値動きのコツをつかみ、10分後のレートを想像する
前回の記事『素早い損切りを味方に、億を稼ぐ!前編』から続きます。バイナリーオプションを始めて半年間は、なかなか利益を出すことができず、100万円弱あった資金は20万円を切ったこともあった。しかし、復活劇はここからだ。毎日長時間チャートを見続けたことで、値動きのイメージができるようになったA氏は、そこからは順調に勝ちトレードを重ね、半年後に資金は200万円に増加。最初は厳しかったものの、一年間で、資金は倍以上になった。
A氏は、「集中力はある方だと思う。もちろん間違える時もあるが、10分後のレートは想像できる」と話す。ただし、勝ち続けるには、相場の後押しも必要だ。ちょうどその頃、アベノミクス相場が始まり、ドル円やクロス円が大きく上昇した半面、A氏がメインで取引していたユーロドルは全く動かなくなった。
バイナリーオプションは、動きが小さくても利益をとることができる仕組みだが、予想は難しくなる。
一年間チャートを見続け、値動きのイメージができるようになったA氏は、「今度こそ」という思いで、FXに再チャレンジすることを決めた。
FX取引再開後、たった1年で億トレーダーに
再開したFX取引は大成功。「200万円の資金は、半年で約2000万円から3000万円に増え、その半年後にはさらに10倍になっていた」。もちろん、「その後も順調」だという。「利益が出ているポジションはさらに上乗せし、そうでないポジションはすぐに損切りする」。バイナリーオプションで場数を踏んだことで、A氏のトレードスタイルは一変し、「利益を守るための『素早い損切り』を身につけることができた」。
損を確定することで、保証金の目減りを防ぎ、投資資金を有効に活用できる。取引していればこそ、「損を上回る利益をあげるチャンスが生まれてくる」のだ。
損切りのほかに、特別な勝てる手法はないのか?
A氏は「よく聞かれるが、特別な手法はない」と笑う。「素早く損切りするだけ。レバレッジをきかせている取引だからこそ、潔い損切りが大切」と強調する。しかし、「エントリーするポイントは特に決めていないが、自分のイメージと違う値動きをした時は、エントリーすべき時だと思う。例えば、米国の次期大統領にトランプ氏が決まった後に、円が急激に売られたが、あの時も、市場参加者の円安許容度が上がったのだと感じた。自分では想像できない、または、自分の想像を超えた値動きをした時は、マーケット自体が変わった可能性が高く、違う参加者が入ってきたように感じる。もし、動きが変わったと感じたら、とりあえずのってみることも大事」だとも、話してくれた。
また、投資資金が増えた今、A氏が大事にしているのは「FX会社選び」だという。
優先すべき条件は、「連続発注がしやすいこと」だ。なぜなら、「多くのポジションを持って、それらすべてを利益確定で終えるのは、結構大変なこと。だから、狙った価格で約定できることがとても大事。突発的な出来事や経済指標の発表時に、レートがグレーアウトし、取引すらできなくなる会社もある中で、たとえスプレットが広がったとしても取引できる、『約定力のある会社』を選ぶこと」が、勝つトレーダーになるための大きなポイントだという。ぜひ参考にしてほしい。