ロングステイ向けの滞在施設
フルキッチンが付いた滞在施設は人気が高い |
一般賃貸の場合、日本の商習慣とは大きく異なり、なかには不動産の仲介システムが存在しない国や地域もあります。さらにビザのステイタスによっては、賃貸不可のケースもあります。オーナー不在の期間を第三者に貸し出すバケーションレンタルやホリデーフラットといったシステムを利用して滞在するひと、ホームステイ(民泊)やルームシェアを選択するひともいます。
ロングステイにかかるお金
ロングステイを機に資産を海外に一部移動するひとも少なくない |
滞在がさらに長期に渡る場合、現地の銀行に口座を開設し、必要な都度引き出すことを検討します。しかし国や地域、銀行によっては、非居住者、とりわけツーリストの口座開設を受け付けないケースもあります。家賃の支払いなどに小切手(チェック)が必要となるため、チェッキングアカウント(当座預金)を開設するのが一般的です。いずれにしても、クレジットカードやトラベラーズチェックなどを併せ持つようにします。
海外で年金を受け取る場合は、所轄の社会保険事務所ないしは市町村役場で事前の手続きが必要です。納税義務は、滞在期間や生活の本拠によって納税国も異なります。税理士資格を有するひとに相談をするようにしましょう。ロングステイは「源泉を日本に置く」と定義されていますが、「海外転出届」を提出し、納税国も日本以外を望むステイヤーが少なくないのが現状です。