住宅購入と結婚、優先順位はどちらが先ですか?
皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、貯蓄が少ないことに悩む30代の女性会社員。ファイナンシャル・プランナーの平野泰嗣さんがアドバイスします。※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください。(相談は無料になります)■相談者
ニヤニヤ姫さん(仮名)
女性/契約社員/38歳
東京都/賃貸住宅
■家族構成
一人暮らし
■相談内容
同世代と比較し、貯金が少ない事に気付きました。ネット銀行の利用や外貨投資もしていますが、投資知識もなく活用方法も正しいのか、資金活用できているのかもわかりません。住宅系の仕事をしており、家にこだわりがあり、住まいのグレードは下げたくありません。家賃と同じくらいのローンで中古マンションを購入し、リノベーションも検討中。結婚の可能性もなくはないが、どんな優先順位で検討したら良いのか模索しています。
■家計収支データ
■家計収支データ補足
(1)勤務先について
契約社員のため、階級試験をクリアできなかった場合あと3年で契約終了の可能性あり(その可能性は低い)。契約継続の場合、役職によっては45歳で契約終了。現職はやりがいがあり、産休育休制度も整った会社だが定年までどうしても、のこだわりはない。「毎年1資格」のペースで取得しているのである程度のつぶしは効くと踏んでいる。
(2)退職金について
退職金制度はなし。
(3)ボーナスの使いみちについて
年払い保険料25万円、その他1万円。
(4)加入保険の保険料の内訳について
保険料1万5000円の保険料の内訳を、以下の例を参考に教えて下さい。
・本人/終身保険(70歳払込終了、死亡保障1600万円、他に医療特約)=保険料1万3000円
・本人/個人年金保険(60歳払込終了、65歳から10年確定、年金額63万円)=保険料25万円(年払い)
(5)趣味娯楽費について
交際費(飲み代) 2万5000円
美容代 2万5000円
衣服、プレゼント代 1万5000円
趣味(イベント参加等) 1万円
交通費 5000円
(※本人は改善=もっと節約したい部分とのこと)
(6)住宅購入について
便利な立地にしか住んだことがなく、場所・立地は譲れない。そのため、住宅費がかかった場合、食費や生活費を工夫して抑える予定(具体的な予算はわからないとのこと)。ただ、現在もお弁当を持参し極力食費は抑えているが、毎日缶ビール(第三のビール)を一本飲むので食費はこのくらいが限度。
(7)結婚について
結婚は相手ありきではあるが、子どもも欲しいし、優先順位は住宅購入よりも結婚が上とのこと。ただし、直近で結婚、となるかはまだ未定。
■FP平野泰嗣からの3つのアドバイス
アドバイス1 このままでは資金不足に陥る可能性が高い
アドバイス2 このまま今の貯蓄ペースに「プラス3万円」が目標
アドバイス3 結婚が不確定のうち住宅購入はしない
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