エンゲル係数が低いほど、生活水準が高い? 

19世紀にドイツの統計学者エンゲルが発見した「エンゲルの法則」によると、家計の消費支出に占める食料費の割合を「エンゲル係数」と言い、エンゲル係数が低いほど生活水準が高いとされています。
 
エンゲル係数を下げる方法2018年

エンゲル係数を下げる方法2018年



エンゲル係数の計算式
エンゲル係数(%)=「食料費」÷「消費支出」×100

生活スタイルの多様化が進む今の時代は、エンゲル係数の高低だけで生活水準を図ることは難しいかもしれませんが、食費はなるべくかけたくない人は多いと思います。そんな時は、我が家のエンゲル係数がどれくらいあるかを確認してみるとよいでしょう。

さてここでエンゲル係数の平均値を確認してみます。グラフの通り、2000年から2013年まではほぼ横ばいの状態が続いていました。ところが2014年以降、エンゲル係数は急上昇しました。2016年以降は比較的横ばいとなっていますが、依然として高い傾向にはあるというのが最近の状況です。

 
エンゲル係数は本当に上がってる?

エンゲル係数は本当に上がってる?

 

エンゲル係数上昇の原因は?物価が上昇している?

仕事で疲れて帰ってきた時には、夕飯を外食にしたり、スーパーの調理済み総菜に頼りたくなったりしますよね。そのようなご家庭が増えることで、エンゲル係数が上がっていることは十分に考えられるでしょう。

他の要因に、食料品全体の物価の上昇による影響も挙げられています。皆さんは、スーパーで買い物をしている時、「食料品の値段が高い」と感じたことはありませんか?
物価も上がってる?

物価も上がってる?

そこで本当に物価が上がっているのかについて、消費者物価指数を調べてみました。同指数によると食品の物価は全体的に前年の比率を上回っている項目が多くあります。つまり、全体的に食品の物価が上がっていることは、本当のようです。

食料の物価が上がっていたとしても、毎月のお給料が上がっていれば問題ないはず。しかし肝心の賃金は、以前と変わっていないところが多いといわれています。

総務省のホームページ(※)には、エンゲル係数は「物価変動の影響も分子に対応する『食料物価』と分母に対応する『消費者物価全体』の2つの物価変動を考える必要がある」との記述があります。また一説には昨今増え続けている共働きの世帯の増加が一つにあるのではないかとされています。エンゲル係数の上昇についてはさまざまな要因が考えられるため、一概にコレとは言い切れないようです。

物価の上昇が家計のエンゲル係数に影響を及ぼしているらしいということは分かりましたが、そこで嘆いたとしても我が家のエンゲル係数が下がるワケではありません。コロナの影響で収入が下がっている人も多いようです。そんな時だからこそ、食費を抑えるポイントを心得て、安心できる家計を築いていきたいものですね。

※出典 https://www.stat.go.jp/info/today/129.html
 

対処方法1 葉物野菜を安く手に入れて食費を下げる

野菜は家庭料理で欠かせない食材です。ただし、葉物野菜などを筆頭に、野菜は天候などに左右されやすく、台風や寒波が来た時には急激に価格が上昇することが多々あります。そんな時、少しでも安く購入できてエンゲル係数を下げるのに一役買う場所、それが「野菜の直売所」です。

野菜の直売所は、地元の農家が直接持ち込んで販売するため、地場の新鮮な野菜を安価で買えるというメリットがあります。泥付きだったり形が悪かったりしますが、その分スーパーよりお得に買える点が大きな魅力です。

直売所は都会にあまり存在しないイメージがあるかもしれませんが、よく探してみると意外に身近なところにあります。

代表的な直売所に、JA(農場協同組合)のファーマーズマーケットがあります。他にもインターネットで検索すると、地元野菜の直売所情報がいろいろ出てくるはずです。

また、もし近所に農地や畑があれば、よく探してみてください。無人の直売所が見つかることもあるでしょう。そこで購入できる野菜の多くは、スーパーなどより安いはずです。

ただし無人の直売所は、不定期で販売されることが多いため、タイミングを逃さないためには、販売者にどのタイミングで野菜が並べられるかを事前にチェックしておくことが賢い買い方です。
 

対処方法2 じゃがいもなど、価格が安定している食材の活用

年間を通して価格が安定している代表的な食材と言えば、じゃがいも・たまねぎ・さつまいも・にんじんなどの根菜類です。

葉物野菜が高騰している時期こそ、根菜類を積極的に活用しましょう。例えば、レタスが高い時期はレタスサラダではなくスライス玉ねぎとにんじんサラダ、あるいはポテトサラダを作るといったように。

他にも、室内栽培が主となるきのこ類、カイワレ大根、ブロッコリースプラウト、豆苗なども、価格が安定している食材です。中でも豆苗はとてもユニークな特長があります。

豆苗を調理する際、根元を残しておいて綺麗な容器に水を差して入れておきます。それを風通しの良い場所に置いておけば、葉が生えてきて再びそれを食べることができるのです。経済的ですよね。

このように葉物野菜の代わりになる食材を活用して、エンゲル係数を下げましょう。
 

対処方法3 食費節約のキーワード「訳あり」品を狙う

根菜類をショッピングサイトでさらに安く購入できる方法をご存じでしょうか?

アマゾンや楽天などで「訳あり 野菜」で検索してみましょう。すると画面には、根菜を中心としたいわゆるB級品の食材がたくさん表示されます。ヒビが入っていたり形が不揃いたったりしますが、お得に根菜類が購入できるおすすめの購入方法です。

中には「訳あり野菜は箱売りが中心で、量が多すぎて困る」という方もいるかもしれません。そんな場合は、ママ友に声を掛けて共同で購入しましょう。

ただし、送料と合わせると結局高くついてしまったといこともあるため、購入前には送料の確認を怠らないことが大切です。
 

対処方法4 割安な鶏胸肉を多く使う

育ち盛りの子どもがいる家庭ではお肉の消費も多いはず。牛肉などを例に、お肉の種類によっては値段が上がってしまいますが、エンゲル係数を下げることを意識して、割安な鶏胸肉を使うようにしましょう。

鶏の胸肉は手頃なお値段でありながら、高たんぱく低カロリーの優秀な食材。フライやソテーはもちろんのこと、フードプロセッサーでミンチにしてハンバーグにしても美味しく食べられます。

エンゲル係数を下げることを目標に、ぜひ活用しましょう。

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