から雨水が垂れてきているとは限らず、真上からの雨に加えて、横殴りの雨が建物壁面の隙間などから建物内部を伝わって雨漏りになることも。そのため雨漏り修理リフォームは一概に屋根材の交換リフォームと結論付けることはできません。原因をじっくり調査して、適切な補修リフォームをする必要があります。

雨漏りを放っておくとどうなる?

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使っていない部屋だし、雨の日だけ我慢すれば大丈夫……?

雨漏りを放っておくと構造内部にまで雨水が侵入し、傷みが広がってしまい、住まいの耐久性を著しく劣化させてしまったり、改修費用がかさんだりしてしまうというトラブルにつながります。雨漏りを見つけた場合、早めの対処が必要です。

雨漏り修理は自分でDIYできる?

修理内容によっては建築知識のある方ならばDIYで修理できるかもしれませんが、無理に自分で修理しようとせずに、適切な高所対策ができる業者を依頼することをおすすめします。

もし自分で補修を行うとしてもあくまで応急処置として考えてください。例えば2階ベランダ床のクラックから1階居室に雨漏りしているのを見つけた場合、早めに専用の補修剤で補修してリフォーム業者などに今後の対策を相談しましょう。

ただ、自分でできる雨漏り予防として雨樋(あまどい)掃除と屋根点検は有効です。雨の日に雨樋から一気に水が垂れてきているところなどは、砂や枯れ葉などがたまっている場合がほとんど。これを放っておくと、屋根材の裏側にまで雨水が入り込んでしまうといったトラブルにつながりやすいです。定期的に点検をして掃除しましょう。

詳しくは…大掃除でDIYリフォーム!お得に家を長持ちさせる方法

自分でできる!雨漏り予防点検のポイント

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風で巻き上げられた雨水が、サッシの下端から侵入し、雨漏りするケースも少なくない

自分で点検できる雨漏り予防のポイントは次のようなものがあります。
  • 屋根瓦にズレや割れ、欠けが無いか確認する
  • 屋根に詰められた漆喰が崩れていないか確認する
  • 板金がシッカリ止まっているか、腐食は無いか確認する
  • 雨どいの外れや歪みが無いか、つまりがないか確認する
  • 外壁にヒビやスキマが無いか確認する
  • 電線や配管差し込み部に劣化が無いか確認する

ただし、ここ10年ほど屋根の点検をしていない家は、早めにリフォーム業者に点検を依頼しましょう。また、高所の点検は大変危険です。下手に歩くと足を滑らせて落下したり、歩きまわることでかえって雨漏りの原因になることも。屋根には自分で上らず、専門の業者に依頼しましょう。

詳しくは…台風で急な雨漏り!屋根、外壁、窓は事前の点検を

本当に必要な工事?悪徳リフォーム業者に注意

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今まで健康だった家が、その工事のせいで欠陥住宅になってしまうことも。

近所で屋根工事をしている職人と名乗る男性がある日突然訪問してきて「近くで屋根の工事をしていたのだが、お宅の屋根のスレート瓦が割れているのが見え、このままにしておくと雨漏りの危険があるので心配でやってきた」と言われました。屋根の欠陥部分の写真まで見せられ、すぐに工事を依頼しました。しかしそれから数ヶ月後、大雨の日に今までしなかった雨漏りが発生。驚いて業者に連絡したが、電話はつながらなず、仕方なく近所のリフォーム会社に屋根を見せると、スレート瓦の回りにコーキングが打たれており、そのせいで雨漏りをしていることがわかった……なんて事例もあるので要注意。突然訪問してきて「屋根材が落ちそうになっていて危ないので、無料点検してあげます」という業者もいます。悪徳リフォーム業者を見抜く方法を記事「悪徳リフォーム業者の手口とその対策」「悪質リフォーム業者を困らせる見積り交渉術」で紹介しています。

屋根リフォーム費用を抑えるポイント

一般的に屋根をリフォームする場合、屋根そのものの工事の他に、足場の組み立て・撤去工事の費用が必要になります。このため、併せて外壁の塗装やシーリング(継目部分の防水)工事、雨樋の交換工事といったリフォームが実施されることがあります。屋根のリフォームを検討する場合は、屋根だけに着眼するのではなく、住まいを維持するためのリフォームという本来の目的を見失うことなく、家全体を見渡した長期的なメンテナンス計画を立てて、無駄な費用を投じることがないように検討しましょう。

また、中古住宅を購入し一定の期間内に雨漏りが発生した場合、「既存住宅保証制度」という制度で補修費の大部分を保証してもらうことが可能です。詳しくは「中古住宅買ったら雨漏り!知ってる?既存住宅保証制度」をご覧ください。



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