オープン2年目のレゴランドがパワーアップ!
レゴランドの入り口前にホテルと水族館が並び立つ
名古屋の新たな観光の目玉として2017年4月1日にオープンしたレゴランド・ジャパンが、2年目を迎えてパワーアップ! 2018年4月15日に水族館「SEA LIFE Nagoya」(以下、シーライフ名古屋)が、同28日に「LEGOLAND Japan Hotel」(以下、レゴランド・ジャパン・ホテル)がオープンし、「LEGOLAND Japan Resort」(以下、レゴランド・ジャパン・リゾート)として生まれ変わります。
ひと足お先に両施設をじっくり見てきたので、その特徴や楽しみ方、魅力をレポートします。
体感型水族館「シーライフ名古屋」
新しくオープンするホテルと水族館は、既存のレゴランド・ジャパンの真ん前に並び立ちます。駐車場や駅からパークへ向かうと、隣接する商業施設「メイカーズピア」の出口がそのままホテルのゲートとなっていて、これまで以上に“レゴの世界へ入っていく”ワクワク感を感じることができます。
「SEA LIFE」は世界で50か所以上を展開するスコットランド発の水族館ブランド。5~12歳のキッズをターゲットとしている点で、レゴランドとの親和性はぴったりです(レゴランドは3~12歳がコアターゲット)。
館内は「サンゴ礁の海」「タツノオトシゴのすみか」「竜宮城」「沈没船」など多彩なゾーンがあり、水槽には魚たちと一緒にレゴモデルが。レゴランドの一番の人気アトラクション、「サブマリン・アドベンチャー」と同様にレゴモデルたちの存在が、水の中をワクワクする世界に印象づけてくれ、子供たちはいっそうシーライフの世界へ引き込まれていきます。
体験型のゾーンが多いのも特徴。ヒトデやナマコなどにさわることできる「ロックプール」、映像とナレーションでエイの暮らしにふれる「スティングレイ・ベイ」、画面にタッチしながらサメやサンゴの生態を学べる「インタラクティブゲーム」、自分で描いた魚たちがスクリーンの中で泳ぎだすバーチャル体験ができる「アメージング・クリエーション」などなど……。
エンタメ要素あふれる体験で満足度アップ
よりアクティブに楽しむには「レンジャー・ミッション・パック」がおすすめです。パックの中にはカードやチャートなどのアイテムが。シーライフ・レンジャーのスタッフと一緒に館内に隠されたミッションをクリアしていきます。水族館をめぐる楽しさがアップし、海の生物たちへの関心も深まります。
国内の有名水族館と比べると規模は決して大きくはなく、生き物を見て回るだけでは少し物足りなさを感じるかもしれません。しかし、それを埋めるのが体験型のエンタメ要素です。ゲーム要素のあるレンジャー・ミッション・パックは必須、インタラクティブゲームやアメージング・クリエーションなどの最新鋭のバーチャル体験はかなり刺激的で、これらを体験することで満足度はぐっと高まります。
客室もまるでテーマパーク! レゴランド・ジャパン・ホテル
レゴランド・ジャパン・ホテルは外観から客室から館内の装飾からどこを見てもレゴ、レゴ、レゴ。レゴブロックの世界に浸れる宿泊施設です。
フロアごとにテーマが分かれていて、3・4階「パイレーツフロア」、5階「アドベンチャーフロア」、6・8階「キングダムフロア」、7階「レゴニンジャゴーフロア」、8階「レゴフレンズ」という構成。客室はそれぞれのテーマを表現した空間で、部屋の中がまるでテーマパークです。
どの部屋も入り口横に2段ベッドと専用テレビのあるキッズルームが。トレジャーボックス(宝箱)は、室内に置いてあるミッションシートの問題を解くと鍵を開けることができ、中に隠されているおみやげをゲットできます。
レゴ好きの子供ならテンションが上がりっぱなしになること間違いなし。大人はちょっと落ち着かないかもしれませんが(笑)、子供たちはおそらくキッズルームではしゃいでいるうちに眠りについてくれるでしょうから、そこからゆっくりくつろげそう。キッズルームは子供たちを楽しませると同時に、大人を子供たちから解放する役割も果たしてくれることにもなりそうです。
飲食施設はブッフェスタイルの「ブリックス・ファミリー・レストラン」とアルコール類も充実した「スカイライン・バー」の2か所。
「ブリックス・ファミリー・レストラン」は和洋中のメニュー100種類以上を取りそろえ、デザート類も豊富。小さな子供でも手が届く高さ60cmのキッズカウンターもあり、子供連れならこちらが利用しやすいでしょう。テラス席にはプレイエリアもあるので、先に食事がすんだ子供を遊ばせながら、大人はゆっくり料理を味わうという利用方も可能です。
レゴランド内はお酒の販売がないので、ビール、ワイン、スピリッツ類などをそろえた「スカイライン・バー」はお酒好きにはありがたいレストラン。大人同士、あるいは食事中おとなしくしていられる年齢の子供と一緒の場合は、こちらの方が落ち着いて食事を楽しめるでしょう。
名古屋観光との組み合わせで楽しみ方広がる!
