メガバンクなどでは普通預金金利が年0.001%だが…
メガバンクなどで、2018年5月現在の普通預金の金利が年0.001%。これは、100万円を普通預金で預けても1年間で10円しか増えないことを意味します。ATMで時間外などに降ろすとかかる手数料の方が高い。これでは何のために預けているかわからず不満といった方も多いのではないでしょうか。金融緩和が続く限り、こうした金利面では預金は不利となっていますが、そのような中でも努力されている金融機関があります。今時普通預金でも年0.1%以上の金利がつくケースがあるのです。仮に年0.001%と比較すれば、100倍以上の金利がつくことに。実際の率としてはたいしたことはないわけですが、それでもある程度まとまった資金を普通預金で預けておくならば効果はあります。いったいどのような金融機関が金利の高い普通預金を提供しているのでしょうか。
何かしらの条件がある
普通預金において金利を高くするためには、どうしても条件を満たす必要があります。とはいえ、そんなにハードルが高いわけではありません。例えば、イオン銀行では、イオンカードセレクトをお持ちの方であれば普通預金の金利が年0.1%(2017年8月12日以降)適用されます。年0.1%が適用される点は魅力的です。なお、イオンカードセレクトとは、キャッシュカードとクレジットカード、電子マネーWAONが1枚に凝縮されているカードです。
あおぞら銀行インターネット支店では、2018年8月10日までの限定として普通預金特別金利年0.1%が適用されます。実施期間中に普通預金の最終残高が100万円以上であれば高金利が適用される仕組みとなっています。注意点は、あくまでインターネット支店限定ということ。インターネット支店以外の店舗で開設された普通預金口座は対象となりません。
楽天銀行では、楽天証券と楽天銀行が共同で提供する口座連携サービス「マネーブリッジ」を設定すると年0.1%の金利が適用されます。また、サービスの利用に応じて、楽天スーパーポイントが付与されるなど、楽天利用者には大変ありがたい仕組みとなっています。
こうした金利の高い普通預金は、全国探しても数少ないといえます。条件さえクリアできれば、普段利用する普通預金でも金利を高く設定することは可能です。小遣いを貯めるなど、目的をもってこうした普通預金口座を利用してみてはいかがでしょうか。
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