1. イタリア
花火に食事に…やることが多くて忙しい年越しに!
大きな音が出る花火は魔除けの効果があるとされている
硬貨に似ているレンズ豆
2.スコットランド
イケメンのためにウィスキーとプレゼントを用意する!?
イケメンにウィスキーをプレゼント
3.オランダ
1年の汚れを落として次の1年に望む
オランダでは元旦に極寒の海や湖でみんな思い思いの衣装を着て凍てつく水に飛びこみ、寒中水泳を行っています。50年以上前から続く習慣で、毎年2万5千人以上の人々が訪れるようです。凍えながらも肌を突き刺すような水で体を清める様はまるで修行のよう。もっとも有名なのはハーグにあるスヘフェニンゲン海岸で毎年1万人が初泳ぎをしにやってきます。そもそも凍りつく水の中を泳ぐ習慣が始まったのは、澄んだ水につかって汚れを落とし、爽やかな1年を迎えるためと言われています。
4.デンマーク
大晦日までにたくさんの食器を用意する
5.ポーランド
ニシンの酢漬けを食べて1年の豊穣と金運アップを願う
ポーランドでは新年を迎えると同時にニシンの酢漬けを食べる習慣があります。ニシンの銀色は硬貨を連想させるので金運上昇の意味も込められています。西ヨーロッパではニシンが豊富に取れることから1年を豊かに過ごせる願いをかけるとも言われています。また、ルブリン地方では髭男とよばれる頭から顔を覆うカラフルな飾りをつけた男たちがゆく年に別れを告げる行事として街を練り歩く独特な習慣があります。
6.エストニア
とにかく食べて食べて、食の安全祈願!?
バルト海とフィンランド湾に接する北欧の国、エストニア
7.フィリピン
丸いもので来年の金運を上昇させる
フィリピンでは貨幣に似ていることから丸いものが富の象徴とされています。大晦日には丸い果物などを12個飾る習慣があり、来年はお金がたくさん入って着るようにと丸い形のものを食べます。他にもお金を表すとされ、たくさんのドット柄が入った服を身につけて豊かな富を呼び込む人も見られます。
家の中にお金を撒く習慣もあります。これも富をもたらすために行うもので、家主が1月1日になった瞬間にお金を撒き、子どもたちが回収します。このようにフィリピンでは金運にまつわる習慣が多く見られます。
8.ベネズエラ
年末はみんなカラフルなファッションで街を歩く
色で幸運を呼び込む
海外の年末年始の過ごし方は面白いものから奇妙なものまでたくさんありますね。簡単に真似できるものもあるので、もしこれらのシーズン中に訪れる予定があればぜひ一度体験してみてください。旅が一層楽しくなりますよ。
■今回、世界の年越し事情を紹介してくれたのは……
酒井 彩さん
マルチ拠点フリーランサー、Webライターとして活動中。世界中を拠点として旅をしながら暮らしている。
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