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スマートスピーカーでラジオ黄金時代が再到来!?

スマートスピーカーを使い始めて、よく聞くようになったのがラジオ。「Clova WAVE」、「Google Home」、「Amazon Echo」でradiko.jpのラジオ番組を楽しむ方法を紹介します。

太田 百合子

執筆者:太田 百合子

携帯電話・スマートフォンガイド

スマートスピーカーがある日常。生活スタイルに変化が

スマートスピーカーを使うようになって2ヵ月以上が経ち、我が家ではもはやスピーカーのある生活が当たり前になってきています。朝、起きたらまず話しかけて、ニュースや天気予報、スケジュールを確認するのが日課。照明やエアコンとも連携しているので、声でオンオフする操作も今ではごく普通に使っています。

この2ヵ月で、生活のスタイルもいろいろと変わりました。まず、朝のニュースチェックのためにテレビをつけなくなりました。また天気予報は今までのようにスマホで調べるより、スマートスピーカーに「今日、雨降る?」と聞いてしまった方が簡単。そして最も大きな変化が、スピーカーの置いてあるオフィスやリビングで、よく音楽を聞くようになったことです。

オフィスに設置しているスマートスピーカー。「Amazon Echo」(左)ではAmazon提供のAIアシスタント「Alexa(アレクサ)」が、「Google Home」(右)では「Googleアシスタント」が利用できます。

オフィスに設置しているスマートスピーカー。「Amazon Echo」(左)ではAmazon提供のAIアシスタント「Alexa(アレクサ)」が、「Google Home」(右)では「Googleアシスタント」が利用できます。

赤外線リモコン機能を備えたLINEの「Clova WAVE」は、テレビのオン、オフなどの操作のため、リビングに設置しています。

赤外線リモコン機能を備えたLINEの「Clova WAVE」は、テレビのオン、オフなどの操作のため、リビングに設置しています。

スマートスピーカーで音楽やラジオを聞くのは想像以上に便利!

「Clova WAVE」はLINEミュージック、「Google Home」はGoogle Play MusicやSpotify、「Amazon Echo」はPrime MusicやAmazon Music Unlimited、dヒッツと連携。「(曲名orアーティスト名)をかけて」と話しかけるだけで、手軽に好きな曲が楽しめます。曲名やアーティスト名を思いつかないときも、「ノリのいい曲」のように気分で指定することが可能。ちょっとBGMが欲しいなというときにも大変便利です。

また音楽と同時に、よく聞くようになったのがラジオ番組です。「Clova WAVE」、「Google Home」、「Amazon Echo」の3つのスマートスピーカーはいずれも、インターネット経由でラジオ番組が聴ける「radiko.jp」のサービスに対応。配信中のラジオ番組を、スピーカーで楽しむことができます。

スマートスピーカーとラジオのイイ関係

これまでのラジオは、まずAM、FMを切り替えて、周波数をあわせる必要がありましたが、radikoでは聞きたいラジオ局を選ぶだけで、AM、FMの両方が楽しめます。ラジオ局の選び方も、スマートスピーカーでは、「(ラジオ局名)をかけて」と話しかけるだけと簡単。スマートスピーカーによって多少の手順は違いますが、話しかけるだけの手軽さで、今配信中の番組が再生できるのはいずれも同じです。さらにradikoがいいのは電波を受信するのとは違って、ノイズなどがないところ。いつでも良い音で、ラジオが楽しめます。

私がまだ学生の頃、深夜の勉強の友といえばラジオでした。またクルマに乗っていた頃も、車内でよくラジオを聞いていましたが、都心に引っ越して移動手段が電車になると、ラジオを聞く機会はほとんどなくなってしまいました。最近ではごくたまに、スマホのradikoアプリで楽しむ程度だったのですが、スマートスピーカーで聞けるようになって、楽しむ機会がぐっと増えました。ラジオってやっぱり、何かしながら聞くのに向いていると思うんです。パソコンのキーをたたきながら、キッチンで料理をしながら、部屋の片付けをしながら……。声で話しかけるだけで聞きたいラジオ局が再生できるのは、使ってみると本当に便利です。

スマートスピーカーでradikoを聞くには?

スマートスピーカーでradikoを楽しむには話しかければいいのですが、機種によって話しかけ方の手順が少し異なります。「Clova WAVE」や「Google Home」は前述のように「(ラジオ局名)をかけて」と言うだけでOKですが、「Amazon Echo」の場合はまず、スマホの専用アプリでradikoのスキル(スマートスピーカーにおけるアプリ)を「有効」にしておく必要があります。その上で「アレクサ、radikoで(ラジオ局名)をかけて」と話しかけると、配信中の番組が再生されるしくみになっています。


「Amazon Aleza」アプリを起動し、メニューから「スキル」を選択。

「Amazon Aleza」アプリを起動し、メニューから「スキル」を選択。

スキルを一覧できる画面で「radiko.jp」を選びます。

スキルを一覧できる画面で「radiko.jp」を選びます。

「有効にする」をタップすれば準備OKです。

「有効にする」をタップすれば準備OKです。


アプリやブラウザで利用できるradikoでは、住んでいる地域以外のラジオ局も楽しめる「エリアフリー」のサービスが利用できますが、スマートスピーカーは残念ながら、まだこの機能には未対応。同様に聞き逃した番組を過去1週間に遡って楽しめる、「タイムフリー」も利用できません。その点radikoのヘビーユーザーには少々物足りないかもしれませんが、私のようにしばらくラジオから離れていた人には、新たなきっかけとなりました。みんながもっとスマートスピーカーを使うようになれば、私の学生の頃のようなラジオの黄金時代が、再びやってくるのではないかと期待しています。

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※機種やOSのバージョンによって画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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