GINZA SIXオープン!注目すべき2つのレストランをご紹介
GINZA SIXは2017年4月20日に、銀座6丁目の中央通り、松坂屋の跡地にオープンした大規模複合商業施設です。銀座で最近オープンした施設の中でも最大級を誇り、オフィス、能楽堂、屋上庭園、観光機能など、世界中の約240ものブランドが入居しています。もちろん、レストランやフードに関係した施設もたくさんあり、非常に注目されています。今回はその中でも特におすすめしたい厳選の洋食のレストランをご紹介しましょう。
Salt grill & tapas bar by Luke Mangan (ソルト グリル アンド タパスバー バイ ルーク・マンガン)
オーストラリアのシドニー、シンガポール、ジャカルタ、モルディブなど世界各地に展開し、クリントン元アメリカ合衆国大統領晩餐会やハリウッドセレブのパーティーでも腕を奮うルーク・マンガン氏がプロデュースしたレストランです。新丸の内ビルにある「Salt by Luke Mangan(ソルト バイ ルークマンガン)」はファインダイニングとして展開して人気を博していますが、こちらの「Salt grill & tapas bar by Luke Mangan」は名前の通り、グリルとタパスとバーを併せ持ち、カジュアルで様々なシーンで利用しやすいようになっています。
銀座中央通り沿いのダイニング
銀座の中央通りに面しており、バーカウンター、ラウンジ、ダイニング、プライベートルームのセクションで構成されています。プレートには本店でも使われているシンガポールのルザーンが、グラスにはオーストラリアのプラムが使われているなど、テーブルウェアにもこだわりがあります。
カクテルも充実
カクテルにも力を入れています。2016年に「第1回バカルディ レガシーカクテルコンペティション日本大会」で優勝を果たした櫻井将人氏が、アルコールとノンアルコール合わせて9種類のオリジナルカクテルをプロデュースしています。コース料理も提供していますが、みんなで気軽にシェアして食べられるレストランなので、今回はアラカルトでオーダーできるシグネチャーディッシュやシグネチャーカクテルを紹介しましょう。
カクテル
写真左は「"Salt"ed Lime Gin & Tonic(ソルティライム ジン&トニック) 1500円」で、メルボルンジンカンパニーのジン(MCG)を使ったカクテル。日本ではまだ馴染みが薄いですが、実はオーストラリアではクラフトジンが流行しています。MCGやタラゴンヴィネガーなどに漬け込んだライムが辛口で大人の味わいです。
右が「Beet it!! ビーツ イット 1200円」で、日本では珍しいビーツのノンアルコールカクテル。
ビーツは、オーストラリアのハンバーガーに挟まれているほど、オーストラリアでポピュラーな食材です。そのビーツのピューレに、ヨーグルト、ラズベリー、ソーダ、カラースプレーを加えています。※共に、税込み・サービス料は別途
パン
ルーク・マンガン氏オリジナルのオリーブオイル。オリーブオイルはコールドプレスなので鮮度がよいです。ちなみに、コールドプレスとは、30度以上の熱が加えられていない製法で、加熱されていないので酸化しません(残念ながら日本では販売されていませんが、オーストラリアでは販売されています)。パンの食べ方としては、まず最初にオリーブオイルにつけて、その後にデュカと呼ばれるスパイスを付けて食べるとおいしいです。
デュカはクミン、コリアンダー、ゴマ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオで作られており、中東で食べられています。
ヒラマサの刺身 ジンジャー&エシャロットドレッシング フェタ 1800円(税込み・サービス料は別途)
オーストラリアのキングフィッシュであるヒラマサを使った前菜。ジンジャーとエシャロットを刻んで甘酢に漬けて作ったドレッシングをかけています。周りにはネギとハーブののオイル。オーストラリア産フェタチーズを加えて、まろやかな味わいに。
ルーク・マンガン氏は、生の刺身にソースとチーズを合わせるのが得意なので、この独特な妙味を楽しんでください。
南オーストラリア産パスチャーフエッドビーフ ピナクル リブアイ 250g ズッキーニ トマト パースニップ アスパラガス パルメザン トリュフソース 5200円(税込み・サービス料は別途)
栄養価の高い植物で飼育した牧草牛「パスチャーフェッドビーフ」の中でも、「頂上」を意味し、全体の5%だけという希少なグレートサザンビーフ「ピナクル」を使ったグリル料理。低脂肪、低コレステロールでヘルシーながらも食味はよいです。牛肉の風味がしっかりと感じられ、脂もしっかりしているので、満足度が高いでしょう。独占契約しているので、日本ではここでしか食べられません。
