「ラン活」とは?熾烈なランドセル争奪戦

6年間毎日使うものだから、大切にしたくなるランドセルを選びたいですね

6年間毎日使うものだから、大切にしたくなるランドセルを選びたいですね

みなさんは「ラン活」という言葉を耳にしたことはありますか?「妊活」「保活」など、ママやパパがお子さんのために行う活動はいろいろありますが、「ラン活」もその1つ。「ラン」とは「ランドセル」のことで、来年、新1年生になるお子さんのランドセルを購入するため、情報を集めたりサイトや店舗を見てまわったりする活動を意味します。

年々早まるラン活はいつから?ピーク時期は6月から7月

「あんふぁん」読者アンケートより。調査実施時期:2017年3月1日~14日

「あんふぁん」読者アンケートより。調査実施時期:2017年3月1日~14日

年々時期が早まっているランドセル商戦。今年も、2019年度向けランドセルが早くも出そろいました。実はこの「ラン活」の時期も年々早まっており、6月~7月がピークです。

園児とママの情報誌「あんふぁん」「ぎゅってbyあんふぁん」が行ったアンケートによると、2017年4月に小学校に入学した子供がいるママのうち、約半数が6月までにランドセルの購入を検討し始めたとのこと!しかもこれは前年より1カ月も早いそうで、ラン活ピークがここ数年で急速に早まっていることがわかります。

6年間使うものだけに一番気に入ったものを選びたい、という人は、早めに「ラン活」を始めましょう。まずは、早いうちに売り切れてしまう工房系ランドセルメーカーの動向をメインにチェックしていきます。

人気の工房系ランドセル店では、長蛇の列や整理券配布も

2016年は、人気の老舗ランドセル工房「土屋鞄製造所」が受注を開始した7月1日に、ホームページにアクセスが殺到してサーバがダウンしたり、店舗に長蛇の列ができたこと話題になりました。2017年も週末は大混雑し、整理券を配るなどの対応を行ったようです。

ガイドの知人も2016年7月1日、ネットがつながらないため慌てて店舗に駆けつけ、2時間30分並んで長女のランドセルを注文してきたそう。その教訓から、今年の次女のラン活では、5月初旬に店舗に行き、すでに希望のランドセルを注文してきたようです。早いですね!
土屋鞄の"先輩"でもあるお姉ちゃんもチェックしながら、ランドセル選び。いろいろ試した結果、牛革プレミアムカラーの「ピスタチオグリーン」を選びました。入学式が楽しみですね

土屋鞄の"先輩"でもあるお姉ちゃんもチェックしながら、ランドセル選び。いろいろ試した結果、牛革プレミアムカラーの「ピスタチオグリーン」を選びました。入学式が楽しみですね

こういう話を聞くと焦ってしまうかもしれませんが、職人が手掛けるランドセルは大量生産できないこともあり、すでに中村鞄製作所は、5月末時点で本年度予定本数を上回ったため展示会を中止しています。またカラーや革の種類の選択肢もどんどん少なくなっていきますので、気になるランドセルがあるなら、早めに検討したいもの。そこで今回は、職人が手作りする工房系ランドセルメーカーをご紹介します。

※掲載時点で完売になっている場合がありますので、随時メーカーのホームページなどで状況をご確認ください。

【土屋鞄製造所】デザインの美しさと自然なカラーリングが人気

丈夫で風格もある土屋鞄の牛革素材。中でも牛革プレミアムカラーは、空や木々、花など、自然の色からイメージしたカラーリングが人気です

丈夫で風格もある土屋鞄の牛革素材。中でも牛革プレミアムカラーは、空や木々、花など、自然の色からイメージしたカラーリングが人気です

1965年創業、東京・下町生まれの老舗メーカー。革や糸の色、パーツの形を吟味し、丁寧に手作りしています。特徴的なのがカラーリングで、大きくなっても似合うよう、空や木々、花など、自然の色からイメージしたという優しく上品な色を採用しています。

また背あてクッション材は、背中にフィットさせつつ空気の通り道も確保したU字形を採用したほか、肩ベルトは8段階調整できて最大で身長170cmでも背負えるため、高学年になっても安心です。革の種類は、牛革、コードバン、クラリーノ、ヌメ革の4種類。うち牛革、コードバンは防水加工が施されています。価格は5万9000円~。A4クリアファイル対応。

