発売は2017年9月22日予定、15日より注文開始
現地時間2017年9月12日に、アメリカで開催されたAppleのプレスイベント。この場で、“Apple Watch Series 3”が発表された。日本での発売は2017年9月22日予定で、9月15日より注文を開始する。ケースサイズは38mmと42mmの2種類を用意。Apple Watch Series 3(GPS + Cellularモデル)はゴールド、シルバー、スペースグレイアルミニウム、またはシルバー、スペースブラックステンレススチールのケースと各種バンドとの組み合わせから選ぶことができ、価格は45800円[税別]から。その他にも多数のモデルが用意されている。詳細については、Apple Watch Series 3の公式サイトをチェックしてほしい。
【関連サイト】「Apple Watch Series 3」公式サイト
さまざまなモデルが展開される
携帯電話通信に対応、Apple Watch単体で通話などが可能に
従来までのApple Watchでは、通話やメッセージのやり取りを行ううえでiPhone本体の存在が不可欠だったが、今回発表されたApple Watch Series 3はセルラー(携帯電話通信)に対応したモデルも登場。これにより、Apple Watch単体で通話やメッセージのやり取りが可能となった。携帯電話ネットワークはLTEとUMTSに対応し、ディスプレイ自体を使って信号を信号を送受信するアンテナデザインになっている。利用する番号番号はiPhoneと共通。日本での展開に当たっては、発売と同時に提携している通信事業者から携帯電話通信機能のための特別なスタート用プランが提供予定とのこと。
Apple Watch Series 3は、Apple Musicのストリーミング再生にも対応(時期は2017年秋を予定)。iPhoneと連携させることなく単体で、4000万曲あるApple Musicのストリーミングリストで楽しめる。
性能も大幅にアップ、でもバッテリーは一日中持続
Apple Watch Series 3を駆動するのは、Appleの第3世代アーキテクチャにあたる“S3”。より高速なデュアルコアプロセッサによって、アプリケーションをよりすばやく起動し、グラフィックもよりスムーズに表示されるほか、初めてSiriが内蔵スピーカーを使って話せるようになった。加えて、Appleがデザインした新しいカスタムワイヤレスチップ“W2”によって、Wi-Fi接続が85パーセント高速化し、BluetoothとWi-Fi接続時の電力効率も50パーセント向上。気圧高度計も搭載し、上がった階数や屋外のワークアウトなどのアクティビティで、高度の上昇レベルを記録することもできる。
上記のとおり性能面で大幅なパワーアップを遂げたApple Watch Series 3だが、バッテリーは従来機と変わらず一日中持続するとのことだ。
“watchOS 4”で何が変わった?
OSは“watchOS 4”を搭載。心拍数アプリケーションが新しくなり、安静時、ワークアウト時、ワークアウト後の回復時、ウォーキング時、呼吸セッション時など、心拍数をより詳しく把握できるようになった。安静時に心拍数が基準値を上回った場合、通知が飛ぶ設定などもできるとのことだ。そのほかにもApple Watchシリーズのキモと言えるワークアウトアプリケーションの多くで、機能追加などが行われている。【関連記事】
全面ディスプレイのiPhone X発表、11月3日発売開始
ホームボタンが廃止されたiPhone X、操作はどうなる?
iPhone 8&8 Plusが発表、iPhone Xとはドコが違う?