気になる料金は下記の通り。【シーライフ名古屋】
〇1DAYパスポート…こども(3~12歳)1500円、おとな(13歳~)1900円
〇コンボチ1DAYパスポート(レゴランド共通)…こども5800円、おとな7400円 ※それぞれレゴランド・ジャパンの1DAYパスポートの500円増。 事前購入割引あり(2日前:こども5500円、おとな7000円、7日以上前:こども5200円、おとな6600円)
〇ファミリーコンボ1DAYパスポート3(おとな2名+こども1名、またはおとな1名+こども2名)…17000円(入場日2日前までに購入) ※事前購入割引あり(7日前以上で16000円)
〇ファミリーコンボ1DAYパスポート4(おとな2名+こども2名、またはおとな1名+こども3名)…21000円(入場日2日前までに購入)
【レゴランド・ジャパン・ホテル】
〇部屋タイプ・テーマの場合…1室あたり(4名まで) 31000円~(朝食付き)
水族館だけの料金だと名古屋港水族館(高校生以上2000円、小中学生1000円、4歳以上500円)と比べて割高感がありますが、レゴランドと合わせて行く人がほとんどでしょうから、これならプラス500円のコンボチケットを購入すればお得感があります。家族連れならファミリーコンボパスポートを買わない手はないでしょう。
宿泊することでレゴランドも存分に楽しめる。2DAYコンボパスポートなら再入場も無制限で可能になるので周辺施設と合わせた観光の選択肢がぐっと広がる
ホテルの宿泊者向けにはコンボ2DAYパスポートがあり、これだと1DAYコンボチケットと同じ料金(こども5800円、大人7400円)で、シーライフ名古屋は1日1回入場可、レゴランドは再入場何度でも可。宿泊料金は4人利用なら1人当たり7750円~(朝食付き)と決して高くはありませんし、施設の楽しみ方の自由度は高まるので、2日間めいっぱいレゴランド・ジャパン・リゾートを楽しむなら、こちらのチケット購入がおすすめです。
また、ホテルでも十分にレゴの世界に浸れるので、1日は名古屋観光にあて、その場合はファミリーコンボ1DAYパスポートを利用するという選択肢もアリでしょう。
いずれにしても水族館とホテルの誕生で、周辺観光も含めて楽しみ方のバリエーションはぐっと広がりました。レゴの世界観を存分に満喫したい、名古屋の観光も一緒に楽しみたい。レゴランド・ジャパン・リゾートを核に名古屋観光の計画を練るのが楽しくなりそうです。
<DATA>
●レゴランド・ジャパン・リゾート
住所:名古屋市港区金城ふ頭2-2-1
アクセス:名古屋駅よりあおなみ線で金城ふ頭駅まで24分、金城ふ頭駅よりすぐ、車の場合は伊勢湾岸自動車道・名港中央インターよりすぐ
TEL:050-5840-0505
営業時間・定休日:時期により異なる。HPにて確認
料金:コンボ1DAYパスポート こども5800円、おとな7400円
ホームページ:レゴランド・ジャパン
レゴランド・ジャパン・ホテル
シーライフ名古屋
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