2019年最新版! デパート買い物優待券株主優待ランキング
お中元やお歳暮、クリスマスや誕生日のプレゼントなど、デパートを利用する機会は意外と多いものです。今回はデパートのお買い物優待券を株主優待で出している銘柄の中での配当利回りランキング、2019年最新版を見てみたいと思います!配当に加え、年間20万円の買い物をしたと仮定した際に得られる割引金額金額(※)を含めた総合利回りで、これはと思えるトップ3を、あくまでも主観的な評価でランキングします。特にデパートで大きなお買い物をされる皆様は必見のランキングです。
なお、デパートの株主優待というと、高島屋(東証1部<8233>)やエイチ・ツー・オー リテイリング(東証1部<8242>)も有名ですが、今回はより利回りの良い3銘柄を選択しました。
※利回りを計算する上での株主優待の評価方法ですが、年間20万円の買い物をした場合に想定される割引額を株主優待の評価額としてします。予想配当+予想優待利回りはあくまでも参考としてご覧下さい(2019年5月17日の終値で試算しております)
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それでは、第3位から順にご紹介していきましょう。
第3位 J.フロント リテイリング(東証1部<3086>)
予想配当+予想優待利回り:19.67%【2019年5月17日株価】 1195円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=11万9500円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 35円
【株主優待権利確定月】 2月末、8月末
【優待内容】
1. 買い物優待カード:同社グループ百貨店での買い物につき、10%割引(一部除外品あり)。保有株式数、保有年数によって利用限度額が異なります。
2. パルコ買い物優待券:国内のパルコの店頭(一部の店舗除く)でのお買上げ2,000円(税込)円毎に100円分として利用可能<100株以上で2月末:40枚(4000円分)、8月末:新規株主20枚(2000円分)>
詳しくは同社HPをご覧下さい。
今回の第3位はJ.フロント リテイリング<3086>です。この社名ではピンとこない方も多いかもしれませんが、2007年に百貨店大手の大丸と松坂屋が統合してできた持ち株会社です。その他、パルコも同社の子会社です。また、GINZA SIXの運営会社であるGINZA SIXリテールマネジメント株式会社にグループの中核会社である株式会社大丸松坂屋百貨店が出資しています。
今回は100株を購入し、お買い物優待カード(10%割引)を獲得し、年間合計20万円の買い物をしたケースを想定しています(つまり株主優待は20万円の10%の割引額にあたる2万円として評価し、利回り計算を行っています。もちろん、利用金額がさらに増えれば、実質的な利回りはさらに高まります)。なお、パルコ買い物優待券については今回は株主優待の評価に含めておりません。
業績は概ね横ばいといったところです。19年2月期の業績は売上が2.1%減の4598億円、営業利益が17.5%減の409億円、純利益が12.7%減の421億円でした。ただし、20年2月期は売上が8.7%増の5000億円、営業利益が18.6%増の485億円、純利益が8.0%増の455億円を予想しています。
株価は2018年から下落基調が続き、下げ止まりが確認できていません。目先は2016年につけた安値1008円が意識されるところです。下げ止まりを確認してから購入を検討してもよいと思います。
第2位 松屋(東証1部<8237>)
予想配当+予想優待利回り:22.09%【2019年5月17日株価】 937円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=9万3700円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 7円
【株主優待権利確定月】 2月末、8月末
【優待内容】
お買い物優待カード:買い物10%割引(セール品・食料品・レストラン等は2%割引。本体価格に対しての割引優待。一部除外品有)。銀座店での有料文化催事に本人および同伴者1名まで無料入場可。松屋グループの飲食店等が株主割引で利用可(一部除外店舗あり) 。詳しくは同社HPをご覧下さい。
今回の第2位は松屋(東証1部<8237>)です。銀座本店と浅草店の2店体制の百貨店です。
今回は100株を購入し、お買い物優待カードを獲得し、年間合計20万円の買い物をしたケースを想定しています(つまり株主優待は20万円の10%の割引額にあたる2万円として評価し、利回り計算を行っています。もちろん、利用金額がさらに増えれば、実質的な利回りはさらに高まります)。
業績は横ばい~緩やかな拡大傾向にあります。19年2月期の業績は売上が2.2%増の9253億円、営業利益が13.2%減の18億円、純利益が9.4%増の13億7500万円。そして20年2月期の業績予想は売上が1.6%増の940億円、営業利益が14.0%増の21億円、純利益が9.1%増の15億円を予想しています。
こちらも株価は2018年から下落基調が続き、下げ止まりが確認できていません。2016年につけた安値655円も意識されてくるところです。下げ止まりを確認してから購入を検討してもよいと思います。
第1位 三越伊勢丹ホールディングス(東証1部<3099>)
予想配当+予想優待利回り:23.25%【2019年5月17日株価】 912円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=9万1200円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 12円
【株主優待権利確定月】 3月末
【優待内容】
株主優待カード:グループ店舗での買い物を10%割引。保有株式数によって利用限度額が異なります。また、カードの提示により、施設・ショップ・提携ホテル等の割引、有料催事・文化展の無料入場等も。詳しくは同社HPをご覧下さい。
第1位は三越伊勢丹ホールディングス<3099>です。2008年4月の三越と伊勢丹の経営統合で誕生した持ち株会社で、百貨店首位企業です。
今回は100株を購入し、株主優待カード(10%割引、30万円まで割引を年間1枚獲得し、年間合計20万円の買い物をしたケースを想定しています(つまり株主優待は20万円の10%の割引額にあたる2万円として評価し、利回り計算を行っています。もちろん、利用金額がさらに増えれば、実質的な利回りはさらに高まります)。
業績については大まかに言えば、横ばいが続いています。2019年3月期の業績は売上が4.7%減の1兆1968億円、営業利益が19.7%増の292億円、純利益が135億円(前年同期は10億円の赤字)でした。20年3月期の業績は売上が0.6%減の1兆1900億円、営業利益が2.6%増の300億円、純利益が3.9%増の140億円が予想されています。
こちらも株価は2018年後半から下落トレンドが続いています。2011~2012年につけた安値700円が意識されてくるところです。下げ止まりを確認してから購入を検討してもよいと思います。
参考:日本株通信
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