夫婦共働きでしっかり収入を確保していきたい
女性の就労を促す政策が色々と取り上げられていますが、多くの場合、子どもの成長と共に支出は増え、女性の社会復帰は現実味を帯びてくる でしょう。中間層の多くは、マイホーム・教育費・老後資金といった三大資金の確保、車に旅行といった一般的な生活を送りたいと思えば、夫の収入だけでは心許ない世帯がほとんどです。経済的にゆとりを持って生活したいと思えば、やはり夫婦共働きでしっかり収入を確保していくことが必須になります。
子どもが小さい頃は、働く時間が調整できるパートの方が都合が良い場合が多いかもしれません。しかし、長期のライフプランを考え、三大資金(マイホーム・教育費・老後資金)を確保するとなると、継続的な安定収入が得られるような働き方が求められます。
つまり、最初はパートでも、子どもの成長と共に勤務時間を増やし社会保険加入して、更に正社員になる事を前提に仕事を選ぶことも重要だということです。転勤族の場合は、引越を余儀なくされても、全国展開されている企業であればこれまでのキャリアを活かし仕事を続けることが比較的可能になるでしょう。こつこつと仕事と向き合い、少しずつキャリアを積み、どんな状態でも稼げる自分を作っていきましょう。
女性も正社員で働き社会保険を味方に
女性でも正社員として雇用される事や、社会保険に加入することは、自分と家族を守る為にとても有効です。この社会保険制度は、健康保険・厚生年金保険・介護保険・労災保険・雇用保険から成立ち、病気・ケガ・身体障害・死亡・老後の生活・失業などが起きたとき、自分と家族の生活の安定を守る為の保険となります。例えば、病気やケガで仕事を休み、給料が支払われなくても、健康保険から最長1年半までは給料の約3分の2が支給されえる「傷病手当」という制度があります。病気やケガで仕事ができなくても、辞める必要がないうえにその間の収入もある程度確保されるので、安心度が高いですね。つまり、社会保険に加入することそのものが「リスク」への備えとなるといえます。
社会保険に加入しておけば、社会保険で不足する分だけを民間の保険でカバーすればいいので、保険の見直しにも一役買います。
また、シングルマザーの場合、子どもを守るのは母親だけなので、子どもを経済的リスクから守る為にも最低限、社会保険は入っておきたいものです。
夫婦が助け合う関係性を作る
夫の収入だけに頼っていた場合、離職による収入減ダメージは大きく、更に国民健康保険や国民年金の納付負担は相当なものになります。しかし妻が社会保険に入っていれば、次の仕事が見付かるまで夫は妻の扶養に入ることも可能になります。このように、収入の確保以外にも、夫婦共に助け合い、家族の生活を守る為に社会保険加入は有効というわけです。先を見据え、どんな状況になっても家族を守る働き方、考えてみませんか?【関連記事をチェック】
主婦でも収入アップが必要な理由とは
共働きでお金も美しさも引き寄せる!
アラフォー世代がキラキラと生きるための家計管理