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食料品や日常品に利用できる実用品が人気のようです

お世話になったあの方へ、感謝の気持ち伝える「お歳暮」。今年も年末に向けてお歳暮商戦がスタートしています。今やネット注文が早期割引でお買い得。贈る人数が多い方にとっては、費用がかさみますのでとても助かります。もちろんデパート各社の売り場も11月に入ればにぎわい始まるようです。

さて、2017年のお歳暮はどんなものが人気になるのでしょうか。予算や贈る相手などの傾向も気になるところです。そこで今回、本記事執筆時点での最新データとして、アサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所が運営する情報発信型ウェブサイトで、2016年に実施された「 さて、今年のお歳暮ギフトはどうする?」の調査結果を参考に、いろいろ調べてみました。万全の傾向と対策で、満足できるお歳暮を贈ってみてはいかがでしょうか。


お歳暮マナーの由来と贈る時期

「お歳暮」という慣習は日本にしかありません。お正月に祖霊(先祖の霊)を迎え、御魂祭りの御供え物や贈り物をした、日本古来の習わしが起源とされています。嫁いだり、分家した人が親元へお正月になると集まり御供え物を持ち寄ったのが、現在のような形での「お歳暮」の始まりになります。

昔は新年の準備を始める12月13日から20日までに贈られていましたが、現在は日ごろお世話になっている方々への年末のあいさつとなり、贈答儀礼に変わりつつあります。贈る時期は、かつては正月祝いの準備を始める12月13日から12月20日までに贈るものでしたが、現在では11月末頃から贈られる方も多いようです。

また、関東では12月初旬から12月31日、関西では12月13日から12月31日までとされていますが、暮れも押しせまった忙しい時期に届いても迷惑なので、できれば20日くらいまでが無難。ただし、お正月用の生鮮食料品を贈る場合は、反対に遅めの方が親切ですよね。


お歳暮の送る予定の人はシニア層ほど増加傾向に

6割近くの方が贈る予定です

 

では、つぎに年代別にお歳暮を贈るか、贈らないか? について見てみましょう。検討中も併せると贈る予定の方は全体の6割近くとなっています。さらに年代別に比べてみると、「贈る予定がある」は20代が30.6%、30代が39.0%、40代が40%、50代が49.1%、60代が57.5%、70代以上が66.7%、と年齢が上がると少しずつ増加の傾向がみられます。

20代が低いのは未婚者が多いのが要因ですが、シニア世代のお歳暮の贈答率が高まるのは、年齢を重ねていく上で世間や人との関わりが影響されているからなのでしょうか。


誰に贈る? ビジネス関係は減り、身内への感謝の機会に

お歳暮の金額は5000円と3000円の商品が主流で、お中元の2~3割り増しが目安となっています。お世話になっている度合いで価格を上手く使い分けています。さて、ではお歳暮は誰に贈るケースが多いのでしょうか?

1:自分の両親(38.4%)
2:義理の両親(37.3%)
3:自分の兄弟、姉妹(24.2%)
4:親戚(20.8%)
5:友人(20.2%)
6:義理の兄弟、姉妹(14.0%)
7:仕事上のお客さん(13.5%)
8:上司(11.4%)
9:先生(学校、習い事/恩人 )(9.0%)
10:仲人(5.4%)
(複数回答)

一昔前のお歳暮の贈り先と言えば、会社など上司や取引先などビジネス関係が中心でした。しかし、最近では企業などの年賀状、お歳暮など虚礼廃止(形だけの儀礼を廃止する)がなされています。贈り先の上位は身内がほとんど、だからこそ今は日頃の感謝の気持ちを自分の家族や身内に伝える絶好の機会となっているのがよくわかります。


お歳暮はどこで購入予定?

