お金に好かれる人の情報収集術

なぜかお金が寄ってくる人がいる一方で、逆にいつまでたっても貯まらない人も。その違いはお金にたいする心の持ち方や向き合い方が大きく影響している!お金持ちに共通するパターンとは何か?そこから私たちが学べることは?ビジネス心理研究家の神岡真司さんが解説します!(第3回『「お金持ち体質」の話し方の特徴&避ける話題とは』から続きます)


お金に好かれる人はどうやって情報を集める?

お金に好かれる人はどうやって情報を集める?


お金持ちの情報収集はシンプルに新聞の拾い読みから

いまやネットやSNSなどが発達し、膨大な情報が私たちの身の回りに溢れています。お金持ちになる人はどんな情報収集をしているのでしょうか?

私が知る限り、金持ちの人は、それほど情報に過敏に反応しているというワケではありません。むしろ彼らの情報収集術はシンプルです。

最近はネットでニュースを読み、新聞を読む人は少なくなっているようです。しかしお金持ちの人は昔ながらの方法=新聞を情報源として活用しています。それは新聞のメリットをよく知っているから。新聞は様々なニュースがジャンルごとに分かれ、1面ごとに大小の見出しで構成されています。ざっと見渡すだけで、どんな出来事が起きているかがわかります。また、そのニュースの重要度がどれくらいかがわかるのです。

新聞は、大見出し・小見出し、リード、本文の4つから構成されています。まず大小の見出しをざっと見て、その日のニュースの全体像と重要な出来事が何かを把握します。中でも興味がある記事には本文に目を通す。ちなみにお金持ちの人は1紙ではなく複数紙を取っている人が多いのですが、いずれにしてもこれらの作業を20分ほどでこなします。

お金持ちの人は意外な記事から情報を拾い集めます。その一例を紹介しましょう。

(1) 読者投稿欄──一般の人の考え方を知ると同時に、意外に感性に富んだ意見や情報が隠れている場合がある
(2)週刊誌や書籍の広告──世の中の流れや世情、深層心理が読み取れる
(3)国際情勢──紛争やテロなどの危険や為替の動向に参考になる
(4)企業情報──新製品や提携、開発、業界動向などを把握できる

お金持ちの人が歴史ものを好む理由とは

お金持ちの人が比較的読んでいるジャンルが歴史ものです。日本史はもちろんのこと、アジアの歴史、世界の歴史、それから企業や産業の歴史など。過去を学ぶことによって現在を知ることができると考える人が多いのです。

たんに知識を増やすということではありません。大事なポイントは、歴史を学ぶことによって過去を学び、それが現在と未来を知ることにつながるということ。過去を学ぶことで、現在起こっている出来事も「きっとこういうことだ」と解釈できる。また先々こういう結果になるのではと、未来を予測できたりします。

歴史を学ぶと、世の中のことを俯瞰してみることができるようになります。それによってより客観的に冷静にいまの状態を把握し分析することができるようになる。経営者や投資家などは、どこかにそういう客観的な視点というものが求められます。

たとえば東京都知事の小池百合子さんの愛読書は『失敗の本質──日本軍の組織論的研究』(中公文庫、戸部良一)だそうです。太平洋戦争の日本軍の敗北を、組織論的に分析したものですが、いまの日本の組織にも共通する部分が多々あり、大いに教訓になる本です。

過去の偉人や賢人の言葉に学ぶ

とくにお金持ちの人が好きなのが歴史的な偉人や賢人の「格言」「名言」です。

人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、人に釣りを教えれば一生食べていける。(老子)

仕事が楽しみなら人生は楽園だ。仕事が義務ならば人生は地獄だ。(ゴーリキー)

何かをさせようと思ったら一番忙しい奴にやらせろ。それが事を的確に済ませる方法だ。(ナポレオン)

まず難しい仕事から始めなさい。やさしい仕事は、勝手に片付いていくだろうから。(デール・カーネギー)

本当に大切な自由はただ1つ。それは経済的自由だ(サマセット・モーム)

以上のように、お金持ちの人に特徴的なのが、歴史や歴史的な偉人たちの言葉や知恵に学ぶ姿勢です。マスコミやSNSで大量に流されている情報に流されず、自分にとって何か大事なものかを見極めるためにも、歴史や歴史の知恵に学ぶ。多くの情報を過去から取り入れる姿勢が、お金持ちの特徴なのです。

教えてくれたのは……
神岡真司さん

1954年4月8日生。ビジネス心理研究家。日本心理パワー研究所主宰。最新の心理学とビジネススキル向上理論に定評がある。法人対象でのモチベーショントレーニング、組織活性化コンサルティング、心のパワーアップセミナ ーなどで活躍中。著書に『お金が集まる心理学』『コワいほどお金が集まる心理学』(以上、青春出版社)、『相手にNOといわせない「空気」のつくり方』(宝島社)、『効きすぎて中毒になる 最強の心理学』(すばる舎)、『ヤバい心理学』(文芸社)、『頭のいい人が使うモノの言い方・話し方』(日文新書)など多数。

★第5回『お金持ち体質の日常習慣』に続きます


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取材・文/ビルドゥングス
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