オージーパブロバ パッションフルーツ ベリー 1000円(税込み・サービス料は別途)
オーストラリアの本店と同じデザートです。オーストラリアの伝統的なデザートを再解釈しています。名前を知らなければ、クラシックなパブロバとは思えないほど、モダンに昇華されています。
BunCoffe(バンコーヒー) 800円(税込み・サービス料は別途)
バンコーヒーは人気が出始めているオーストラリアのコーヒーで、市ヶ谷に店舗があります。オーストラリアのものをできるだけ使いたいというこだわりから、オーストラリアの豆を使うようになりました。
■Salt grill & tapas bar by Luke Mangan(ソルト グリル アンド タパスバー バイ ルーク・マンガン)
住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
TEL:03-6264-5402
営業時間:11:00~15:30 (L.O. 14:30)、17:30~23:30 (L.O. 22:00)
定休日:なし
アクセス:「銀座」駅から徒歩2分
地図:Yahoo!地図情報
URL:https://www.lukemangan.com/
※データは記事公開時点での内容です
ロムデュタン シニエ ア・ニュ(L'homme du Temps signé à nu)
GINZA SIXで「絶対ハズさない」レストラン、もう1店ご紹介しましょう。13階にはファインダイニングが揃っていますが、その中でも特に訪れておきたいのが、こちらの「ロムデュタン シニエ ア・ニュ」。
フランス料理に少し通じた人であれば、「ア・ニュ」という名前から、ここが広尾にある人気フランス料理店「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー」の系列店であることが想像できるでしょう。
「セット・セッテ(Sept/Sette)」に続いて、3店目となるレストランです。「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー」でスーシェフを務めていた簑原祐一氏がシェフに、メーテル・ド・テルを務めていた新井哲成氏が支配人に就任するなど、「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー」の遺伝子はしっかりと受け継がれています。
快適に過ごせる店内
店内のデザインは「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー」と同じく、アートディレクター・デザイナーとして活躍する左合ひとみ氏が、空間のディレクション、ロゴデザイン、メニューレイアウトを担当しました。チェリーの木が使われ、左官仕上げの白い壁で洗練されたシンプルな印象です。テーブル数が限定されているお陰で、ワゴンが余裕に通れ、隣テーブルとも距離があるので快適に過ごすことができます。
豪華なテーブルウェア
テーブルウェアも非常に豪華です。カウンター席にはクリストフルの最上位ブランド「ジャルダンエデン」の「パーシャリーゴールド」で料理を味わうことができます。都内でも他ではほとんど使うことができない貴重なカトラリーです。プレートは「ベルナルド」や「レイノー」といったクラシックな一流品に加えて「木村硝子店」の製品、さらには最高級のガラス器である「ルネ・ラリック」も用いられています。
こういったテーブルウェアを使って食べるだけでも、貴重な経験であると言えるでしょう。
ディナーはプリフィックスコース
「ロムデュタン シニエ ア・ニュ」でおすすめしたいのがディナーコースです。ディナーは以下の自慢の1コースが用意されています。Menu l'homme 13000円 ※税・サービス料は別途
- エクレア
- アミューズ
- アミューズ
- 前菜 1皿目
- 前菜 2皿目
- メインディッシュ(お魚、お肉など)
- フロマージュ
- お好きなだけワゴンでセール
- 食後のお飲物
「おまかせコース」で全てのメニューが決められているフランス料理店が多い中で、自分で選ぶ楽しみがあるのは嬉しいことではないでしょうか。
フロマージュが組み込まれていたり、デザートがワゴンであったりと、クラシックなフランス料理に忠実な面も見られます。
5種程度のワインを味わえるワインペアリングが7000円(税・サービス料は別途)という価格で用意されているので、お酒が好きな人には是非試していただきたいです。
ジャン ルイ ヴェルニョン エクスプレシオン エクストラ ブリュット ブラン ド ブラン 2009
