ポイントを交換できるプリペイドカードが増えている
2016年はプリペイドカードの発行が多い年でした。ドコモの「dカード プリペイド」やセレスの「POINT WALLET VISA PREPAID」、LINEの「LINE Payカード」などが誕生しています。2017年以降もプリペイドカード発行ブームは続き、新たに発行されたのが「Polletカード(Pollet Visa Prepaid)」です。これらのプリペイドカードは、「LINE Payカード」はJCB、「dカード プリペイド」はMastercard、「POINT WALLET VISA PREPAID」や今回発行された「Polletカード」はVisaという国際ブランドがついたプリペイドカードです。
ポイント交換を国際ブランド付きのプリペイドカードにチャージするメリットは、何と言ってもポイントの使い勝手が良くなる点です。例えば、dポイントは提携店が増えてきましたが、まだまだ2万店舗程度でしかポイントを利用できません。しかし、dポイントをdカード プリペイドにチャージすれば世界中の約4000万のMastercard加盟店で利用できるようになります。
また、ポイントには有効期限が設けられていて、有効期限内に使わなければ失効しますが、プリペイドカードの場合は使い勝手が良くなるために、失効することは激減するでしょう。
足りない分はクレジットカードチャージ
ポイントをチャージした分を使ってしまった場合は、そのカードはどうすれば良いでしょうか? 残高が少なくなるとクレジットカードからチャージすることが可能です。新たに発行された「Polletカード」はセディナ発行のクレジットカードでチャージする場合は、チャージ手数料は無料です。それ以外のクレジットカードの場合は300円の手数料がかかります。
手数料がかかったとしても、チャージ時には0.5%の増量があるため、6万円をチャージすると、6万300円分利用できるようになり、300円の手数料はプラスマイナスゼロになります。
1回のチャージ上限の50万円をチャージした場合を考えましょう。0.5%の上乗せがあるため、50万2500円分の利用が可能となります。楽天カードでチャージした場合は、手数料が300円ですから、実際には2200円のプラスです。さらに、5000円分の楽天スーパーポイントを獲得できますので、合計7200円分のプラス。還元率は1.44%まで上昇します。
プリペイドカードは使いにくいポイントを使いやすくするだけでなく、クレジットカードと組み合わせると、クレジットカードをさらにお得にすることができるツールとなるのです。