20代男性の約3割が「セックスは面倒」
セックスへの興味が薄く、単なる習慣・義務・面倒くさいと考える草食系男子が増えてきた
バレンタインデー市場を支える本命チョコの冷え込みが。それは、取りも直さず“恋をしない人”が増えていることの証明でもあります。
しかし、一般的な恋愛関係は男女双方の出会いから始まります。決して、女子の興味が失せているわけではないはずです。そう考えると、問題はセックスに対する興味が非常に薄いか、まったくない、いわゆる草食系男子が増えていることにもありそうです。
「現代男性の性生活を中心としたライフスタイルに関する実態調査」(2006年)によると、20代男性の約3割がセックスを「単なる習慣・義務・面倒くさい」と回答。「恋愛やセックスに縁がないわけではないのに積極的でもない」というセックス感を裏付けています。
女子の36%は「草食系男子」を好む
一方、ある調査によると、女子の好む男子は草食系が36%、肉食系が64%でした。草食系を好む女子が4割近くいることは、真正面からの恋愛対象ではなく、性的にガツガツせず、決して間違いが起こらない男子に一定の需要があるということでしょう。意識的か無意識かは別にして、セックスに距離を置く男性が増えているのは事実です。セックスに対する興味の度合いには個人差があるので、こういった男子の存在は認められてしかるべきでしょう。
その上で、いわゆるセックス離れの要因がED(勃起不全)によるものであれば、なんらかの対策を講じる必要があります。EDと年齢との関係をみると、40代から50代は生活習慣病の影響による中折れが大半です。これに対して20代から30代の若い世代は精神的な理由によるものがほとんどです。
精神的な理由のうち、若い世代に多いのは、過去の失敗によって生じる不安感、パートナーの心無い言葉や態度、さまざまな緊張などが引き金になっているものです。それらに共通するのは、コミュニケーション不足です。
コミュニケーションで解消できる場合も
コミュニケーション不足が原因のEDなら、セックスの環境を変えてみるのも良い改善策に
デートにおけるパートナーとの会話やしぐさ、手をつなぐなどのさまざまなアピールも有効です。戸外でもベッドでも同じ気持ちで臨むことが大切です。
ゆとりの時間をつくることやスキンシップを楽しむことも効果があります。時にはシティホテルを利用したり、旅行に行ったりするなど、セックスの環境を変えてみるのも良い改善策になるはずです。
若い世代のEDの多くが精神的な理由によるものであるということは、ちょっとしたきっかけで状況が好転する可能性を秘めているということです。
EDで悩んでいるのは男性ばかりではない
少し視点を変えてみましょう。セックスに対する意欲が積極的でない場合、必ずしもそれを草食系と一括りにはできません。その背景がEDであるとするならば、特に若い世代の悩みは深刻です。子どもが欲しいと思っている女性の希望を閉ざす恐れがあるからです。EDで悩み苦しんでいるのは男性ばかりではありません。子どもを望む女性にとっても大きな問題です。にもかかわらず、彼女たちの悩みに真摯に向き合うパートナーは残念ながら少ないようです。
ですから、男性も、女性が抱えている悩みを理解し、受け入れてあげる必要があります。理解し、受け入れるとは、治療に対して前向きに考えるということにもなります。
精神的な理由によるEDはもちろん、肉体的な機能が低下したことによる場合にも、ED治療薬は有効に働きます。たいていの場合は服用することで安心感が得られるため、症状の改善に役立ちます。少子化対策を考える上でも、ED治療薬の活用は有効な手立てといえるのです。
>>草食系男子はEDになりやすい?