日本では1990年代前半から働く妻が増え始め、2016年には専業主婦世帯700万弱であったのに対して、共働き世帯は1100万世帯以上におよびました。いまや共働きは一般的なライフスタイルと言えます。となれば家もそれに対応してしかるべき。そこでご紹介したいのが、住友林業が提案する“共働き家族の家”『DUE CLASSO(ドゥーエ・クラッソ)』です。

産休明けの女性社員が書き上げた企画書から始まった

『DUE CLASSO(ドゥーエ・クラッソ)』イメージ

自身が共働きで時短や家事分担に苦労した経験に基いた住友林業女子社員の企画書がドゥーエ・クラッソの原点

「『DUE CLASSO(ドゥーエ・クラッソ)』は、双子のお子さん出産後に職場復帰した30代前半の当社女性社員がつくった企画書から始まりました」

と語るのは、住友林業 住宅事業本部 営業推進部 営業戦略グループ 次長の池田成男さん。ドゥーエ・クラッソの発売に携わった一人です(以下、コメントはすべて池田さん)。

「企画書を書いた女性社員は旦那さんも当社の社員。2人とも忙しいなかで、双子のお子さんの子育て、家事などを分担する時間をつくらなければなりませんでした。ハウスメーカーの人間だけに、当然、間取りにこんな工夫があればもっと夫と共同で家事がやりやすいだろう、こういう動線なら時短に有効なはずだ……といったアイデアが生まれ、企画書の作成につながったのです」

自分も含め、世の中の共働き家族に向けて何らかの支援をしたい、といった切実な気持ちがドゥーエ・クラッソの原点にあるのです。

「共働き世帯が1990年代前半から20年以上にわたって増えてきた社会的背景から、住友林業では、これまでも共働き世帯のライフスタイルを意識した間取りやインテリアなどを提案してきました。ただ、2016年夏に国が"働き方改革"を提唱し、これからますます仕事に臨むスタイルが変化していくことが予測されます。私たちは、それに伴って共働き家族は家での過ごし方をいままで以上に大切にするのでは、と考えました。そこで“共働き家族向けの家”をひとつの商品として発売しよう、ということになったのです」

「ちょっとじゃま!」と言わずにサクサク家事ができるキッチン

商品企画にあたって池田さんたちは、総計約500組の共働き家族を対象にしたアンケートを実施。さらに共働き世帯の方々に出席いただいた座談会も行って、共働き家族のリアルな意見を集めました。

「そこから見えてきたのは、現代の共働き世帯の、特に30代前半以降の世代には『家事、子育てはシェアするもの』という意識が根付いているということでした。

ただ、例えば夫が洗い物を手伝いたいと思っても、参加しづらいキッチン動線だったり、妻は妻で動き回る夫に対して、つい『ちょっとじゃま!』などと言ってしまい、それがストレスになったり……という現状も分かってきました。

そうした悩みを解消し、妻、夫、さらに子どもも含めて家族全員で効率よく家事を行える設計の工夫、設備、収納などを設けた提案にしようという方針が固まったのです」

そこでつくられたのが、3種類の家事提案です。まずは、その名も「サク家事」。サクッと家事がはかどって時短に役立つような設計、工夫が採用されています。

「例えば洗濯動線への配慮です。下の間取図は2階建てで、通常1階にある洗濯機置場や浴室を2階に置き、すぐ前にバルコニー、裏側にストレージがある動線にしました。こうすることで、入浴前に脱いだ服を洗濯機に入れる→洗う→干す→たたむ→しまうが一本の線で結ばれます。

共働き家族は平日の洗濯は2階バルコニー干しが一般的。従来のように1階で洗濯すると、洗ったものをもって2階へ上がらなければなりません。そのストレスをかなり軽減する効果もあると思います」
『DUE CLASSO(ドゥーエ・クラッソ)』イメージ

洗う→干す→たたむ→しまうの各工程が近づき、洗濯がラクに完結できる動線


もうひとつ、サク家事の提案として取り上げたいのがキッチン。

「食事の用意、後片付けは手間のかかる家事のひとつだけに、夫、子どももぜひ活躍してサクッと終えたいところ。回遊できるキッチンなら互いにぶつかることもなく、スムーズにお手伝いができそうです。イラッとして『じゃま!いいからあっち行ってて!』といったセリフが飛び出すこともなく、みんなで進めれば時短にも役立ちそうです」
『DUE CLASSO(ドゥーエ・クラッソ)』イメージ

 

『DUE CLASSO(ドゥーエ・クラッソ)』イメージ

回遊できる動線のキッチンなら家族みんなで使っても混雑しない



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