視野が狭いと、人との違いが、より気になってしまう

美女と野獣

なぜベルは野獣を愛したのか?(c)2017 Disney Enterprises,Inc



「人は見た目で判断されてしまう」これは誰もが感じたことのある事実。◯◯なタイプ、××キャラという決めつけや人と違うことで「変わっている」と見なされることもあります。

流行を追い、周囲に合わせることで消せる個性もありますが、捨てられない、かけがえのない自分もあるはず。

実写版『美女と野獣』から今一度、人と違う自分を受け入れ、真実の愛を手に入れる方法を学びましょう。


映画『美女と野獣』のストーリー

美女と野獣

強い意志と優しさを持つ聡明なベル (c)2017 Disney Enterprises,Inc


ある城に、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまった一人の美しい王子がいました。魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない……。

呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベルでした。

聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村人たちになじめず、傷つくこともありました。それでも“人と違う”ことを受け入れ、自分らしくまっすぐに生きるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいる野獣。

城の住人たちの手助けから、ベルの勇気と優しさに触れて、本来の自分を取り戻していく野獣の恋の行方は……?


“真実の愛”を手に入れるには

美女と野獣

真実の愛を手に入れるために… (c)2017 Disney Enterprises,Inc


そうご存知の通り、美女と野獣は、野獣が自分の中の壁を打ち破り、ムリめな恋を叶えるストーリーです。では、いったい、どうやってその壁を打ち破ったのかを、ファンタジーなストーリーから、現実でも使えるプロセスへと読み解いていきましょう。


1.視野を広く持ち、自分らしさを決して見失わない
学校や職場など小さな世界にいるときほど、みんなと同じことをしないと「変わっている」と思われたり、人との違いが気になったりします。実際、自分が所属するコミュニティで馴染めず、居心地が悪かったとしても、違う場所で新たな価値観に触れるとその悩みが消えることがあります。

『美女と野獣』のベルも同じです。村の娘たちとは距離を置いていて、広い世界を夢見ています。たとえば、村の娘たちが色めき立つ“村のスター”であるガストンに言い寄られても、ベルは粗野でうぬぼれ屋の彼の求婚を受け入れる気になれません。みんなが憧れる男性の誘いを断ることも、独りで本ばかり読んでいるのも「変わっている」と見なされるのです。しかし、見方を変えれば、彼女は美しく聡明で読書家で、それは真実です。

世間の目は気になりますが、自分の大事な決断を「周囲にどう思われるか」基準で決めてしまうと、うまくいかないときに誰かのせいにしたくなってしまいます。それは本当の幸せではないのではないかと考えさせられます。

2.調子が良いときも、謙虚にふるまう
人にはいい時と悪い時があり、調子のいい時も悪い時もつねに謙虚な気持ちを持つことが重要です。例えば、見た目がいくらイケメンであっても、周囲に横柄な態度をとるような男性って、女性をガッカリさせますよね。

実際、野獣は魔女に呪いをかけられる前は若くて美しい王子で、傲慢だった過去がありました。ある嵐の夜、醜い老婆が現れて「寒さをしのがせてくださったら一輪のバラを差し上げましょう」と懇願したのですが、その願いを拒絶します。「ありのままの自分」と「他人を気にせず横柄に振る舞うこと」は同じではありません。


3.相手の興味に寄り添ったアプローチをする
そして、好きな人がムリめな相手だった場合、心をつかみたかったら、相手の興味あるもの、好きなものをきっかけすることで会話を引き出しましょう。それを、「女性はこういうものが好きだろう」「男性ってこういうものが好きよね」という目線で、デート先を選んだり、自分自身を着飾るのではなく、相手の内面にある興味に共感することが重要です。

映画でも、ベルから嫌悪される野獣でしたが、本好きなベルが目を輝かせるような書斎へと案内するなど、紳士的な面を見せるようになります。野獣が「読書家の彼女」という一面を読み取ったからこそ。だからベルも同じように野獣の内面をみてくれたのではないでしょうか。

4.子どもの心に戻れる場所で、一緒に心を解放する
アニメーション版でも印象的でしたが、ベルと野獣の雪合戦シーンは本当に可愛いので必見です。

お互い楽しみながらも本気で雪をぶつけるという、思わず子どもの心に戻って遊ぶことは恋愛において重要だと考えます。出会ったばかりの2人にいきなり愛が芽生えたり、けんかしていたカップルが仲直りしたりと、よい結果が生まれます。

それは、一緒に心を解放することが、2人の心の距離を縮めるきっかけになるからなのです。春夏の今であれば、都会の喧騒を離れ、公園などの自然の中に出かけて、心を解放してみては?

5.弱気になったら、応援してくれる仲間たちに頼る
「ムリめな恋愛」のまっただ中にいると、悩んだり、落ち込んだり、ついつい「自分なんて」と卑下しがちです。そこで、第三者として冷静に意見してくれる人や勇気づけてくれる人の親切なアドバイスがあると、自分の力にしなります。

映画にも、野獣がベルをボールルームへと誘い、黄色の美しいドレスをまとったベルと踊るシーンがあります。この夢のような時間は元使用人たちの応援のおかげでもあり、ベルに野獣のつらい境遇を知っている彼らの手助けがあったからこそ成功したと言えます。


真実の愛とは? そのために、恋愛に求めるものとは?

「真の美しさは心から生まれ出るもの」という強いメッセージがこめられている、映画『美女と野獣』。普遍的なテーマであり、アニメ映画としても全世界で人気がありますが、今回、現代的な解釈が加えられたことで、より自分たちに近いものとして感じられます。

誰もが真実の愛を欲しいと願うけれど、内面よりも外見で判断したりされたりすることが多く、周囲の目を気にしてしまいます。

もちろん勇気は必要ですが、最初から「どうせ自分なんか……」と諦めるのではなく、ムリめだと思っても、好意を伝える勇気は捨てずにいてもいいですよね。もし、あなたが居心地の悪い思いをしていたり、自分らしさに悩んでいるとしたら、この作品から愛と勇気を受け取ってほしいと思います。


作品紹介『美女と野獣』

美女と野獣

“人と違う”こと、自分の個性を輝きに変えることができるベル (c)2017 Disney Enterprises,Inc


ディズニー提供 “BEAUTY AND THE BEAST”
監督:ビル・コンドン
出演:エマ・ワトソン ダン・スティーヴンス ルーク・エヴァンス ケヴィン・クライン ジョシュ・ギャッド ユアン・マクレガー スタンリー・トゥッチ イアン・マッケラン エマ・トンプソン
公式サイト:Disney.jp/BeautyandBeast
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
4月21日ロードショー
(c)2017 Disney Enterprises,Inc

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