2019年最新版! JAL、ANA一番お得な航空券株主優待は?
出張や旅行、航空機を利用する機会は数多くあります。しかし、航空券代は意外とかさむもの。これをなんとか節約できないかと考えている皆様もきっと多いと思います。そこで今回は、株主優待+配当の利回りランキングで、最もお得に航空チケットを獲得できる銘柄は何か?の2019年度最新版を見てみたいと思います(株主優待として航空チケット割引券を出している航空会社が対象)。少しでもお得に航空券をゲットして、お財布に優しい旅行や出張を目指しましょう!
※利回りを計算する上での株主優待の配当金額は東京(羽田)~大阪(関空・伊丹)のチケットを利用したことにして、一般運賃との差額を算出しております(予想配当+予想優待利回りはあくまでも参考としてご覧下さい(2019年5月31日の終値で試算しております)
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それでは、第3位から順にご紹介していきましょう。
第3位 日本航空(JAL)(東証1部<9201>)
予想配当+予想優待売却利回り:6.91%【2019年5月31日株価】 3413円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=34万1300円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 110円
【株主優待権利確定月】 3月末、9月末
【優待内容】
1. 株主割引券:JALグループの国内定期航空路線片道1区間を株主割引券1枚で50%割引。保有株数、保有期間によって枚数は異なります。
2. ジャルパックツアー商品の7%割引
詳しくは同社のHPをご覧下さい。
今回の第3位は日本航空(JAL)(東証1部<9201>)です。同社は国際線・国内線2位の日本を代表する航空会社です。
同社の株主優待制度はやや複雑で3月の配当では100株あれば優待券が1枚もらえますが、9月の配当では200株ないと1枚もらえません。また、3年連続保有している場合、300株以上で3月と9月に1枚優待券を追加でもらえます。
今回は100株を保有し株主割引券を年間で1枚獲得した場合を想定しています。今回は東京(羽田)~大阪(伊丹)のチケットを利用したことにして、一般運賃との差額を算出しております(株主優待は1万2600円として評価し、利回り計算をしていますが、路線、時期によって評価は異なりますので、あくまでも参考までに見ていただければと思います)。
業績は概ね横ばいです。出張需要で国際線は伸び、米英豪新路線が寄与して国際線も拡大。19年3月期の業績は売上が7.5%増の1兆4873億円、営業利益が0.9%増の1762億円、純利益が11.4%減の1508億円となっています。実績PERは10.5倍、実績PBRは1.02倍、実績配当利回りは3.22%と株価に割高感はありません。
株価は長期的には上下に大きくうねりながらの推移となっていますが、足元は調整が続いているところです。まずは底打ちを確認して、上昇トレンドに戻るところまで待ってからの投資がよいでしょう。
第2位 全日本空輸(ANA)(東証1部<9202>)
予想配当+予想優待売却利回り:8.66%【2019年5月31日株価】 3636円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=36万3600円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 75円
【株主優待権利確定月】 3月末、9月末
【優待内容】
1. 株主割引券:片道1区間を株主優待割引運賃で利用できます。保有株数、保有期間によって枚数は異なります。
2. ANAグループ各社・提携ホテル優待券
3. ANA株主様カレンダー
4. 株主限定機体工場見学会へのお申し込み
詳しくは同社のHPをご覧下さい。
今回の第2位は全日本空輸(ANA)(東証1部<9202>)です。同社は国内線、国際線共にJALを抜き首位の日本を代表する航空会社です。
今回は100株を購入し、株主割引券を年間で2枚獲得。東京(羽田)~大阪(伊丹)のチケットを2回利用したことにして、一般運賃との差額を算出しております(株主優待は2万4000円として評価し、利回り計算をしています)。なお、利用する路線によって評価は違ってきます。たとえば東京(羽田)~沖縄の場合ですと、上記の差額が4万3300円となるケースもあり、利回りは更に上がる計算となります。また、自社グループ優待券については評価に加えませんのでこの分も加えるとさらに利回りは上がります。
国内線は出張需要拡大で好調、国際線も中国や欧州の需要拡大などで業績は基本的には拡大基調です。18年3月期の業績予想は売上が4.4%増の2兆583億円、営業利益が0.3%増の1650億円、純利益が23.0%減の1108億円となっています。営業利益が微増に留まっているのは整備部品の除却が増加したこと、純利益が減益になっているのは前期にPeach・Aviation(株)を連結子会社としたことによる特別利益等があったためです。実績PERは11.7倍、実績PBRは1.1倍、実績配当利回りは2.06%と株価に割高感はありません。
株価は18年1月頃に頭打ちし、その後は調整が続いているところです。まずは底打ちを確認して、上昇トレンドに戻るところまで待ってからの投資がよいでしょう。
第1位 スターフライヤー(東証2部<9206>)
予想配当+予想優待売却利回り:18.80%【2019年5月31日株価】 3755円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=37万5500円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 10円
【株主優待権利確定月】 3月末、9月末
【優待内容】
株主割引券:片道1区間搭乗時大人普通運賃の50%割引。
100株以上……100株につき3枚
200,000株以上……6,000枚
今回の第1位はスターフライヤーとなりました! 同社は北九州空港を拠点とする新興エアラインですが、2位の全日本空輸(ANA)が筆頭株主となっており、コードシェア便も展開しています。
今回は100株を購入し、株主割引券を年間で6枚獲得。東京(羽田)~大阪(関空)のチケットを利用したことにして、一般運賃との差額を算出しております(株主優待は6万9600円として評価し、利回り計算をしています)。
業績は概ね横ばいといったところです。19年3月期の業績は売上が4.8%増の399億円、営業利益が56.0%減の13億円、純利益が72.7%減の5億円となっています。増収なのに減益の理由は保有機材数の増加や生産量の増加に伴い機材費や変動費(燃油費など)が増加したこと、将来の航空機材の定期整備費用に備えるための定期整備引当金は米ドル建てで金額を見積もっていることから、期中の円安進行に伴い引当金の追加繰入額が増加したことなどで、事業費ならびに販売費及び一般管理費の合計額である営業費用が387億円(9.8%増)となったことによります。実績PERは21倍、実績PBRは1.26倍、実績配当利回りは0.26%となっています。
株価は2018年頭に天井を打って調整を続けてきましたが、ようやくここに来て底打ちの気配を見せているところです。ただ、今期も減益見通しですので、業績動向を確認しながら、しっかりと上昇トレンドを歩むようになってから投資を検討してもよいかと思います。
参考:日本株通信
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