50代を迎えたら、そろそろ考えておきたいのが終の棲家(ついのすみか)についてです。今のところに住み続けるのか、住み替えるのか、住み替えるときにはどのように暮らすのか、その場合に掛かる費用はいくらなのかなどをあらかじめ知り、準備しておくことが必要です。
 
セカンドライフだからこそ、自分の好きな場所で好きなものに囲まれて暮らすことが可能になります

セカンドライフだからこそ、自分の好きな場所で好きなものに囲まれて暮らすことが可能になります

 

住み続ければお金は掛からない?

今、住んでいるところにそのまま住み続ける場合には、特別にお金は掛からないと考える人もいるようです。賃貸であれば家賃を支払わなくてはなりませんが、持ち家なら家賃は要らないからお金は掛からないとイメージしがちです。

とはいえ、持ち家の場合には固定資産税の他に修繕費や管理費等も定期的に必要になりますので、持ち家だからお金が掛からないというのは、間違った認識です。

固定資産税は市区町村から送られてくる納付書に金額が記載されていますので、毎年の支出として予算立てをする必要があります。改修費については、一般的なリフォームや将来を見据えたバリアフリー住宅へのリフォームが考えられます。

リフォームに掛かる費用は内容によって変わってきますので、ハウスメーカーや工務店に見積もりを出してもらい、おおよその金額を把握しておくことが必要です。持ち家だからこそ、メンテナンスにお金が掛かるということを忘れてはなりません。
 

有料老人ホームへ住み替える

住み慣れた我が家から有料老人ホームへと住み替えを検討する人もいます。有料老人ホームというと介護をうけるためとイメージしがちですが、健康な人が入所するところというのが正解です。

なかでも介護が必要になったら契約した部屋、もしくは施設内の介護棟等へ移ることのできる「終身介護付き有料老人ホーム」が人気を集めています。

気になる入所一時金は数千万円から1億円を超えるものまであり、「立地×設備」で金額は変わってきます。

とある伊豆の施設の場合、1人入居の入所一時金は約2000万円、食費、雑費、共益費などで最低でも毎月20万円から25万円程度の費用が必要です。夫婦2人で入居する場合、一時金は3000万円弱、毎月の支払総額は最低でも30万円程度を見込んでおく必要があるそうです。

都内23区のある施設の場合、1人入居時の入所一時金は5000万円以上、毎月の支払いは最低でも25万円から30万円程度が必要になるようです。2人以上の費用が高額になるのは、想像に難くないのではないでしょうか。

いずれの施設もセキュリティは万全ですし、食事の提供や温泉大浴場、映画鑑賞会などのアクティビティが楽しめたりと、その場所にいながらにして、充実した生活は送れそうな雰囲気が感じられます。

自然満喫派、都会満喫派ともに素晴らしい施設なのですが、これはあくまでも私が感じたことに過ぎません。

もし有料老人ホームへの入所を考えているのなら、施設見学は勿論のこと、お試し入居として最低でも1週間、可能であれば1カ月はそこに滞在し、自分にあっているのか、他の入居者の人たちと上手にコミュニケーションが取れそうかを見極めてから契約するようにしましょう。

有料老人ホームへ入所すると便利ですし、安心して暮らすことができるのがメリットです。ただし一般の住宅と違い、施設で暮らす権利を得るというシステムのため、子や孫は相続できませんし、病気になって治療が必要になったときには、退所しなければならないケースも考えられます。

入所一時金として高額な費用が必要になるゆえ、あらかじめ子供たちと話し合いをしておかないと、後に相続トラブルが起こる可能性があることを頭に入れておきましょう。
 

どこで、どのように暮らすかをイメージする

持ち家や賃貸、施設に入所するなどは大切なことなのですが、一番大切なことはどこで、どのように暮らすのかを知ることです。

具体的には買い物に便利な場所、駅に近い、自然に囲まれている、物価が安いなどをイメージして、どのように暮らすのかも思い描くことが大切です。

しっかりイメージすることができたら、気になっている物件や場所を訪ねて、終の棲家を探してみてください。きっと、お気に入りの場所が見つかるはずです。

【関連記事をチェック!】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。