今後に注目な成長企業!
今回ご紹介するモバイルファクトリー(〈3912〉東証1部)は、東京都品川区東五反田に本社がある位置情報ゲーム「駅メモ!」の運営がメインビジネスの企業です。安定収益の着メロなどのコンテンツサービスも行っています。位置情報ゲームは継続率が高い!
「駅メモ!」は、全国約9,000の駅を回る位置情報ゲームで、国内では「ポケモンGO」の次に人気の位置情報ゲームです。位置情報ゲームの特徴として、ユーザー自身がリアルに動かないとゲームが進まないため、ユーザー数は通常のスマホゲームより敷居が高く、少ない傾向にあります。しかし、いったん始めてしまうと、ゲームの中にユーザー自身の行動履歴が残るため、いわゆる日記のようになり、習慣化し継続率が高くなります。ユーザー当たりの課金額は大きくないのですが、ゲームの継続率が高く、全体の課金額として右肩上がりの傾向になります。他のゲームやキャラクターなどとのコラボや、実際にゲームユーザーをリアルの場所に連れてくることができるため、地方自治体や鉄道会社とのタイアップ企画によって、低コストで新規顧客を獲得しています。
今期は、スマホのアプリ版3周年記念イベントが寄与し、ユーザー・課金額とも大幅増加しており、絶好調のようです。直近でも、1日当たりのアクティブユーザー・課金額が過去最高を更新するなど、息の長いゲームとなっています。
モバイルコンテンツサービスは安定収入源!
モバイルファクトリーは、ガラケー時代からのビジネスが着メロなどのモバイルコンテンツサービスを提供しています。現在では、高品質な着メロをダウンロードできるサイトや着メロを、アラームや天気予報と連動して設定できる無料アプリ、オリジナルの楽曲制作などのサービスを提供しています。大きな伸びはないですが、新規投資が非常に少なく、高収益な安定収益源です。いわゆる、キャッシュカウのビジネスとなっています。開発中のブロックチェーンゲームは爆発的なヒットになる可能性が!
現在開発中なのが、ブロックチェーン技術を活用した新ゲームです。WEBブラウザー「crome」上で動きます。スマホアプリだと、andoroid端末の「Google Play」やiphoneの「Apple Store」などのプラットフォームを使いますが、ブロックチェーンゲームは規約上難しく、ブラウザーベースでのゲームとなります。ゲーム内のキャラクターなどをユーザー同士が仮想通貨を使って売買することが可能となっています。その売買時の手数料が収益源となります。スマホゲームの収益の多くは、アイテム課金です。そのアイテムをクジで引かせるいわゆる「ガチャ」が大きな収益源となっています。ブロックチェーンゲームは、そのアイテムをユーザー同士で仮想通貨により売買させ、その売買手数料が収益源となるので、全く異なったビジネスモデルとなっています。
今までゲームは単なる娯楽でしたが、上手くプレーを行い、レアなキャラクターを育て、アイテムをゲットすることができれば、売却して多額の仮想通貨を得ることができます。職業としてのプロゲーマーが出現する可能性が高そうです。すでに海外では、10万ドル相当を超える仮想通貨で売買されるキャラクターが存在しており、日本人の参加も多いようです。モバイルファクトリーがブロックチェーンゲームを出せば、爆発的なヒットとなる可能性が高そうです。
福の神のここが凄い!
モバイルファクトリーは、収益力の高い位置情報ゲームとモバイルコンテンツサービスを持ちながら、全く新しいブロックチェーンゲームを開発しています。単にゲームをするだけでお金儲けをすることができるので、爆発的なヒットの可能性があります。2017年が仮想通貨で「億り人」となりましたが、2018年はブロックチェーンゲームで「億り人」となる方が出てきそうです。モバイルファクトリー(3912)東証1部
■株式データ
株価:1,554円
単元株数:100株
予想PER(連):25.11倍
実績PBR(連):6.6倍
予想配当利回り:1.09%
時価総額:約151億円
※株価データは2018年3月30日終値ベース
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