健康的な口元は好印象! 社会人1年目にチェックしたい歯・口の健康
相手の口元を確認しないで話をすることはほとんどありませんよね。
新社会人も5月になると徐々に仕事にも慣れて、生活リズムが安定してくる頃だと思います。少し気持ちにゆとりが生まれたら、口臭予防などのエチケットや、口元の見た目の印象についても、チェックしたいものです。社会人1年目の方たちに向けて、今のうちに歯科医院に行くべき理由を解説します。
社会人としてチェックしたい3つの口元エチケット
社会人になると、気の置けない友人同士の付き合いとは異なり、全く初対面の仕事相手と改まって話す機会や、プレゼンや交渉の際に口元を見られることが増えます。見た目をさっぱりと整えることはもちろん、口臭などの見えない臭い対策にも気を配らなくてはなりません。社会人1年目のうちに知っておくべき、口元の3つのチェックポイントをご紹介します。
■口臭はないか
口臭予防は社会人の基本的なエチケットとして考えも良いでしょう。しっかりと話せていても、口臭が強いと、話の内容よりも、臭いの方が気になってしまいます。自分ではわかりにくい分、口臭がないか気になってしまう人もいるでしょう。歯科医院で自分の口腔環境を知っておけば、余分な心配をせずに済みます。
■虫歯はないか
改まった場では口元にも目線が集まりやすいため、特に前歯に虫歯があると目立ちます。虫歯は、放置すると悪化する一方です。新社会人の方で多く見かけるのは、子どもの頃は親に促されるなどして定期的に歯科検診を受けていたけれど、社会人になってからは歯科医院に行かなくなったというケースです。大学進学や就職などで地元を離れることで、かかりつけだった歯科医院から足が遠のいて、そのままになってしまうこともあります。
■ホワイトニングの必要はないか
最近では、ホワイトニングで歯の見た目を白くすることができるようになりました。営業や接客などの仕事はもちろん、他の職種でも、白い歯は周りに清潔感を与えます。年齢があがるほど、前歯の詰め物や被せ物も増えて本来の輝きを保つのが難しくなる傾向がありますが、新社会人の年代なら心配ありません。若々しくさらに健康的な印象を与えることができます。
社会人1年目が抱えやすい、歯・口の健康リスク
忙しい毎日を過ごす中で、歯のお手入れが後回しになる人は少なくありません。痛みが出ない程度に落ち着いていた虫歯が急に痛くなることも多い時期です。社会人1年目の環境変化が、歯に及ぼす影響もありますので、注意が必要です。■かかりつけ歯科医院から離れるリスク
転居や勤務先の場所などの関係でそれまでのかかりつけの歯科医院がなくなってしまうことがあります。新規患者として歯科医院に行くのは、勇気がいるもの。でも昔の歯科医院と違って、最近は患者さんの新規来院や転院もごく普通のことなので、気軽に問い合わせればいいでしょう。
■生活習慣が変化するリスク
忙しくなるとそれまでできていた歯磨きの時間が短くなったり、外食の増加や食事時間の変化などで、口の中の酸性状態が増えて、虫歯になりやすい環境になっている可能性があります。
■緊張状態が続くことで唾液の分泌が減少し、口臭・虫歯リスクが増加するリスク
日中に緊張状態が続くと唾液が減少して、口の中が渇きやすくなります。唾液が減少すると、口臭が強くなったり、虫歯リスクが高くなったりして、歯への負担が増加することになります。適度に水分を補給したり、リラックスを実感できる時間を作るなどすることも大切です。
■食生活の変化によるリスク
活動量が増加すると、食事の摂取量が増加する傾向があり、それまでの食事回数が増えたり間食などの回数が増えたりします。糖質摂取を体が要求することも考えられるため、それまでより虫歯リスクが高まることも考えられます。
余裕があれば矯正治療を検討するのもおすすめ
社会人になってから、初めて矯正する「大人矯正」は、この時期にすることが実はオススメです。矯正費用を自分で負担できるようになるためと、矯正にはある程度時間がかかるため、社会人の早い段階で矯正を始めることで、少しでも早い段階で終えることにつながります。さらにその先に訪れるかもしれない、結婚、出産、子育てなどの時期は、矯正に取り組む時間的余裕が少なくなることも考えられます。歯並びがよくなることから生まれる虫歯のリスクの低下などメリットも同時に享受できるのです。
最近の矯正は、矯正システムの種類が豊富になってきたため、以前よりも目立ちにくい素材や様々な方法を検討できるなど、矯正期間中に問題になりやすかったの審美的な問題をカバーできるようになっています。気になる矯正方法があれば、問い合わせをしたり、カウンセリングを利用したりして、自分の納得できるシステムを選択することをおすすめします。