パソコン処分時に知っておきたいこととは?
不要になったノートパソコンはリサイクルなどで活用できます。
不要になったパソコンを処分したいけれど、中に入っている個人データなどが心配という方や、費用の面が不明なため、家でそのまま保管しているという方も多いのではないでしょうか?しかし有効活用でエコに繋がったり、誰かのために役に立ったりと、資源を有効活用できます。今回は不要なパソコンを有効に活用するために、処分方法について、データの消去の仕方や、処分方法などをご紹介いたします。
【目次】
リサイクルの必要性、要らなくなったパソコンも実はお宝
そのため不要になったパソコンから、それらの金属を取り出し使うことで、採掘時ほど労力やコストがかからず再利用でき、さらに採掘して輸入するよりもCO2の排出を抑えられることから「都市鉱山(アーバンマイン)」とよばれています。限りある資源を有効活用しようということで以前より注目されている都市鉱山ですが、2020年に東京で開催される「東京五輪」の金・銀・銅メダル、合わせて約5,000個ものメダルを都市鉱山の金属を使って作ろうというキャンペーンが行われています。
2016年リオデジャネイロ五輪では、銀と銅のメダルに30%リサイクル金属が使用されましたが、全てのメダルをリサイクル金属で作るのは世界初!となりますので、今あるパソコンやスマホを処分したいと考えていらっしゃる方は、参加してみて下さい。
「都市鉱山から作る!みんなのメダルプロジェクト」
http://www.toshi-kouzan.jp/
自治体や家電量販店の回収状況を調べる方法
一部の家電量販店や市区町村ではパソコンの回収を無料・有料で行っています。下記のサイトや、ページで確認できますので、配送などの手間をかけたく無いという方は、お近くで回収している場所を探してみて下さい。小型家電リサイクル回収ポータルサイト
http://kogatakaden.env.go.jp/
小型家電リサイクルによるパソコンの回収 - 一般社団法人 パソコン3R推進協会
http://www.pc3r.jp/home/koden.html#shop
メーカーでは無料で引き取ることが義務づけられている
2003年10月以降のPCリサイクルマークが貼ってあるパソコンに関しては、「資源有効利用促進法」に従い、メーカーは基本的に無料で回収に応じなければならないので、メーカーで無料で処分してくれます。ただし付属品は自分で処分しないといけない場合が多いので、取扱説明書などの回収の案内や、下記のページから各メーカーの窓口案内を見て、どの方法が一番良いか確認しましょう。一般社団法人 パソコン3R推進協会 ※トップページの下部にメーカーの関連ページへのリンク一覧があります。
http://www.pc3r.jp/
データを消去してくれる回収業者
自治体やメーカーで処分できないリサイクルマークの付いていないパソコンや、自作パソコンを処分したい場合は、データを機械的に処理してくれる回収業者に依頼する方法が一番安全です。また、リサイクルマークの付いたパソコンと、周辺機器を一緒に処分する場合は送料を考慮すると、無料で引き受けてくれ、かつデータ消去などを実施する回収業者の方が良いというケースもあります。またリユースPCを発展途上に寄付する仕組みがある業者もあるので、メーカーの回収情報と同時に、回収業者のチェックもオススメします。■パソコンファーム
無料でパソコンを回収しデータの消去を行ってくれる「パソコンファーム」
パソコンファーム
■パソコン回収.com
宅配便で要らなくなったパソコンを送れ、デスクトップパソコン・ノートパソコンなど対象商品は送料無料。関西・中部圏なら回収に来てくれその他の不要品の買い取りなども行ってくれます(内容については要確認)。ISMS(情報セキュリティーマネージメントシステム)認定を取得した事業所内で完全データ消去をするので安心です。情報格差(デジタル・ディバイド)の無い社会を目指し、年間200台を目標に、修理、設定をした後のリユースPCを発展途上国の学校に寄付する仕組みがあり、使えるものを役立てて欲しいという人におすすめです。
対象商品は送料無料で送れる「パソコン回収.com」は発展途上国などに寄付を行っています。
パソコン回収.com
パソコン内のデータを安全に消去する方法
回収業者や、メーカーなどでデータ消去をしてもらえるけれど、心配なので自分でデータを消去したい時に気になるのが個人情報だと思います。実はパソコン上でデータを削除し、ゴミ箱を空にしたとしても、専門的な処理でデータは復活してしまいます。そのため安全にデータを消すためには、パソコンの初期化や、下記の専用ソフトで安全にデータを消去することができるので、活用するのもおすすめです。また、メーカーによっては購入時に付属してくるCDやDVDに消去用のソフトが入っている場合があるので確認して下さい。
■ターミネータ10plus データ完全抹消 BIOS/UEFI版/AOSテクノロジーズ
官公庁や企業で多く利用されている、米国国防総省準拠のDoD5220.22-M 方式など、10段階のセキュリティレベルの中から抹消方式から選択した方法で、OSを含む全てのデータを抹消することができます。WindowsOSが起動できないパソコンや、昔のパソコンでも最低2MBのメモリでも動作可能です。また、SDカード、USBメモリーなどのデータ抹消もできます。日本語版 Windows 10/8(8.1)/7/Vista/XP/Server2012/Server2008/Server2003に対応。
10段階のセキュリティでデータ抹消ができる「ターミネーター10Plus完全抹消」
【パッケージ版】ターミネータ10plus データ完全抹消 BIOS/UEFI版
■完全ハードディスク抹消17/JUNGLE(ジャングル)
CDブート時はOS不要。Windows OSから実行する場合は、Windows 10/8.1/8/7/Vista/XPに対応し、米国国防総省準拠のDoD5220.22-M 方式など、6つのグレードから抹消方式を選択できます。USBメモリなども抹消可能。ウィザード形式で、パソコンに不慣れな人でもデータ抹消しやすくなっています。
ウィザード式で簡単操作の「完全ハードディスク抹消17」
【パッケージ版・ダウンロード版】完全ハードディスク抹消17
今回ご紹介した方法以外にも、オークションサイトや、フリマアプリでの売買や、リサイクルショップへの方法があります。ぜひ自宅で眠っているたパソコンも有効活用して下さい。その際はくれぐれも個人データなどは今回ご紹介したソフトなどを使って抹消してから出すようにしましょう。