株式を購入する前に
冬のボーナスを受け取ったし、「株式投資でも始めてみよう!」などと考えている人も多くいるかもしれませんが、ちょっと待ってください!適当に買えば、高値掴みになるかもしれません!株を購入する時には、株価の動きによって取引手法が異なることをご存知ですか?株式を購入する時には、株価の動きによって「順張り」と「逆張り」の二つの取引手法があります。今回は、順張りの取引手法について解説していきます。
株を取引する二つの手法とは
順張りとは、株価が高くなると予測する場合に、株価の動く方向に沿って株を買う取引のことです。ポーラオルビスホールディングス<4927>のチャートを見てみましょう。株価はここ数カ月、上昇と下落を繰り返しながら、全体的には上昇していることがわかりますね。
順張りのチャートとは
株価が上昇している途中でに下落してる時があります。順張りの取引では、この上昇の途中で株価が下落したところで株を買います。一般的に、株価が押した(下落した)ところで買うので、「押し目買い」と言います。株価が上昇し続けている間はできるだけ保有し、上昇が終わって天井をつけたら株を売ります。ポーラオルビスホールディングスのチャートに、順張りを行う買いのポイントに丸印を付けました。株価が上昇したら売却するポイントにも丸印をつけましたが、まだまだ上昇することが予想される場合はそのまま保有しても構いません。買ってから売るまでの時間が意外と長いことがわかりますね。
順張り取引の基本
順張りの順張り取引中、基本的に株価はゆっくり上昇します。そのため、すぐには株価は上昇しないため、本当に上昇するのかよくわからないこともあるかもしれません。そのため、順張りは逆張りよりも利益を得るまでに時間がかかる場合が多いです。順張りでは一般的に、株価は上昇することを前提にしていますから、業績が良好な銘柄が多いです。業績が良好だから株価は上昇するわけですから、その業績に変化がなければ株価は堅調ですが、業績に陰りが見えたりすると、株価は上昇基調から転換することになります。
難しい点は、いつ業績に陰りが見えるかという点ですが、それは誰にもわかりません。株式市場の全体の地合いや、決算書などを分析して順張りの取引でいいのかを判断していくことになります。
高値圏にある銘柄の株価調整は、逆張りなのか、順張りなのかの判断は悩ましいと言えます。トレンド転換のタイミングや他のテクニカル指標を活用して投資手法が正しいのかを確認しつつ、リスク管理を徹底しておくことが大切になるでしょう。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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