お給料、予定通りにお金が貯まっていますか?
新入社員にとって、6月は落ち着いて新生活の生活ペースをつくる頃だといえます。お金のこともそうですね。初任給は特別なイベントとしてプレゼントや記念品を買うこともあったでしょう。また、新社会人として揃えるべきものなどがあり、予想外の出費があったと思います。入社3か月目を迎えると特別な出費は少なくなり、本来の出費になっていることでしょう。ここで、お金の使い方などを確認しておきましょう。確認したいことは、お給料日前にお金が手元に残っているか、貯金は出来たかなどです。
軌道修正する絶好のチャンス
お金がうまくまわっていないと自覚したら、すぐに軌道修正をしましょう。入社して数か月の今は、生活パターンが定着しつつある時。今なら、よいマネー習慣を身につけることができるでしょう。これが、社会人生活数年目となると、なかなかうまく行きません。それは、何かをがまんしないといけないからです。でも、入社間もない方なら、あまり苦労することなくお金の使い方などを修正できます。新入社員にとって、今がお金習慣を変える絶好のチャンスといえるでしょう。
2回のお給料の収支を知ろう
具体的なチェックの方法を見ておきましょう。給与振込みの通帳をみてみましょう1)貯蓄(積立など)ができている
2)給料日前には残高がゼロに近い
3)引き落とし予定の金額がギリギリ、足りない
この3つのうち、どれにあてはまるでしょうか?
それぞれのパターンの対策方法をみてみましょう。新入社員なら、どんな状況でもリセットして再スタートができるはずです。
毎月貯蓄が出来ている ⇒ 積立の習慣を
新入社員で既に貯金が出来ている方、いい習慣です。この調子で貯蓄を頑張りましょう。もし、余ったお金を貯蓄をまわしている人は、給与天引きで積立を始めるといいでしょう。余ったら貯金では、出来ない月もでてくる可能性も。貯金した残りで生活をする習慣ができればいいですね。当面使う予定のない貯蓄は、運用にまわすことを考えてみましょう。投資や運用の最大の味方は期間。新入社員は長期間の運用ができるわけですから、少しずつでも運用にまわすといいですね。
給料日前に残高がゼロに近い ⇒ 出費をチェック
給料日前に預金残高がゼロに近くなる方は、出費のチェックをする必要があります。新入社員の頃は、一番のお金の貯め時。これからの長い生活の元となる基盤作りの期間です。ここでお金が貯められないのであれば、一生お金が貯められないかも。ここは、なんとしても貯まる家計に変えたいところ。1か月の間、どのようなものにお金を使ったかをリストアップしてみましょう。その中に贅沢なもの、惰性で続けている趣味などの使わなくてもよさそうなものがないかを探します。翌月は、その贅沢分が貯蓄にまわるように心がけましょう。
何かわからないけどお金がなくなった方は、一週間でも自分が使ったお金を書き出してみましょう。飲食代はもちろん、コンビニや自動販売機、交通費なども。意外とたくさんのお金を使っていることがわかると思います。節約できるお金を見つけて、その分を貯蓄にまわせるようにしたいですね。
引き落とし予定の金額が足りなくなる ⇒ 現金主義で
クレジットカードの支払いなどがかさんで、赤字になっている方。これは、早急にライフスタイルを変更しなくてはいけません。クレジットカードの支払いで赤字になっているということは、支払いを先延ばしにしているだけでなくて、その返済が苦しくてまたカードを利用するという悪循環におちいってしまいます。すぐに、クレジットカードの利用をやめましょう。全てを現金で支払うようにします。夏のボーナスがあった人は、そのボーナス分でクレジットの支払いをしてしまいましょう。そして、手元にある現金だけで生活するようにします。これで、1か月の間で収入と支出のバランスがとれるようになります。
いかがでしたか? 何事も最初が肝心です。少しの修正を今するだけで、お金の貯まり方が変わってきますよ。