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EDの診察ってどんなもの?よく耳にする4つの疑問

EDは男性なら誰でもかかる可能性のある病気です。それを改善する治療薬は医師の診察を受けて処方箋を書いてもらえば簡単に入手できます。にもかかわらず、ED治療薬に対する先入観や誤った情報のために、診察室のドアをノックできないでいる患者さんが少なくありません。そんな方が抱く疑問に対する“処方箋”をまとめてみました。

提供:東和薬品

執筆者:All About 編集部

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ED(勃起障害)治療薬は、市販のかぜ薬や胃腸薬のように薬局やコンビニエンスストアなどで気軽に買うことができません。ED治療薬を入手するには医師の処方箋がいるからです。つまり、病院やクリニックを受診して、使っても差し支えないと診断された人にしか処方されません。とはいえ、病気の場所が場所なだけに、初めて診察を受ける時は不安になるはずです。しかし、実際は簡単な問診だけで処方される場合がほとんどです。「備えあれば憂いなし」。診察室のドアをノックする前の心の準備をしておきましょう。
 

1「診察する時、パンツも脱がされる?」

たいていの診察は簡単な問診と健康チェックだけで済むので、パンツを脱ぐ必要はありません

たいていの診察は簡単な問診と健康チェックだけで済むので、パンツを脱ぐ必要はありません

どのような診療科目でも、医者はまず患部を診ます。のどが痛いといわれれば懐中電灯でのどの様子を探り、腹痛を訴えられれば腹部を手のひらで押さえて反応を確かめます。

そういう診察風景を思い描く結果、EDの患部であるペニスの具合を確かめるためにパンツを脱がされるのではないかと不安を覚える患者さんは少なくありません。恥ずかしさが先に立って、受診を尻込みする患者さんもいるでしょう。

しかし、それは都市伝説に近い大きな誤解です。一般的にEDの診察は簡単な問診と、副作用を予防するための健康チェックだけで終わります。つまり、問診が主体ですから、そもそもパンツを脱ぐ理由や必要はまったくありません。

問診では、勃起時の状態や性欲の程度、性交回数など、性生活全般について尋ねられることがほとんどです。「最近はどれくらいの割合でうまくいきますか」といった質問で終わるところもあります。

健康チェックは薬が安全に使えるかどうかを確かめるためのものです。施設によっては、血圧、脈拍、血液検査、尿検査、心電図測定などを行います。その際、過去にかかった病気や現在の病気、今飲んでいる薬などを尋ねられることもあります。
 

2「泌尿器科以外でも処方してもらえる?」

結論から言えば、EDに関するチェックができれば、どんな診療科目でも治療を受けることができます。EDは直接的にはペニスに関係する病気なので、泌尿器科を思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし、EDの診断がつき、問診や健康チェックの結果、使用しても支障がないと判断されれば、診療科目に関わらず、ED治療薬は処方されます。泌尿器科ばかりでなく、内科でも形成外科でも大丈夫です。多くの場合、再診以降は注文票への記入だけで処方されます。

泌尿器科の門をくぐるのに気後れするなら、あえて他の診療科目を訪ねて相談するのも一つの方法です。大病院でもクリニックでも、問診や健康チェックの内容に大差はないので、入りやすい医療機関を選ぶとよいでしょう。

診察をスムーズに行うためにIIEF(国際勃起機能スコア)を使った「EDセルフチェック」をあらかじめ用意しておくとよいでしょう。問診ではたいてい、セルフチェックとほぼ同じ質問をされるからです。一種のリハーサルとして本番に備えることもできます。
 

3「飲んだらずっと立ちっぱなしになる?」

ED治療薬は条件が整った場合にだけ勃起するように効くので、飲んだだけで変化は表れません

ED治療薬は条件が整った場合にだけ勃起するように効くので、飲んだだけで変化は表れません

鎮痛剤を飲めば痛みが和らぎ、胃腸薬を飲めば胃の不快感が治まります。だとすると、ED治療薬を飲むと、ペニスは自分の意思に関係なく立ちっぱなしになるのでしょうか。

これも都市伝説の類です。ED治療薬はペニスを無理やり勃起させるのではなく、自然な勃起を助け、それを維持するための薬です。自然な勃起とは、性的な刺激によって起きるということです。ですから、ただ薬を飲んだだけでは、なんの変化も起きません。

大切なことなので繰り返せば、ED治療薬は「EDになる前の、自然に体が反応する状態を取り戻すことを助ける」ことを目的としています。ED治療薬による勃起は射精によって解消されます。勃起の始まりと同じように、治まるときも自然です。

ED治療薬を服用し、1回目の性交を終えて休息した後、性的な刺激を受ければ再び勃起することもあります。その勃起を生かして2回目に挑むかどうかは個人の自由ですが、うまく使えば、飲んでいることを忘れるくらい自然にふるまえるのがED治療薬の利点です。
 

4「一生飲み続けなければならない?」

脳や心臓などに関わる大きな手術をした人は血管の詰まりを防ぐため、血流を促す薬を生涯飲み続けなければなりません。命に関わるからです。

一方、ED治療薬は命に関わる薬ではありません。必要に応じて服用すればよいので、性交に差し支えない十分な勃起が得られるようになったら、薬の量を減らしてみてもよいでしょう。ED治療薬はあくまでも自然な勃起のための「助っ人」だからです。

ED治療薬そのものに依存性はありません。ただし、軽度のEDの場合、必要以上に頼ってしまうと自分の力で性的興奮を高める工夫を怠りがちになります。ですから、ED治療薬を使うことで勃起に対する自信をある程度回復したら、思い切ってED治療薬の力を借りずに性交を試みるとよいでしょう。それでもやはり心配ならば「お守り」として、調子の悪い時だけ飲むようにする方法もあります。

以上、よく耳にする疑問を4つ紹介しました。想像以上にハードルが低いと感じたのではないでしょうか。1人で悶々と悩むより、心配せずリラックスした気持ちで診察室の扉をノックしてください。

>>ED治療薬Q&A
>>EDの治療、費用の仕組みはどうなっているの?
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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