食べるだけでなく飾りたい!インテリアとしての食品
昨今では、「食品」「ファッション」「インテリア」などの枠の垣根を超えた複合的「ライフスタイルショップ」という形態の店が一般的となりつつあります。それに伴って、食品のおしゃれ感もぐんと増しています(おしゃれな上においしいものが多い!)。調味料やお菓子をインテリアの一部と見立てて可愛くディスプレイすることも、日常生活の一部となってきました。インスタグラムに代表されるSNSの流行がさらに後押ししているように思います。毎日使っていて気分が上がるようなデザインのいい食材、写真に撮ったり、人に見せたりあげたりして一緒に楽しみたくなるような食材が多数!
今回は、4月1日大阪にオープンした「LUCUA FOOD HALL」の「キッチン&マーケット」にて、ついウキウキ雑貨感覚で手に取ってしまった、ビジュアルグッドな商品をご紹介します。品揃えは雑貨屋さんを意識したとのことで、とにかくセレクトが秀逸です。
カラフルで多用なデザインが楽しいチョコレート
あれもこれもと大量買いしそうで危険なチョコレートコーナー
まずご紹介したいのは、チョコレートの豊富さ。右上のブック型の缶2点はイタリアの老舗ブランド 「
Venchi」。イタリアらしいクラシカルな絵柄で、フタがぱかっと開き、チョコレートの詰め合わせが入っています。
右下水色のパッケージの「
TCHO」はアメリカ、サンフランシスコでカカオにこだわったチョコレートメーカー。CDジャケットのような独特の形とデザインがユニーク。
オレンジ色の「
CACAO CRUDO」はイタリアの有機ローチョコレート。鳥の絵のパッケージはイタリア「
DOMORI」社。どちらもトップショコラティエが使用するようなブランドです。
左上の動物柄「
Choc Stars」はロンドン発、ペットと著名人を組み合わせたユニークなデザインがセレブの間でも人気といわれており、ジャケ買いしたくなる可愛さ。
左上端の「
Whittaker’s」はニュージーランドのメーカーで、こちらは素材にこだわったアーティザンコレクションと呼ばれるシリーズです。
ゴリラとエッフェル塔の絵柄の「
Le chocolat des Francais」はフランスから。さまざまなアーティストとコラボしたパッケージデザインはまるで小さなギャラリーのようです。
とても捨てられない「缶もの」に注目
クラシカルでエレガントなデザインの紅茶缶
そういえば、見回してみると「缶もの」が意外と多い。上の写真は紅茶コーナーで見つけました。スリランカの紅茶ブランド、バシラーティーの姉妹ブランド「
TIPSON」で、パッケージデザインにもこだわっていることが特徴。缶バスケットはハンドル付きで凝っており、色や柄も数種類揃えています。お茶がおいしいのはいうまでもないですが、缶目当てで買うお客さんも多いそうです。
大阪土産にはやっぱりこれ!
さらに缶ものが続きます。なんじゃこりゃ?と思わず手に取ってしまった、これ。インパクトはあるけれど、ほのぼのしたユルいイラスト缶で、レンコン味のアメちゃん入り。銅鍋でコトコト炊き上げるという伝統の手作りの飴を製造する「
井開食品」の商品です。大阪土産にウケそう!!自分も欲しい!! ちなみにお菓子は100種類以上あり、大阪菓子のコーナーもあるので、お土産探しにはほんと重宝しそうです。
カラフルでかわいい、缶詰いろいろ
缶ものといえば、缶詰もあります。お酒のつまみになりそうなものを中心に250種類も揃えているのだとか!
左から、モダンなグラフィックが美しい2点はフランス・ブルターニュの「
la belle-iloise」のオイルサーディン(グリーンペッパーとトマト&バジル)。1つで豪華な一品になる、ちょっとリッチな缶詰です。「
AYAM」はマレーシアの人気ブランド。トマトソースで煮たイワシがぎゅうぎゅうに詰まっており、これもつまみに便利。右端はなんとたこ焼きの缶詰! 大阪に本店がある缶詰バー「
mr.kanso」の開発した商品です。缶を開けると本当にたこ焼きがポコポコっと入っている!!
