中1、2生の英語学習のポイントをお伝えします。
中1生の英語学習のポイント
まず、中1生にお伝えします。中1の英語学習で、まず理解しておく必要があるのが一番の基本である「be動詞と一般動詞の区別」です。「be動詞」は数学で言うところの「=(イコール)」の働きをします。例えば、「I am a student.(私は生徒です。)」は、「私=生徒」となります。「一般動詞」はその多くが国語で言うところの「動詞」です。「I play soccer. (私はサッカーをする。)」というように「動き」をイメージさせるものが多くなっています。この「be動詞」と「一般動詞」が同時に出てきて混乱しやすくなるのが「現在進行形」です。ただ、「be動詞と一般動詞の原形にingをつける」という基本の形が理解できていれば問題ありません。この「現在進行形」の単元は中2では「過去進行形」や「動名詞」で発展的な学習につながり、高校入試ではリスニングで頻出の単元となっていきます。しっかりとマスターしておきたい単元です。
また、これまで学習してきた重要な単元として「can(~できる)」があります。こちらは中2では「助動詞」として発展的な内容になり、入試でも会話文形式の問題で近年よく出題されています。
さらに、「一般動詞」の「Do」を使うときと、「Does」を使うときを、きちんと区別できるようにしておきましょう。苦手な人も多いですが、簡単に解決できます。コツは「主語を見ること」です。「Do」を使う主語は「I 」、「You」、「We」、「They」、「He・She・Itの複数」です。
それに対して「Does」を使うのは「He」、「She」、「It」のときです。これさえわかっていれば過去形の学習に進んでも大丈夫です。
中2生の英語学習のポイント
つぎに、中2生に3月に向けた英語学習のポイントをご紹介します。まず、英語が得意な人は、「受動態」の完全マスターをめざすことをおすすめします。近年の入試問題でも私立高校や難関都立高校を中心に出題される重要単元です。「受動態」の文法問題の基本は「能動態(~が~する)」と、「受動態(~が~される)」の書き換えです。注意したいのは過去分詞を正確に覚えているかどうかということです。「受動態」は「be動詞+過去分詞」が基本の形となります。不規則変化する動詞を中心にしっかりと覚えて書けるようにしておきましょう。
英語に苦手意識を持ってしまっている人は「比較」単元の完全マスターをおすすめします。この単元は中2の英語学習の山場であり、中心となります。英語の成績アップには外せない単元です。
日本語をよく見て、
- 原級(同じくらい)
- 比較級(~より…だ)
- 最上級(1番、最も)
以上、3学期終了から入試までを見据えた英語学習のポイントとなります。しっかり復習をし、成績アップをめざしましょう。