卒業して早〇年。同窓会は「ステキな私」で臨みたい!
イラスト:陽菜ひよ子
20年といえば、子供が成人するだけの歳月。もはや当時の同級生と会っても思い出せない人、まったく面影が残っていない人も。
輝いていた学生時代、もしくは恥ずかしかった幼い時代を共有している当時の友人たちとの再会は、きっと楽しい話に花が咲くことでしょう。
そんな懐かしい頃を思い出させてくれる同窓会。
あなたはどんな気持ちで参加しますか?
痛アラフォーは「今の自分」に自信がないからムダに若作り
たとえ20年もの時間が流れていようと、あの頃と同じ若さを保っていたいと奮闘してしまうのが、痛アラフォー。「変わらないねー」と言われたいばかりに、必死でエステのアンチエイジングコースで底上げ。いつもは着ないような流行最先端の若見え服をGETし、披露宴に出席するかのようなヘアセット。
友人たちは皆結婚して子供もいる。独身だからこそ、所帯じみた彼女たちより「最高にキレイな私」は輝いて見えるはず……!
しかし、再会するのは昔のあなたを知っている友達です。無理な演出をすればするほど、必死さまでもが透けて見えてしまいます。
既婚者の友達とは話が合わず、妻子持ちの男友達には用もないので、結局は独身の女友達で固まるだけ。「あの子、太ったよねー」「〇〇くん、ハゲちゃって別人みたい」……なんて悪口大会に花を咲かせるようでは、せっかくの「キレイな私」もくすんでしまいます。
イケアラフォーは気負わず参加。「今のほうがステキ」だと褒められる
普段から自分磨きに余念のないイケアラフォーは、久しぶりの友人に会うときも気負わず自然体。それでも同級生から「今のほうがずっとステキ」と褒められれば、悪い気はしません。当時ひそかに好きだった初恋の彼。大人になった今はもう、恥ずかしがらず堂々と話しかけることができます。
「あの頃、〇くんのこと好きだったんだよ」
なんて打ち明け反応を見るのも、同窓会ならではの楽しみ。結婚してママになったり、起業して社長になったり、さまざまな人生を歩んでいる元クラスメイトの近況が聞けるのも、同窓会だからこそ。皆ががんばっている様子を見ると、自分もがんばろうと励みになります。
他人の目を意識し過ぎたりマウンティングに走ってしまうのは、自分に自信がない証拠。幸せや成功の基準は人それぞれですから、気にしていたらキリがありません。
同窓会で受けた刺激や悔しさもバネにして、日々「昨日よりステキな自分」を心がけていきましょう!
■イラスト/陽菜ひよ子
イラストレーター・漫画家。名古屋在住。パレット・クラブスクール卒。
主に女性や子供向けに、書籍・雑誌・広告・テレビなどを中心に幅広く活躍。
初書籍『アトピーの夫と暮らしています』(PHP研究所刊)絶賛発売中!
公式サイト http://www.hiyoko.tv/
FBページ https://www.facebook.com/hiyokodagane