土屋鞄製造所HP


【ランドセル工房 生田】職人の技が光る、上品なコバ塗り仕上げも

大阪・生野のランドセル工房。牛革、コードバンを撥水加工し、マチ(側面)に特殊樹脂を強度を高める芯材を採用するなど、耐久性に優れたランドセルを職人が制作しています。中でも、革の裁断面にニスを塗り、丁寧に磨き上げる「コバ塗り」シリーズは、技術を継承した職人の技が光る上品かつ大人っぽい仕上がりです。

セレクトオーダーランドセルは、素材・加工・デザインが異なる5種類をラインナップ。本体カラーは8色から選べるほか、フチや糸の色、内装など10種類がセレクトでき、オリジナリティある1台に仕上げてくれます。価格は5万3500円~。A4フラットファイル対応。

ランドセル工房 生田HP


【鞄工房山本】カラーバリエーション豊富でお気に入りが選べる

奈良に本店を構える1949年創業の老舗メーカー。豊富なカラーバリエーションが人気で、人工皮革・牛革タイプはベーシックな黒・赤・紺のほか、気持ちも明るくなりそうなアップルグリーンやチェリーピンク、落ち着いたワインやキャメルなど計18色から選べます。

デザインだけでなく丈夫さにもこだわり、外から力がかかっても型くずれしないよう、側面は天然樹脂の芯材を補強。内部に素材には軽くて強度が高い素材を使用しました。また創業当時より職人が手作業で行っているという「コバ塗り」仕上げにも品質の高さをうかがわせます。価格は5万7000円~。A4フラットファイル対応。

鞄工房山本HP
老舗ランドセルメーカーのランドセルには、長年の経験と知恵が詰まっています(写真はイメージ)

老舗ランドセルメーカーのランドセルには、長年の経験と知恵が詰まっています(写真はイメージ)


【神田屋鞄製作所】手荷物が減らせる奥行き16.5cmの大容量タイプ

1951年創業。長年の知識と経験により進化した「高機能で丈夫」という牛革、クラリーノのランドセルを手作りで生産しています。素材や色、フチなど10パーツを選べる「オーダーメイドランドセル」は、アレンジ次第で個性の演出も可能。

価格はクラリーノで5万9800円(得割の場合)。A4フラットファイルが入る横幅はもちろん、奥行き(マチ)最大16.5cmとゆったり広い収納部には、教科書以外の教材も入れられ、手荷物が減らして手が空けられるので、通学時も安心です。

神田屋鞄製作所HP

【村瀬鞄行】「立ち上がり背カン」で体感重量を軽減

1957年の創業以来、熟練の技を活かしてランドセルをはじめとしたカバンを作り続ける名古屋の老舗メーカー。牛革、コードバン、クラリーノを素材に、肩ベルトから付け根から立ち上がって体感重量が軽くなるという立ち上がり背カンを採用したランドセルを制作しています。

第31回日本かばん技術創作コンクール(経済産業大臣賞)を受賞した、大きな華のモチーフをあしらった華[HANA4](通常価格9万3960円・完売)ほか受賞歴も多数。A4フラットファイル対応。

村瀬鞄行HP

【ランドセルのスドウ】手作りでも工場直販だからリーズナブル!

こちらも東京・下町の老舗ランドセルメーカー。職人が手作りするランドセルが、工場直販のため本牛革製4万7000円~、コードバン製(コバ塗り)6万7000円~と手ごろな価格で購入できます。

特徴は、脊髄を守り、汗ムレを防止する背裏加工。背あての中央に、ソフトウレタンを包んだT字型の革をあしらうことで、背骨を優しくガードします。総牛革製(コバ塗り・5万9000円)は、定番カラーはもちろん、マロン、ダークグリーン、プルシアンブルーなどおしゃれなカラーも含め計17色取りそろえ。7月末ごろまで、オーダーメイドも受け付けています。

ランドセルのスドウHP

以上、職人が手作りするランドセルを紹介しましたが、いずれも老舗ならではの技術と経験が生まれる逸品ぞろい。お住まいの近くで展示会を行うメーカーもあるかもしれませんので、HPをこまめにチェックしてくださいね。

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