1位:デパート、百貨店(58.3%)
2位:スーパーマーケット(28.3%)
3位:ネット通販(17.4%)
4位:専門店(15.5%)
5位:郵便局(ふるさと小包など)(5.8%)
(複数回答)

年齢が若い方は、早期割引としてネット通販が利用する人が増えています。ですがデパート、百貨店での購入が半数以上。スーパーより百貨店から届くのでは同じ品物でも高級感が増し、包装紙を重視するブランド力が感じられます。ちなみにこれは若い方よりも年配の方のこだわりが大きいようです。


お歳暮として贈りたいもの もらって嬉しかったものベスト5

■贈りたいもの
1位:ビール(発泡酒・新ジャンル含む)
2位:お菓子・デザート
3位:加工品(ハム、ソーセージ)
4位:コーヒー・お茶
5位:産地直送の野菜・果物

■もらって嬉しかったもの
1位:ビール
2位:加工品(ハム、ソーセージ)
3位:お菓子・デザート
4位:産地直送の魚介類(かに、鮭、イクラ等)
5位:各種商品券
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ビールは贈りたいもの、そして贈られて嬉しいもの1位はビール


1位のビールは贈りたいもの、そして贈られて嬉しいものに選ばれました。クリスマスや年末年始、お正月などの乾杯需要に向け、家族や来客に必要なものでたくさんあっても困らず、在庫ができて嬉しいという声も。お酒を飲まないご家庭にはどうかなとは思いますが、大事なポイントは贈る相手の家族構成をよく知っておけば、お酒が喜ばれるのが分かるはずです。よく分からない場合はお酒類ではなく、他のものにするのが無難です。

また「ハム・ソーセージ」「産地直送の魚介類(かに、鮭、イクラ等)」は年末年始のイベントにおいて、普段とは違う食卓を豪華に彩ってくれます。「お菓子・デザート」「果物類」は個人ではなく家族向けに、特に子どもがいる家庭では喜ばれます。もらって嬉しかったもの5位には各種商品券、年末年始に必要なものや自分の好きなものが購入できるのが嬉しいですね。


お歳暮を選ぶポイントは?

1位:いくつあっても無駄にならない・困らないもの(42.2%)
2位:使って(食べて)しまえば、形、モノが残らないもの(32.8%)
3位:国産(日本産)(31.1%)
4位:上質・高級・プレミアム(26.0%)
5位:安全・安心(無添加・無着色など)(22.7%)
6位:自分がいつも食べていて・使っていて信頼できるもの(19.5%)
7位:季節感(19.3%)
8位:あえて毎年同じギフトを贈るようにしている(18.5%)
9位:事前に試食して納得したもの(15.1%)
10位:産地直送(工場直送)(11.3%)
(複数回答)

「いくつあっても無駄にならない・困らないもの」「使って(食べて)しまえば、形、モノが残らないもの」がそれぞれ1位と2位。このことから毎日使うもの、すなわち日用品を選んだり、形に残るものよりも食べたり、使ったりして無くなってしまうものを選ぶのがポイントとなっています。高価のものを頂くよりは、日用品や食品など消耗、消費できるものが相手に気を使わせない心遣いかもしれません。

私が気になったのは、8位の「あえて毎年同じギフトを贈るようにしている」です。ガイド個人的なことですが、お世話になった恩師に毎年ドリップ式のコーヒーセットを贈っています。恩師が毎日大好きなコーヒを飲んでいることを知っているので、あえて同じものを贈り続けていますが、「毎年楽しみにしています」とお礼状が届くとさらに嬉しくなります。

このように「毎年同じものを贈るようにしている。その方が相手の方も計算できると思う」と言う声もあり、また贈り先もお歳暮の時期なると「待っていたものが届く」と心待ちされている方もおられるのは確かです。

さてお歳暮情報、いかがでしたか?贈る時期はまだ先ですが、お歳暮選びはすでに始まっています。どうぞご参考になさってください。


<参考データ>
調査概要 アサヒWebサービス
調査対象:全国の20歳以上の男女
有効回答数:923人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2016年11月2日~11月8日
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。