キッチンに並べてニヤニヤしたい調味料
これがあるだけでキッチンがキマる
調味料コーナーにも、グッとくるパッケージを発見。「
India Spice & Masala Company」のスパイスです。カレー業界では知る人ぞ知るスパイスの達人、シャンカール・ノグチさんのプロデュース! 色でシンプルにスパイスをイメージしたパッケージは、キッチンに並べておくのが楽しい。ナチュラルな成分にこだわり、インド中の優れた産地から集めてきた、厳選のスパイスです。
大阪人の愛すべきソース
大阪では幻のソースと呼ばれている、「
石見食品」のヘルメスソースもありました! 製造元にはネット通販もあるけれど、約1カ月待ちの人気商品。町工場にて手作業で作られているため、大量生産ができないそうです。昭和10年創業、レトロなラベルがまた味わい深い。ちなみにここではソースと共に精肉が売っており、これらを買っていくと、屋内BBQが楽しめるというコーナーもあります。
このままずっと飾っておきたいジャム
最後に、かわいいのでこちらも紹介しちゃいます。お花のジャム! 山梨県、南アルプスの果物農家が作っている金木犀と桃の花びらジャムです。水中花のように、ふんわりと花の舞う様子が閉じ込められていてうっとりします。
色とりどりのグローサリーが並ぶ、大阪の「LUCUA FOOD HALL」に注目!
どこの国だか分からない、不思議な高揚感を持たせる「キッチン&マーケット」
今回ご紹介した商品が集まっているのは、JR大阪駅から直結のファッションビル「LUCUA osaka(ルクア大阪)」の地下に2018年4月1日よりオープンした「
LUCUA FOOD HALL」。 スーパーマーケットでもデパ地下でもフードコートでもない、全く新しい食のライフスタイルを提案する場所として注目を浴びています。約860坪という日本最大級の広さで、色とりどりの多様なグローサリーが並び、店のスタッフと会話を楽しみながら(このコミュニケーションクオリティはさすが大阪!)、買ったものがその場で食べられるクイックイートや、くつろいで食事のできるレストランもあり、あらゆる食のシーンに対応しています。
いきなり登場!高さ約2.6mのチョコタワー!!
エントランスを入って、まず目に付いたのが巨大チョコレートファウンテンタワー。世界中から集まったチョコレートはなんと400種類以上! チョコレートの量り売りや、ジェラート、ケーキなどのスイーツもあります。その中でも、タブレット(板チョコレート)を常設でこれだけ集めた店は、全国探しても他にはないんじゃないでしょうか。まるでポストカードのように、カラフルで多様なデザインがずらりと並ぶ姿は圧巻。これはテンション上がらずにはいられません。
LUCUAキッチン&マーケットのオリジナル菓子がずらっとディスプレイ
こちらはLUKUAキッチン&マーケットのオリジナルお菓子缶。パステルカラーがサーカスのテントを思わせ、積み木のようにずらっと積んである様子がキュートで目を引きます。中身はチョコレートクランチやロゴ入りのマシュマロなど。ここでしか購入できないので、ちょっとしたお土産になります。
レストランエリアのインテリアにも注目。右端は本物のオリーブの木
食べる前に飾っておきたい、家に並んでいるだけで楽しいという食材がほいほい見つかって、嬉しい目眩にクラクラするほど。取材時も、これ可愛い!あれ欲しい!とふらふら回遊していたら、あっという間に数時間経ってしまいました。まさに食の竜宮城です。
肉、魚などの生鮮食品から、パン、スイーツ、デリまで、そして日本酒、ワイン、つまみも豊富! 食べて飲めてデザートまで楽しめてしまう。エンタメ、体験、なんでもありの次世代フードスポット。朝10時から夜23時までオープンし、JR大阪駅からすぐなので、まずは行ってみることをオススメします!
【店舗情報】
LUCUA FOOD HALL
大阪府大阪市北区梅田3-1-3
06-6151-1111(大代表)
https//www.lucua.jp