シャルドネ100%のブラン ド ブラン。余韻が長く、とてもドライで後味がよいです。「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー」とは異なり、ハウスシャンパーニュはなく、季節毎に変えていきます。昼にはイングリッシュスパークリングワインも提供されるなど、様々なワインを楽しめることでしょう。
エクレア
自分で作るエクレア。「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー」では自分で取るアミューズが有名ですが、これを継承した一品と言えるでしょう。エクレアのシュー生地と、フィリングが分かれています。フィリングは静岡のレインボーマス、燻製クリーム、鱒子、オシェトラのキャビアで、ヘラの上に載せられています。
ナプキンもこのタイミングで提供されるのは、他にはない試み。蓑原氏はシェフ就任の話を聞いていた1年前から、1品目はエクレアを提供すると考えていましたが、完成したのは3日前という、直前まで考え抜いた一品なのです。
アミューズ1皿目
冷たいスープが注がれるので、最初はブラインドでテイスティングしてみます。その後で、何のスープであるかを教えてもらえるという、遊び心が加えられています。こちらは、そら豆のスープをギュッと凝縮したスープ。塩、水を加え、寸胴で煮出して1/10の出汁に。とても濃厚で澄んだ味わいです。
アミューズ2皿目
桜海老、白アスパラガス、桜海老コンソメジュレ、アスパラガスムースといった構成。底にはウズラのウフ ポシェ(温泉卵)。品のよさと力強さが一体となったグラスです。カクテルグラスは蓑原氏が木村硝子にオーダーして作ってもらったものだけに、美しく仕上がっています。
パン
自家製ブリオッシュ、バゲット、ミルクパンです。塩と豆乳を加え、空気を含ませた北海道のバターが提供されています。前菜1皿目 毛ガニとメロンのスープ
メロンは熟れているのといないものとバランスよく配しています。毛ガニは酸味を強くしてメリハリつけて。エストラゴン、シェリー酒で、メロンと毛ガニの味わいをつなぎます。周りにはだ単にオリーブオイル。フレッシュなスライスしたメロン、飴のチュイール、花、ナスタチウムと要素が多くて賑やかです。
前菜2皿目 甘鯛の鱗焼き ジュ・ド・ポワソン ウドのデクリネゾン
下野氏が出身の山口県の甘鯛。甘鯛はカリカリに表面を鱗焼き。ウドはソテー、泡にとデクリネゾンにして、サービス精神が旺盛です。手前のソースはヒュメドポワソンで、付け合わせはスイスチャード。レイノーのリムつき青皿に合います。
メインディッシュ 石垣牛のロースト その内臓のブレゼ
石垣牛は赤身が多くて肉感たっぷり。ストウブの鍋で焼いて、目の前に持って来てから切り分けてくれます。テール、胃袋、腸など、石垣牛の内臓のみで作ったブレゼは、赤身肉に包まれています。全く臭みがなくて食べやすいです。
ソースは木の芽とヨーグルトで作られているので、後味はさっぱりとして心地よいでしょう。
日本の食器が多い中、レイノーのリム付き緑皿を用いています。
フロマージュ
「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー」では30種もあるフロマージュワゴンがウリでしたが、こちらではアシエットで提供しています。クラシックスタイルでフロマージュがコースに組み込まれているので、苦手な人にも食べやすいように、デセール風の爽やかな一皿に仕上げています。
シェーブル フレをヌガーにして、ローズマリーをトッピングし、周りにはオリーブオイル。
好きなだけワゴンデセール
大きなワゴン、カウンターでは皿を並べて。好きなだけ選べます。ガトーショコラ、スフレチーズケーキ、ピスタチオのオペラ、イチゴのムース、クレームカラメル、レモンタルトといった6種のガトー、バニラアイスクリーム、キャラメルアイスクリーム、フランボワーズのソルベといった3種の氷菓。
まだお腹に余裕があるのなら、全種類を少しずついただきましょう。
食後のお飲物 フレッシュハーブティー
石垣島のレモングラスを使ったハーブティー。お茶菓子はアールグレイのマカロン、フランボワーズチョコレート、クルミのパウンドケーキ。
■ロムデュタン シニエ ア・ニュ(L'homme du Temps signé à nu)
住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 13F
TEL:03-6263-9773
営業時間:11:00~15:00 (L.O. 13:00)、17:30~23:30 (L.O. 20:30)
定休日:水曜、他不定休
アクセス:「銀座」駅から徒歩2分
地図:Yahoo!地図情報
URL:http://www.lhomme-du-temps.com/
※データは記事公開時点での内容です
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