スマートフォンを始め、携帯電話にデジタルカメラの機能が標準装備されているいま、誰しもが日常的にデジカメを持ち歩いている時代になりました。それに伴い撮影する写真の数も膨大に増えてきます。そうすると大変なのが写真の整理と保存です。

日々進化し続けているインターネット環境、データの保存もその時々で都合のよい方法を選択するのがよさそうです。

そこでいまおすすめできる写真データの保存方法と整理術をまとめてみました。

▼INDEX
・いま最も手軽で便利なクラウドサービス
・残したい写真はプリントアウトで保存
・作るのも楽しいフォトブック
・アナログだけど確実な写真の整理術
・ガイドいちおし、手書きの手帳を使った写真整理



いま最も手軽で便利なクラウドサービス

写真整理

AppleのiCloudのトップページ。各社クラウドサービスでは無料と有料版がある。最初は無料版で使い勝手を試してみるのがおすすめ。


いま最も手軽に利用できて便利な写真データの保存方法としてお勧めできるのは、クラウドサービスの利用です。クラウドとは、各種データやソフトウェアをインターネット上のサーバーに保管する方法のこと。自身のアカウントのサーバーに保管したデータは、異なる機種のデバイスからログインして閲覧やデータの取り出しなども行えます。

クラウドの利点は、ネットに接続できる環境であればどこからでもデータを見られることです。例えば、自宅のパソコンでクラウドに保存した写真データを、外出中にスマホで見ることができるが可能になります。また定期的にデータを保存すればデータのバックアップにもなります。

クラウドサービスを利用するには、サーバーを運営している会社のサービスから選びます。データ保管の容量により無料と有料で使えるサービスがあります。

まず最初は、無料版で利用してみることをお勧めします。同じクラウドサービスでもそれぞれに特徴などがあるので、自分にとって使いやすいものを最終的に選んで使うのがよそさうです。

大容量の保管が必要になったら有料版に移行するという流れで利用してみるのが一般的です。

■主なクラウドサービス
・Dropbox(無料版2GB)
・OneDrive(無料版5GB)
・Googleドライブ(無料版15GB)
・iCloud(無料版5GB)


残したい写真はプリントアウトで保存

写真整理

フジフイルムのプリントサービスのトップページ。大事なプリントはプロショップに任せたほうが確実な品質のものを得られやすい。


写真を後々まで残すことを考えると、いまのところ最も確実なのは紙にプリントする方法です。意外かと思われるかもしれませんが、プリント保存は侮れません。

東日本大震災のあと、津波に流れたパソコンに入ったままのデジタルデータなどの復旧は難しかったのですが、プリントされた写真は破損しながらも残されたものが多数ありました。写真を後世に残す最も確実な方法はプリントした写真と言えます。このような事例からも写真をプリントで保存させる方法も取り入れることをお勧めします。

写真プリントと言っても、家庭用のプリンターで染料インクを使用して作ったプリントでは水への抵抗力が低いので長期保存には適しません。顔料インクを使ったプリントで仕上げる必要があります。顔料インクを使ったプリントでもこれまでの印画紙へプリントした写真と同様に紫外線などを避けて保管する必要はあります。扱い方法は、フィルム写真の印画紙プリントと同じです。

顔料インクを使ったプリントの作成は、カメラ店や出力センターなどのプリントサービスで行うことができます。高品質のプリントは、プロの技術とマシンが必要です。顔料インク用のプリンターも販売されていますが、日常的にプリントするのでなければ外部の専門店を利用するほうが確実です。

紙のプリント写真もデジタルデータと並行して保管するのがベストな体制です。特に大事な写真は、デジタルデータの保管だけではなく、プリントにして別々に保存させるとより確実に後世まで残すことが可能になります。

■プリントサービス会社の一例
・フジフイルムネットプリントサービス
・しまうまプリント


作るのも楽しいフォトブック

写真整理

DNPのフォトブックのトップページ。フォトブックを作って写真を整理保存するという方法も確立されてきた。小冊子版にまとめると見やすく配布にも便利。


プリント保管と同じような方法になりますが、アルバム形式として保管する形としてフォトブックの利用も便利です。

フォトブックの特徴は、簡単に編集できて小冊子を作れるところ。家族アルバムのような一般的な写真アルバムの形式はもちろんのこと、文章も掲載できるので、カタログ調の冊子やグラビア誌のようなスタイルなど自在にアレンジして作ることができます。

文章を載せられるので、写真についての説明もできて効率的にまとめておく方法としては最適です。フォトブックを販売しているサービス会社が提供する編集アプリなどを使うことで、ネット上で簡単に編集してオーダーまで完結させることができます。また冊数も自由に決められるので、多くの人に配布する目的で作ることも可能です。

フォトブック制作は、編集作業が要なので、事前に写真の編成と誌面の台割などを決めてから行うとスムースに行うことができます。

■フォトブックサービスの一例
・DNPのフォトブック
・フォトバック


アナログだけど確実な写真の整理術

写真整理

たくさんの写真データ。整理したあとに検索しやすくする方法を考えておくことが大事。


写真の整理方法は、写真整理ソフトを使い一枚ごとの写真に関連するタグ名を入力する方法もあります。この方法を活用すれば、そのソフトを使ってパソコンで膨大なストック写真から瞬時に選びたい写真にたどりつくことができます。ただ、この場合に大変なのが一枚ごとへのタグ付け。自分でタグ付けに一定のルールを決めて、一枚の写真に複数のタグ名を付ける作業は簡単そうで骨が折れる作業です。

整理するときに大事なことは、整理後に検索しやすい手順も考えておくということ

そこでガイドも実践しているもっと単純だけど使いやすい整理術をひとつご紹介します。それは手帳を利用した整理方法です。


ガイドいちおし、手書きの手帳を使った写真整理

まず、写真を撮影した日、または近い日にち分で画像データをひとつのフォルダとして保管します。タイトルには日付と撮影した内容、または撮影地などわかりやすいタイトルを記しておきます。

そして、手書き用の手帳のスケジュール欄に撮影した場所や内容も同様に記入しておきます。これを続けておくことで、その年度の手帳が撮影した写真内容のINDEX帳にもなるわけです。

写真を検索する方法は、例えば去年の春ごろに撮ったの海の写真のデータを振り返りたいという場合、去年の手帳を取り出して春の時期の書き込みを探していきます。その中で海やそれに近い記述のものがあればその日付のフォルダを探すという流れで写真にたどりつくという方法です。

自分で撮影した写真の記憶は案外残っているもので、一定の日時と場所がわかれば撮影した写真の内容の断片が甦ることも多いのです。このINDEX手帳はその記憶の呼び水にもなります。

とてもアナログな方法ですが、これで結構必要な写真のデータにすぐにたどり着くことができています。ただ必要なことは、小まめなデータの保管と手帳への記述です。この方法をたたき台に使いやすいようにアレンジしてもらうとさらに便利なアナログ整理術ができるかもしれません。

 




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