毎シーズン、世界選手権はシーズン最終盤のもっとも大切な大会ですが、特に今シーズンは、この大会の最終結果(順位)によって、来年の平昌五輪の出場枠(各国が何人選手を出場させられるかの数)が決まることもあり、例年以上に注目されています。
今シーズン、ここまで、素晴らしい演技がたくさんありました。
数日後に迫った世界選手権で素晴らしい演技を見せてくれそうな選手たちの、今シーズンのおススメの演技を、いくつかご紹介します。
男子シングル
昨シーズンから、ショートプログラムで2種類の4回転を跳んだり、フリーで複数種類で複数個の4回転ジャンプをきれいに決めたりする選手が続出しています。そうした史上最上レベルの4回転時代に熱く戦っている選手たちの演技です。羽生結弦(22歳)
四大陸選手権 フリー「Hope & Legacy」
宇野昌磨(19歳)
四大陸選手権 フリー「ブエノスアイレス午前零時」「ロコへのバラード」
ハビエル・フェルナンデス(スペイン、25歳)
2017年ヨーロッパ選手権ショートプログラム「マラゲーニャ」
ネイサン・チェン(アメリカ、17歳)
全米選手権 フリー「韃靼人の踊り」
パトリック・チャン(カナダ、26歳)
グランプリファイナル ショートプログラム「ディア・プルーデンス」「ブラックバード」
田中刑事(22歳)
NHK杯 フリー「フェデリコ・フェリーニ・メドレー」
ミーシャ・ジー(ウズベキスタン、25歳)
フランス杯 フリー「くるみ割り人形」
ジェイソン・ブラウン(アメリカ、22歳)
四大陸選手権 フリー「ピアノ・レッスン」
女子シングル
3回転+3回転を、基礎点が1.1倍されるプログラムの後半に入れた演技や、フィギュアスケートの美しさを追求したスケーティングなどがさまざま見られます。カロリーナ・コストナー(イタリア、30歳)
2016-17ヨーロッパ選手権フリー「『ニシ・ドミヌス(主が家を建てられるのでなければ)』より」
アンナ・ポゴリラヤ(ロシア、18歳)
グランプリファイナル フリー「映画『モディリアーニ 真実の愛』より」「Le Di a la Caza Alcance」「Memorial Requiem」
エフゲーニャ・メドベージェワ(ロシア、17歳)
2016年ロシア選手権フリー「映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』サウンドトラックより」
樋口新葉(16歳)
フランス杯 フリー「シェヘラザード」
三原舞依(17歳)
四大陸選手権 フリー「シンデレラ」
本郷理華(20歳)
全日本選手権 ショートプログラム「カルミナ・ブラーナ」
ペア
男子シングルとともに、ペアも高難度ジャンプの時代です。その中でどれだけの演技ができるかが、勝敗をわけそうです。アリョーナ・サフチェンコ&ブリュノ・マッソ(ドイツ、33歳、28歳)
ヨーロッパ選手権 フリー「Lighthouse」
エフゲーニャ・タラソワ&ウラジミール・モロゾフ(ロシア、22歳、24歳)
ヨーロッパ選手権 ショートプログラム「Glam (Electro Swing Remix)」
ウェンジン・スイ&コン・ハン(中国、21歳、24歳)
四大陸選手権 フリー「明日にかける橋」
メーガン・デュハメル&エリック・ラッドフォード(カナダ、31歳、32歳)
カナダ選手権 フリー「水に流して」
ヴァネッサ・ジェームス&モーガン・シプレ(フランス、29歳、25歳)
ヨーロッパ選手権 フリー「Sound of Silence」
須藤澄玲&フランシス・ブードロー=オデ(19歳、23歳)
四大陸選手権 ショートプログラム「さくら」
アイスダンス
長年パートナーを組んできたことで円熟味を帯びた熱い演技がたくさん見られそうです。テッサ・ヴァーチュー&スコット・モイア(カナダ、27歳、29歳)
四大陸選手権 フリー「Pilgrims on a Long Journey」「Latch アコースティックバージョン」
ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン(フランス、21歳、22歳)
ヨーロッパ選手権 フリー「Stillness」「Oddudua」「Does Not Wait」
エカテリーナ・ボブロワ&ドミトリー・ソロビエフ(ロシア、27歳、27歳)
ヨーロッパ選手権 フリー「前奏曲20番」「四季」
マイア・シブタニ&アレックス・シブタニ(アメリカ、22歳、25歳)
四大陸選手権 フリー「エボリューション」
村元哉中&クリス・リード(24歳、27歳)
アジア大会 ショートダンス「The Sun's Gonna Shine Again」「I've Got a Woman」「Mess Around」