コンビニグルメ/コンビニスイーツのトレンド

おいしく腸活!コンビニの飲むヨーグルト飲み比べ

健康増進の目的で、愛飲者が増えている「飲むヨーグルト」。腸内環境を整えられる、と人気です。コンビニでも各社オリジナルの飲むヨーグルトが売られていますが、含まれるビフィズス菌や砂糖の種類、カロリーなどには差が!そこで、代表的なコンビニの飲むヨーグルトを比較してみました。

笹木 理恵

執筆者:笹木 理恵

おうちグルメガイド

腸内フローラを整える! 今、飲むヨーグルトが注目される理由

コンビニの飲むヨーグルト集合!

飲むヨーグルト集合! コンビニによって、味もいろいろ

近年、健康を保つためのキーワードとして注目されているのが、「腸内環境を整える」こと。

腸は、食べ物から栄養を吸収するという生命維持に必要な役割だけでなく、有害な細菌などを排出する免疫機能も担っています。腸の環境がよいと、お通じだけでなく肌の状態も改善され、アンチエイジングにも効果があると言われています。腸内環境を整えることは、全身の健康状態がよくなること、といっても過言ではないのです。

そうした腸の健康に大きく関与しているのが、「腸内細菌」。

「腸内細菌」は、乳酸菌やビフィズス菌に代表される「善玉菌」、大腸菌など身体に有害な影響を及ぼす「悪玉菌」、体調や食生活によってどちらにも変化する「日和見菌」の3種類に分類され、その種類は100以上、数にして100兆個とも言われています。健康のためには、腸内フローラといわれるこれらがバランスよく存在していることが重要!その理想的な比率は、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7と言われています。

そこで意識したいのが、日々の生活で「善玉菌」を増やす食べ物や、「善玉菌」の餌となるオリゴ糖などを摂取すること。ヨーグルトは、乳酸菌やビフィズス菌を含む食べ物の代表格。なかでも飲むヨーグルトは、食べるヨーグルトよりも手軽に摂取できることから、人気が高まっている食品の一つ。花粉症や風邪予防に効果があると言われるものもあり、様々な種類が発売されています。
コンビニの飲むヨーグルト

ヨーグルトと成分はほぼ同じながら、いつでも手軽に飲める気軽さが魅力。

コンビニでも、各社オリジナルの飲むヨーグルトが売られていますが、含まれるビフィズス菌や、オリゴ糖の種類などに差が! そこで、代表的なコンビニの飲むヨーグルトを飲み比べてみました。


まずは、プレーン5種を飲み比べ!

パッケージ集合

パッケージで原材料表示やカロリーもチェック。

まずは、プレーンタイプから。各社の商品と、価格、カロリーは以下の通りです。

セブン‐イレブン】のむヨーグルト プレーン(180g・154kcal)税込118円
ローソン】NL 生きて腸まで届くビフィズス菌 ドリンクヨーグルトプレーン(270g・185kcal)税込185円
ファミリーマート・サークルK・サンクス
プレーン ヨーグルトドリンク(200g・139kcal)税込113円
クリーミープレーン ヨーグルトドリンク(240g・217kcal) 税込185円
ミニストップ】MINISTOP CAFÉ プレーン飲むヨーグルト(180g・109kcal)税込118円

ちなみに製造元は、セブン‐イレブンとファミリーマートが日本ルナ、ローソンが安曇野食品工房、ミニストップが協同乳業。セブン‐イレブンとファミリーマートが同じだとは意外でした! さっそく順番に紹介していきましょう。


味もコスパも二重マル! セブン‐イレブン

セブンイレブンののむヨーグルト

セブン‐イレブンの「のむヨーグルト」は全5種類。

1品目は、セブン‐イレブンの「のむヨーグルト プレーン 180g」(税込118円)。

生きて腸まで届く乳酸菌(HN019菌)と、腸内のビフィズス菌や乳酸菌を増やす働きのあるガラクトオリゴ糖(ヤクルト社オリゴメイト)を含むのが特徴です。
パッケージ

原材料は、「牛乳」が最初に表記されています

原材料は、牛乳、乳製品、三温糖、ガラクトオリゴ糖液糖など。原材料に牛乳の表記があるのは、今回試飲した中ではセブンイレブンと、ファミリーマート・サークルK・サンクスの「クリーミープレーン ヨーグルトドリンク」だけでした。乳製品は、クリームや脱脂粉乳などかと思われます。香料、人工甘味料などが入っていないのも素晴らしいです。

クリーミーな味わいで、甘みと酸味がちょうどよいバランス。余韻にしっかりとコクを感じられ、コストパフォーマンスの高い1品です。

プレーン以外の味は、いちご、ブルーベリー、白桃、アロエの4種類。白桃(税込138円)以外はどれも税込118円で、プレーンと均一価格なので選ぶ楽しみが広がります。

「ブルーベリー(190g・120kcal)」税込118円は、牛乳感が強めのミルキーな味わいで、まろやかな甘み。ブルーベリーの風味の後にヨーグルトらしい酸味も感じられ、最後まで飲み飽きない仕上がりです。


なめらかで、さらっと飲みやすい! ローソン

ローソンの飲むヨーグルト

ローソンの飲むヨーグルト。パッケージがオシャレ。

2品目は、ローソンの「NL 生きて腸まで届くビフィズス菌 ドリンクヨーグルトプレーン 270g」(税込185円)。

生きて腸まで届くビフィズス菌(BB-12)を配合。以前のタイプに比べ味はそのままに、フラクトオリゴ糖添加量を3倍にし、機能性を高めた商品だそう。
パッケージ

1本270gとボリューム満点。

気になる原材料は、乳製品、砂糖、フラクトオリゴ糖シロップ、乳たん白、デキストリンなど。こちらも、香料、人工甘味料は不使用です。

さらっとした飲み心地で、口当たりがスムース。乳のコク、甘みともに控えめで、後味に酸味を感じるさっぱりとした味わい。他社の1.5倍のボリュームにしているのも、ゴクゴクと飲めるタイプだからなのでしょう。どろっと濃厚な飲むヨーグルトが苦手な方にオススメです。

プレーン以外の味は、ブルーベリー、ストロベリー、マスカット、プルーン、ピーチミックスの5種。マスカットにはチアシード入り、プルーンは1日分の鉄分とマルチビタミン(ビタミンB12・ビタミンD・葉酸)、コラーゲンを配合するなど、栄養効果を高めた商品となっているのも特徴です。

「ピーチミックス(220g・136kcal)」税込140円は、プレーン同様、マイルドなヨーグルト風味がベース。白桃のやさしい甘みが溶け込んだ味わいです。白桃と黄桃、2種類の桃の果肉が入っているため、太いストローがついており、果肉感を味わえるのが特徴です。

次ページでは、ファミリーマート・サークルK・サンクスと、ミニストップの飲むヨーグルトを飲んでみました。
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