仕事と育児の両立に悩む子育て世帯の現実

職場関係、子供の病気など子育て夫婦が抱える課題は多い。

職場関係、子供の病気など子育て夫婦が抱える課題は多い。

それぞれの家庭によって働き方や生活スタイルは異なりますが、成長の過程においては子供が赤ちゃん時期を過ぎてくると幼稚園や保育園、そして小学校と家庭から徐々に社会の一員として親の目の届かない所で過ごす時間が増えてくるものです。

専業主婦世帯よりも共働き世帯が多い日本で「イクメン」という言葉が社会に浸透しても、父親とくに若い父親が「赤ちゃん時期を過ぎた子育てをどのように主体的に参加すれば良いか悩んでいます」という相談を大変多く受けます。

たしかに「働き方改革」「残業削減」と聞こえてくるものの、相変わらず自分の職場はなかなか早く帰ることが厳しい状況にある一方で、本音では毎日定時に帰宅して、家族と食事を取り、お風呂を入れて、絵本を読んであげたいという声も本当に多く耳にします。

頻発する子供の病気にどう対応するか?

子供たちがさまざまな所で過ごすようになると、軽い風邪から子供時期特有の感染症やインフルエンザなどの病気に罹ってしまいます。

実際にわが家でも3人の子供を育てていますが、ちょっとした発熱などは日常風景ですし手足口病やノロウイスル、インフルエンザなどの診断を下された日には夫婦共に、子供の心配と仕事や職場のやりくりで何度めまいを起こしたでしょうか?


若いパパにこそ試してほしい「ヒーローコール」とは?

ヒーローコールとは?

ヒーローコールとは?

さて、そんな状況を迎える若いパパにこそ始めてほしいのが「ヒーローコール」です。言葉としてはまだまだ浸透していませんが、ぜひおすすめします。

設定はいたって簡単。保育園や幼稚園、小学校に提出する第一連絡先(主に保護者連絡先)を父親の勤めている会社の部署番号に設定するだけ。

ここでのポイントはご自身が持っている携帯電話でないことです。(携帯番号は第二連絡先にするとよいです)

ほとんどの共働き家庭では、第一連絡先は妻の勤務先や携帯番号ではないでしょうか?ただ、それを父親側の情報に変えるだけのことです。

そしてこの「ヒーローコール」、自分にも職場にもそして家族にもプラス効果抜群です。

 

職場での業務や風土を見直すキッカケに

まず職場へのプラス効果について。

自分の子供が発熱等で急なお迎えが必要な場合、まず父親の職場に電話がかかってきます。

ポイントは職場に電話がかかってくること。ほとんどの場合、自分以外の誰かが電話を取り、取り次いでくれます。

自分から説明するまでもなく、「〇〇さんA保育園から電話がかかってきた」ということがわかるケースが多いと思います。そうでなくとも、父親が電話口で話している内容が取引先などの仕事電話でないことは会話の内容から周囲に伝わります。

職場としても、わざわざ職場にかかってきた電話に対して、「君が行かなくてもいいだろう」とは言わないと思いますし、そういった上司や風土の会社組織であれば、根本的に業務上のいろんな面を見直す良いキッカケになると思います。

仕事の都合をつけて、発熱等で苦しんでいる子供の元にさっそうと駆けつける、これぞ子供にとっての「ヒーロー」ではないでしょうか?

もちろんただ駆けつけるだけでは不十分です。そこから小児科を受診させ、処置や薬を受け取り、栄養のある物や消化に良い物を食べさせるということも必要ですので、自動的に育児家事能力が上がっていきます。

ちなみに母親だって最初からこの能力が高いのではなく、担当して主体的に行うからこそそれらの能力が上がるのです。

 

子育てしやすいチームとして支え合う職場風土へ

チームとして支え合う風土が生まれてくることが大きなメリット

チームとして支え合う風土が生まれてくることが大きなメリット

職場にとってのプラス効果、もう少し具体的に説明します。

男性社員が子供の発熱で急な帰宅が出来る組織風土であるならば、その職場の子育て中、またはこれから結婚して子供を持ちたいと思う若い女性社員の働き続ける希望になります。

子育て中の女性社員が本当に悩んでいるのは、育休明けの職場復帰から約一年間の保育園からの呼び出し電話です。とくに復帰から半年間は、毎週のように発熱で電話がかかってくることも多く、肩身の狭い思いをし離職するケースも後を絶たないのです。

小さい頃の子育ては永遠には続きません。最初の半年が呼び出しの頻度が高く、小さいうちの冬場は感染症も増えるのでとっても大変です。

しかし、男性社員も同じ状況なのだとわかると、チームとして支え合う風土が生まれてくることが大きなメリットになるのです。


妻との関係にもプラスの効果が

そして、何より最大のプラス効果はパートナーである妻との関係です。

とくに共働きの場合、妻もキャリアを継続するために一生懸命仕事に取り組んでいます。そのパートナーとして子供の父親であり、自分の夫が子供の急病時に対処するという姿を実行し続けることは、「この人と家庭生活を送れてよかった」と心から思ってもらえることにつながるのです。


言うまでもありませんが、子供たちには苦しいときにお父さんが迎えに来てくれたという姿を覚えています。それが一番身近で一番頼りになるヒーローの存在なのだと思うのです。

ぜひ、「ヒーローコール」実践してみてください!


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