知っているようで、知らない航空会社のマイル
今回は、知っているようで、実は詳しく知らない航空会社のマイルについて解説したいと思います。そもそもマイルとは、航空会社が顧客に向けて提供しているポイント制度のことで、日本国内で有名なマイルとしては、日本航空のJALマイルと全日空のANAマイルの2種類があります。
正式名称はJALマイレージバンクとANAマイレージクラブです。
これらマイレージ制度へ加入する方法は、
JALマイレージバンク
http://www.jal.co.jp/jmb/index01.html
ANAマイレージクラブ
https://www.ana.co.jp/wws/sg/j/wws_common/amc/
Webサイトにアクセスして申し込み手続きをするか、空港で搭乗する際に、用紙を貰って手続きをする、もしくは航空会社発行のクレジットカードを申し込む方法などがあります。
入会後は、基本的にJALやANAで移動すればマイルは貯まります。マイルの貯め方としては、基本的にJALもANAも東京⇒札幌で500マイル強、東京⇒沖縄1000マイル弱を貯めることができます。
電子マネーのWAONと楽天Edyでもマイルが貯まる
また、電子マネーのWAONを利用すればJALマイルを貯めることができ、楽天Edyを利用すればANAマイルを貯めることができます。WAONで200円(税込)を支払えばJALマイルの1マイルを、Edyで200円(税込)を支払えばANAマイルの1マイルを獲得できます。その他、JALマイルやANAマイルと提携しているクレジットカードを活用すれば、百貨店やスーパー、コンビニでの支払いをする度に、マイルはその都度貯まっていきます。
JALやANAと提携しているクレジットカードの場合には、各々、100円の決済で1マイルを貯めることができます。
NTTドコモが発行するdカードでもマイルが貯まる
それ以外でも、NTTドコモが発行するdカードなどは、決済で貯まったdポイントをJALマイルに交換することができ、5000dポイントごとに2500マイルになります。(100円の決済で1dポイントが貯まる)このように、飛行機の利用をベースに、電子マネーやクレジットカードを普段の生活で上手に活用していけば、自然とマイルが貯まっていくのです。
マイルを貯めるメリットは多数ありますが、一番のメリットはやはり、一定数以上のマイルが貯まれば飛行機に無料で乗れるという点です。
日本国内だけでなく、海外にも無料で移動できます。JAL、ANAともに、10000マイル~20000マイル程度を貯めれば、国内を移動する往復航空券に、ローシーズンであれば12000マイルで近隣の海外への往復航空券に交換することが可能です。
10000マイル貯めるには毎月8万3000円カード決済する
では、この10000マイルって、いったいどのくらい頑張れば貯められるものなのでしょうか?仮に、JALやANAと提携しているクレジットカードを使ってマイルを貯めた場合には、年間約100万円程度を決済すれば10000マイルが貯まる計算になります。
100万円なんて厳しいと思うかもしれませんが、12ヵ月で割れば毎月8万3000円程度。コンビニやスーパー、ドラッグストアなど様々な支払いを全てクレジットカード決済にすれば、その額に比例して自然とマイルは貯まっていくのです。
その他、貯まったマイルの使い道は航空券の購入に限らず、エコノミークラスの席からビジネスクラスの席へのアップグレイド、航空会社が主催するツアーや系列ホテルの宿泊などの支払いに利用できるクーポン券へと交換できる他、アイテムリストの中の商品と交換することも可能です。
さらには、JALであればSuicaやWAON、ANAであれば楽天EdyやTポイントなどの電子マネーに交換できるため、万が一、マイルを使い切れなくなってしまった時には、買い物に必要なマネーと同じ役割を果たしてくれます。
知っているようで知らないマイルの世界……。
まだまだ奥深く、利用価値の高い世界が広がっていますので、また続編にていろいろとご紹介していきたいと思います。